練馬区立旭町小学校

5月10日(金) その1

 1年2組の教室で、「そらまめくんのベッド」という絵本の読み聞かせをしていました。来週月曜日に、1年生は「そら豆のさやむき体験」があります。その事前指導として、この絵本の読み聞かせを行いました。
 そらまめくんの宝物は、雲のようにふわふわで、綿のようにやわらかいベッドです。そのふわふわのベッドをグリンピースくんたちがうらやましがりますが、そらまめくんは絶対に貸そうとしません。ところが、ある日そらまめくんのベッドが見当たらなくなってしまいました。やっと見つけたベッドには、ウズラが卵を生んで温めていました。やがて生まれてきたウズラの赤ちゃんを見て、そらまめくんの気持ちが変わっていきます…。お話の内容も絵も、とてもかわいらしい絵本です。自分の物を誰かに貸してあげることや、困っている友達を助けてあげることの大切さが、きっとこの物語から伝わることでしょう。友達を思いやる気持ちが育まれる一冊でもあります。(写真上)
 この絵本は、作者の なかや みわ さんのデビュー作でした。最初は、福音館書店の月刊誌「こどものとも」に掲載されました。その後、多くの反響があり、絵本となったようです。そらまめくんの絵本はシリーズ化されていて、「そらまめくんの新しいベッド」や「そらまめくんとおまめのなかま」など、どれも楽しい内容になっています。学校の図書室にも置いてあるので、今後手にする子が出てくることでしょう。
 1年生は、さやむきをしたそら豆を入れておく箱も用意してあります。大きな紙を折って箱を作りました。月曜日は、1校時にさやむき体験があります。そら豆のさやの中が、どんなふわふわのベッドになっているのか、とても楽しみになりました。
 4年生は、理科の時間に「動物のからだのつくりと運動」という学習をしています。骨や筋肉のつくりと働きに着目して、人や他の動物の体のつくりと運動との関わりについて調べていく単元です。
 理科の学習には実験や観察がつきものですが、人の体の中の仕組みを調べるのはとても難しいものです。腕が曲がる仕組みは、自分の腕を曲げながら骨や筋肉を触って想像するしかありません。筋肉が伸び縮みしていることはなんとなく分かりますが、骨がどのように曲がる仕組みになっているのかは、調べようがありません。
 1組では、NHKで配信している理科の番組を使って授業を進めていました。特殊なカメラを使うと、人の体の様々な部分が動く様子を見ることができます。エックス線を使った撮影で、体のところどころにある関節で骨が自在に曲がる仕組みになっていることがよく分かりました。けがをして病院に行った時に、レントゲン写真で自分の骨を見たことがある子が何人かいました。手の指の一つ一つにもたくさんの関節があり、自由に動く仕組みになっていることが分かりました。(写真下)



【校長室より】 2024-05-10 18:23 up!

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