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12月25日(水) その2

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 学期末と言えば、「テスト」を思い浮かべるのは教員で、子ども達は「お楽しみ会」を連想することでしょう。昨日、すでにみんなで話し合って決めたお楽しみ会を開いたクラスがありました。今日もいくつかのクラスで様々な取り組みを見ることができました。
 6年2組は、家庭科室で調理をする活動でした。「食の展覧会をしよう」というテーマで、グループごとに工夫してパフェを作り、お互いの作品を鑑賞し合うという企画でした。食べ物が食べ物だけに、鑑賞よりも「作る楽しさと食べる喜び」がメインとなったようです。
 まず、パフェの入れ物がグループごとに工夫されていました。すてきなワイングラスを用意してきたところもありました。また、パフェを飾るための材料がいろいろあって面白いなと思いました。チョコレートを湯煎したり、パンケーキを焼いて乗せたり、中にはプリンを丸ごとプッチンしてグラスに入れていたグループもありました。食べ応え十分です。さらに、コーンフレークを用意してきて、上手にパフェをかさ増しして盛り付ける心憎い技術も見られました。ちなみに、先日のある漫才コンテストをきっかけにして、今週に入ってからコーンフレークが急激に売れているそうです。
 パフェの彩りは、何といってもフルーツです。まだ値段が高いであろうイチゴをふんだんに使ったグループがありました。比較的安価なみかんを用意したグループも多く見られました。缶詰のみかんを使えば良かったと思うのですが、みかんの房ごと(薄皮がついたままで)パフェに入れていました。子ども同士では、それほど違和感はなかったようです。(写真上)
 校庭や体育館を使ってのお楽しみ会も、子ども達は大好きです。そして、男女みんなで楽しめるという理由から、ドッジボールがよく行われます。4校時に、校庭で3年2組と4年3組がお楽しみ会を行っていました。昨日よりも気温が一段と低くなりましたが、元気よくボールを追いかけ、とても楽しそうにゲームをする姿が見られました。(写真中)
 教室では、1年2組がお楽しみ会を開いていました。黒板に貼ってあった子ども達の手作りのプログラムには、「どんちけた、ボーリング、ダンス、たけのこゲーム、ビンゴ、カラオケ」と書いてあり、盛りだくさんのお楽しみ会であることが想像できました。
 ビンゴは、係の子がビニール袋の中からくじを引いて数字を伝えていきます。ビンゴになった子は、先生のところに紙を持っていくと、スタンプを押してもらえます。大人にとってはそれだけのことなのですが、1年生にとっては、ビンゴをするかしないかは一大事です。ものすごい盛り上がり方でした。
 カラオケは、ちゃんと折り紙で作ったマイクが用意してありました。CDに合わせて「パプリカ」を女の子たちが歌った後、男の子が一人で出てきて「世界に一つだけの花」を歌いました。それも、CDがなかったのでアカペラで…。(写真下)その後もエントリーしていた子ども達が何人かいて、マイクを手に歌ったようです。お楽しみ会も時代とともに変わってくるものだと思いました。
 さて、明日から13日間にわたる冬休みになります。健康に気をつけて、有意義な長期休業になるようにしてください。今月は、近隣校でインフルエンザによる学級閉鎖の情報を聞きました。田柄小は、先週と今週で2年生に流行の兆しが見られました。冬休み中も、引き続き健康管理をよろしくお願いいたします。
 では、よいお年をお迎えください。

12月25日(水) その1

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 2学期に入り、81日目の登校日になりました。今朝はまず、体育館に全校児童が集まり、2学期の終業式を行いました。
 終業式の話として、自分自身の成果と課題をしっかり確認してから3学期を迎えることについて話しました。・・・長かった2学期を振り返ると、夏休み明けの水泳指導(6年生は水泳記録会がありました。)から始まり、運動会、展覧会、長なわ記録会で新記録を出したクラス、持久走記録会のがんばりと、様々な取り組みがありました。その他にも、授業中の発表やあいさつをがんばった子や、忘れ物が少なくなったという子もいたことでしょう。練馬区では、パソコンのシステム障害のために、通知表は1月に入ってから渡すことになりました。田柄小では、3学期の始業式の日に通知表を渡す予定でいます。そんな状況の中でも、きっと全校の子ども達の心の中には自分自身の通知表があり、成果と課題をもうすでに見つけている子がいるでしょう。2週間後の3学期始業式の日には、ぜひしっかりと自分自身の目標をもって登校してくるようにしてほしいと思います。・・・
 児童代表の言葉は、2年生が担当しました。今学期にがんばったこととして、運動会のダンスやかけ算九九、持久走記録会を挙げていました。九九は、家でお母さんに聞いてもらうことで上達したそうです。また、持久走記録会では、お母さんの応援があったからいい記録を出すことができたと話していました。・・・家の人の支えや励ましが大切であり、子どもの成長に欠かせないものであるということが良く伝わってきました。(写真上)
 今日の給食は、セレクト給食でした。あらかじめ示されたAとBの献立から、自身で食べたい方を選んでおいてありました。全校では、Aの「鶏肉のトマトチーズソース」を選んだ子が多かったようです。しかし、いくつかの教室を回ってみると、Bの「カラフルハンバーグ」を希望した子が多いクラスもありました。
 1年生の給食の準備を見ていると、当番の仕方がとても上手になったことが分かります。(写真中)同じ様に盛り付けをしたり、一方通行で効率よく準備をしたりと、きちんと自分たちの力で給食の用意をすることができていました。
 ただ、1年生は自分がAランチとBランチのどちらを選んでいたのか忘れてしまった子が多く、担任の先生が記録を見ながら確認してあげていました。
 終業式の日と言えば、大掃除がつきものです。5校時は、校内いたるところで掃除をがんばる子ども達の姿が見られました。高学年は、児童机と椅子を全て廊下に出し、普段掃除をしないところまで手を伸ばしてきれいにしていました。教室の床をぴかぴかに磨き上げると、普段使っている教室が広々と感じられるから不思議です。(写真下)
 掃除をすると、心の中まですっきりときれいになるものです。年末の大掃除は、日本の伝統的な文化の一つと言えます。心を清めて新年を迎えるという、日本人の習慣としてとても大切なものです。各ご家庭でも、冬休み中にぜひ子ども達に大掃除を手伝わせるようにしてください。私も、今度の土日は自宅の担当箇所の掃除が待っています。しかし、その前に年賀状の作成もあり、宿題をたくさん抱えて冬休みに入る予定です。

12月24日(火)

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 どの学年でも、学期末のテストが行われてたり、返却されたりしています。各教科のワークテストには期末テストがあり、4か月間の2学期の学習を振り返ったり、学習したことを利用した応用問題が試されたりもしています。
 学習の振り返りでは、今学期に習った漢字を復習することも大切です。国語のワークテストにも、学期末の漢字の復習問題があります。通称「50問テスト」と呼ばれています。全面(表も裏も…)、漢字の読み書きの問題がたくさん印刷されています。漢字を覚えるのが苦手な子どもにとっては、これほど大変なテストはありません。漢字は、考えてできる問題ではないからです。また、9月や10月の頃の漢字テストはがんばっていたものの、時間が経てば忘れてしまうのは誰もが同じです。久し振りに出てきた漢字は、普段使っていなければ思い出すのは困難なことです。(これは、大人も同じです。)
 担任の先生は、そういう子ども達の実態を考え、工夫して50問テストを使っています。例えば、同じ問題を印刷して何度も練習する期間をとり、予告してから50問テストを行う方法です。あるいは、そのテストに合格ラインを設定し、各自が合格するまで何度も挑戦させる方法です。とにかく漢字の学習は、「がんばって練習してできた!」というがんばり経験を積ませることが大切です。
 2年2組では、まず今学期に習った漢字をどの程度覚えているのかの確かめをしていました。(写真上)読み書きを忘れてしまった漢字や、送り仮名を間違えた問題は、これから冬休みに向けて練習をしていくことでしょう。日本人なら誰もが通ってきた漢字練習です。繰り返し努力することの大切さを学ばせたいものです。
 1年生が年間に習う漢字は、80字あります。2年生は、その倍の160字です。(3年生は、200字)低学年の漢字を全て覚えると、日常生活で必要なおおよその漢字が使えることになります。
 1年生の教室では、子ども達がけん玉に夢中になっていました。(写真中)1年生の生活科の時間では、冬を楽しく過ごす学習単元があります。そこでは、お手玉やおはじき、こま回しなどとともに、けん玉を扱い、伝承遊びを体験します。学校には、クラスの児童数分のけん玉が用意してあり、全員で一斉に遊ぶことができます。(今日は、テストの直しが終わった子からけん玉で遊んでよいことになっていました。)
 毎年、1年生の中にはとても上手な子がいるものです。聞いてみると、学童や保育園でけん玉をずっとやってきたようです。やはり、経験に勝るものはありません。そういう上手な子が、友達に時々コツを伝えてくれます。お皿の持ち方であったり、足腰の使い方であったり・・・。
 3学期に入ったら、1年生全体で他の遊びも含めて取り組んでいきます。サンタさんにけん玉をもらいたいという子はいないと思いますが、興味があったらお年玉で買ってみたらどうでしょう。
 6年生は、学年で最後のそして小学校で最後の合奏に取り組んでいきます。すでにリコーダーの楽譜が渡されていて、練習をしてきました。いよいよリコーダー以外の楽器を決めることになります。
 ピアノ以外では、キーボード、アコーディオン、バスマスター、鉄琴、木琴、ドラム、マラカス、カウベルなどの楽器を使います。さらに打楽器としてボンゴとコンガも・・・子ども達は一番にこの打楽器を希望したいようでした。(写真下)
 担当する楽器は、冬休み明けにオーディションで決めます。希望する楽器用の楽譜を各自がもらっていきました。自分でどうしてもやりたいという楽器の希望があるのなら、オーディションに向けて練習をしておくことが必須です。家に帰ってから、テーブルを両手のひらでたたきながらリズムを取っていたら、打楽器を希望していると思ってください。
 合奏するのは、東京スカイパラダイスオーケストラの曲です。6年生が運動会の組体操で、ピラミッドを行った時に流れていた曲のようです。

12月23日(月)

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 1年生は、今月の体育の時間からなわとびを使った運動を行っています。田柄小では、3学期に入ってすぐに「なわとび月間」が始まります。2月上旬までの4週間、全校児童がなわとびカードを使って取り組んでいきます。1年生では、その前になわとびの基本技となる前跳びや後ろ跳び、あや跳びなどができるようにしておこうと、体育の時間を中心に指導しています。(写真上)
 毎年1年生の子ども達のなわとびの様子を見ていると、すでに入学前から上手に跳べる子が多いことに気がつきます。幼稚園や保育園でもなわとびを積極的に取り入れているようです。鉄棒運動もそうですが、小学校に入る前から様々な運動に慣れ親しんでいるのはとてもありがたいことです。
 1年生の子ども達は、休み時間にもなわとびを持って中庭やけやき広場で練習する姿が見られます。きっと、来月になってなわとび月間が始まったら、夢中になって取り組むこと間違いなしです。
 5年3組で、書き初めの指導をしていました。全員の机や椅子を廊下に出し、床に新聞紙を敷いて場所をつくってから取り組んでいました。(写真中)
 普段の書写の時間に行う毛筆は、児童机の上で書いています。しかし、書き初めの縦長の半紙では、机の上を使うのは大変なことです。また、せっかく書いた作品を汚してしまう危険性も大いにあります。クラス全員で書き初めをするには、教室よりもさらに広いスペースがあると便利です。3学期の初めには、全員で体育館に集合して一斉に書き初めを書く、「席書き」を予定している学年があります。冬休み中に書き初めの練習をする際も、机やテーブルの上で書くよりも、床で書くようにしてみてください。
 2学期の登校日数も、今日を入れて残すところ3日間となりました。今学期に購入したドリルやプリント類を全て行ったうえで、冬休みを迎えるようにしていきます。1年生も、計算ドリルや漢字ドリルを購入しています。いよいよそれらのドリルも今学期の復習を行う最後のページに近づいてきました。
 1年生は、算数の学習で「3つの数の計算」を習いました。「8−6+7」や「10−7+5」のような計算です。ドリルの問題をノートに書き写しながら、一つずつ問題を解いていきました。(写真下)計算ドリルは、繰り返し行うことが重要です。ですから、どの学年もノートに式や答えを書いていくようにし、ドリルには直接書き込まないようにさせています。冬休み中に復習としてドリルの問題をやってみるのも良いでしょう。
 ところで、ドリルの問題を正しく書き写すということも、子どもにとっては大切な学習の一つです。普段の授業でも、黒板の文字をノートに書き写すのはどの教科でも行われています。この「目で見て覚え、ノートに書く」という一連の動作が、子どもの脳の発達には大切であると言われています。

12月20日(金)

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 学期末が近づいてきました。今日が終わると、来週の3日間で2学期の学校生活が終了することになります。どこの学年、どこのクラスでも、今は学期末のまとめのテストの真っ最中です。
 1年生もワークテストがあります。今日は、国語の学期末テストを行っていました。教室の真ん中の列で分け、廊下側と窓側それぞれの方向に机の向きを変えてから行っていました。1年生とはいえ、もちろん真剣にテスト用紙に向かっていました。(写真上)
 1年生は、2学期に入って国語で習う内容がグンと増えました。(これは、算数でも同じです。)カタカナや漢字の学習は、2学期になって新たに習った内容です。また、物語文や説明文など、1学期よりも内容が難しくなってきています。ということは、テストの点数が1学期の頃よりも大きな差が出始める頃であると言えます。必ずどの学年でも、今学期に行ったテスト用紙は家庭に返しますので、どれだけ理解ができているのかを確かめるようにしてください。点数だけで判断するのではなく、どういう間違いをしているのかを見てあげることが大切です。
 5年1組の教室で、書き初めの練習を行っていました。5年生は、「進む勇気」を書きます。平仮名は一文字だけですが、いかにも難しそうな「む」の字です。また、「進」の「しんにょう」や「気」の4画目の「はね」など、毛筆のポイントとなるところがたくさんあります。
 書き初めの練習においても、今学期から各教室に導入されたICT機器が活躍していました。プロの方が書く動画ファイルがあり、それをディスプレイに映して子ども達に指導していました。(写真中)
 毛筆で書く様子を、真上からカメラでとらえた動画でした。筆の扱い方や文字のバランスなどを指導するために見せたのですが、あまりにもお手本とそっくりに書いていくので、子ども達はそのことばかりに気を取られていたようです。
 書き初めのお手本は、もともとそういう書道の達人が書いたものなのでしょうが、とても美しく非の打ちどころがない文字です。改めて、こういう文字をすらすらと書いてしまう人はすごいなと思いました。
 4年生は、音楽の時間に「10歳の記念日」という歌を歌っています。(写真下)3学期に入ると、4年生は総合の学習の時間を通じて、「二分の一成人式」に向けた学習に取り組みます。今のところ、2月の公開日の8日(土)に予定しています。
 この歌は、「二十歳の半分 十歳を いわう 今日は記念日 なんだか少し照れくさくて なんだか不思議な気がするよ…」という歌詞で始まります。そして、「まだ十歳なんだね まだまだ子どもだね そんなささやき 聞こえてくる どうしてそんなに うれしそうな顔して ぼくたちのことを 見てるんだろう…」という1番の歌詞が、2番になると「もう十歳なんだね こんなに大きくなって そんなささやき 聞こえてくる どうしてそんなに 涙を浮かべて ぼくたちのことを 見てるんだろう…」になります。
 そして最後は、「二十歳の半分 十歳を いわう 今日は記念日 生まれてきてよかったな 父さん 母さん ありがとう」で終わる歌です。子ども達は明るく伸び伸びと歌っていますが、きっと当日見にいらした保護者の方々は涙することでしょう。あと1か月半で、そういう親の思いを感じ取れる4年生として育っていてほしいものです。

12月19日(木)

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 明日の体育朝会に備えて、運動委員会の児童が朝早く登校し、校庭でリズムダンスの練習をしていました。(写真上)毎年この時期の体育朝会は、全校でリズムダンスに取り組んでいます。1年生から6年生までの全校児童が一緒に踊るので、動きが簡単で分かりやすいような振り付けになっています。明日は、運動委員会の子ども達が率先して笑顔で踊ってみせてくれることでしょう。
 午前中は、練馬区連合音楽鑑賞教室があり、5年生と練馬文化センターに行ってきました。練馬区小学校教育会が主催して、毎年区内の高学年を対象に実施している行事です。学校からは、地下鉄を乗り継いで文化センターまで行きました。(写真中・下)
 東京都交響楽団による様々な曲の演奏があり、全て解説付きで楽しめるプログラムになっていました。(曲の解説と進行役は、元テレビ朝日アナウンサーの朝岡 聡さんでした。)ビゼー作曲のカルメン前奏曲で始まり、次に楽器の紹介がありました。オーケストラを4つの楽器群(弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器)に分け、それぞれの音の重なりを聞かせてもらいました。弦楽器は、ベートーヴェンの第九の第4楽章「喜びの歌」のテーマを使って紹介していました。低弦のコントラバスからテーマが始まり、チェロ、ビオラ、第2・第1バイオリンと、次第に厚みを増していくところです。他の楽器群もそうですが、生のオーケストラを聴く醍醐味は、音場空間を実際に体験できるところにあります。特に弦楽器の音の厚みと広がりは、直接ホールの中で聴く以外に味わうことができません。
 楽器紹介の後は、シベリウス作曲のカレリア組曲から「行進曲風に」が演奏されました。とても明るく気分の盛り上がる小品です。次は、グリーグ作曲の「山の魔王の宮殿にて」・・・組曲「ペールギュント」の中にある1曲です。不気味な感じを表現した曲として紹介していました。
 人間の声も大切な楽器の一つであるということから、ソプラノ独唱によるオペラのアリアが次に演奏されました。プッチーニ作曲の歌劇「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」です。容姿も声もとてもきれいなソプラノ独唱でした。
 ここで、1600人の子ども達が全員で「ビリーヴ」を歌いました。各学校で事前に練習済みの曲です。オーケストラの伴奏に合わせて、子ども達の歌声が文化センターいっぱいに広がりました。多分、今後の人生で生オケ(カラオケではなく、生のオーケストラという意味)をバックに歌う機会はそうないのではないでしょうか…。
 プログラム最後の曲は、ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界から」の第4楽章でした。自分にとって、思い出の曲です。小学校6年生の時にクラシック好きになったきっかけがこの曲でした。(ウィーンフィルの来日公演で、当時無名だった指揮者ムーティが振った演奏でした。)
 最後にアンコールとして、「ラデツキー行進曲」を全員で手拍子を入れながら楽しみました。あと10日ほどで年が明け、ウィーンでニューイヤーコンサートが開催されます。恒例のアンコール曲の1つがこの曲です。
 田柄小の今回の座席は、1階の前から3列目〜10列目でした。S席です。練馬区の子ども達は、とても幸せです。このような日本を代表するオーケストラの演奏を無料で聴くことができるのですから。クラシックに限らず、音楽は人の心を癒してくれるものです。生涯にわたり、音楽好きな子ども達に育ってほしいと思いました。

12月18日(水)

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 6年生は、校庭での体育の時間にベースボール型ゲームの運動として、「ソフトボール」の学習をしています。(写真上)
 1学期に3年生がティーボールのゲーム運動を行っていました。6年生は、投げたボールを打つことを入れ、ゲームをみんなで楽しく行えるように工夫していました。
 ピッチャーは、バッターのチームから出します。(そのため、打ちやすいようにトスをするように投げます。)打ったバッターは、1塁・2塁・・・と走っていきます。守りのチームが打球を取り、決められた円の中にボールを持って入ったら、その時点でランナーはアウトになります。(そこまで進んだ塁が得点になります。)ただし、バッターは、打ち終わった後にバットを決められた範囲内に置かなければ得点は認められません。打ち終わって走り始めたものの、バットの位置を直しにあわてて戻って来る子もいました。
 野球は、経験があるかないかで技能の差が出やすいスポーツですが、ルールを工夫することで全員が楽しめるようになっていました。
 3,4校時に、5年生の「米米プロジェクト 発表会」がありました。家庭科室に学年全員が集まり、発表会が始まりました。田植えや稲刈り体験でお世話になった、二松さんと吉田さんをお招きして会を進めました。
 今年の米米プロジェクトのテーマは、「これからの日本の農業をどうやって盛り上げるか」でした。一晩中、朝まで討論ができそうなテーマですが、5年生なりにいろいろ考えて発表しているということが良く伝わってくる内容でした。
 先週土曜日の公開日には、各クラスで全グループの発表会を行い、保護者の方々にも聞いていただきました。今日の発表会の前半は、それぞれのグループが調べたことを代表の子が簡単に紹介をしていきました。そして後半は、クラスの中から代表のグループが前に出て発表しました。
 1組は「米の益虫、害虫、駆除方法について」、2組は「米の生産量、輸出量、米料理について」、3組は「農家の苦労や悩み、農家の一年について」の発表でした。(写真中)子ども達は、それぞれのグループ発表が終わるたびに、良かったところや感想を進んで発表していました。発表内容だけでなく、発表の仕方もそれぞれのグループで工夫されていたため、どれも印象に残るものになりました。
 発表会の後は、5年生の子ども達に招かれて給食交流会も行いました。二松さんと吉田さんは、それぞれ2組と3組に入りました。1組は、私が招待されて子ども達と一緒に給食を食べました。普段は校長室で副校長先生と食べている給食(検食)ですが、子ども達と一緒に食べるとこんなにおいしく感じるものかと思いました。矢継ぎ早にいろいろな質問をしてくる子が多く、給食を食べている暇がないほどでした。クラスでは、お米に関するクイズも用意してあり、とても楽しい給食交流でした。
 4年生は、2学期の理科の学習で、多くの実験をしてきました。その中で、何度か理科室に来て実験をすることがありました。今後5,6年生になると、さらに理科室での実験・観察が増えてきます。
 そこで、理科室を探検する時間をとり、どんなものが部屋の中にあるのかをみんなで確かめ合いました。理科室の後ろの引き出しには、様々な理科の実験器具が入っていて、みんな興味津々のようでした。(写真下)

12月17日(火)

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 朝、校長室のドアをノックする音がして、2年生の女の子が入ってきました。「使ってください」と、ビニール袋に入ったものを差し出してきました。見ると、ビニールの中にはたくさんの米ぬかが入っていました。聞いてみると、家では精米機を使って玄米から白米にしているとのこと。そこで、不要となって出てくる米ぬかを学校で利用してもらいたいということでした。
 米ぬかは、肥料として利用することができます。直接畑にまくのではなく、落ち葉や土などに混ぜ込み、数か月発酵させておくと「ぼかし肥」として使うことができます。ちょうど今はたくさんの落ち葉が集まる時期なので、学校の裏の畑を利用して、たい肥作りをしてみたいなと思いました。
 私の家にも家庭用の精米機があります。コーヒーメーカーぐらいのとてもコンパクトな大きさです。ご飯を研ぐ前に必要な分だけ白米にするので、すりたてのお米を味わうことができます。お米は、近所の農家の方から玄米で買っています。ちなみに、私の住んでいる埼玉県川島町は、いたるところに「無人精米所」があります。100円で10kgのお米を白米にする機会が置いてあります。(結構たくさんの人がいつも利用しています。)
 明日は、5年生の米米プロジェクトの発表会があります。米ぬかの利用について発表があるかもしれません。
 3年生の算数では、2学期最後の単元として「分数」の学習をしています。分数は、2年生で初めて学習しました。その時は、まだ簡単な分数の表し方のみでした。いくつに分けた一つ分を「何分の1」と表す分数の基礎(分子が1の場合のみ)を学習しました。また、分母、分子という言葉と分数の書き順(横棒を書いてから、分母、分子の順に数字を書くこと)も習っています。
 3年生の算数では、分数のたし算・ひき算を学習します。(分母が等しい場合の計算です。)分数のたし算では、分母はそのままにして、分子同士をたし算します。1/5+2/5は、3/5です。分母もたし算をしたくなりますが、なぜ3/10ではいけないのか・・・図を描いて考えさせると分かります。5つに分けた1つ分のピザと5つに分けた2つ分のピザを合わせた大きさは、3/5(5つに分けた3つ分のピザ)です。(写真上)
 図で確かめてから計算のきまりを見つけていくということは、算数の学習の基本です。どの学年の内容でも、「今まで習ったことを使い、具体物の操作から解き方を見つける」ことが算数の学習の仕方になっています。
 1年生の教室で、書き初めの練習を行っていました。1年生にとっては、小学校で初めての書き初めです。2年生までは、お手本を見ながら4Bの鉛筆で書く硬筆の書き初めをします。マス目に合わせて文章を書いていきますが、消しゴムを使ってはいけないのが難しいところです。低学年でも、心を落ち着かせてゆっくりていねいに書かなければなりません。
 練習を始める前に、お手本に赤い印を入れさせていました。(写真中)中心線に気を付けた方がよい文字や、中心よりも左側に出る部分など、ポイントとなる文字をしっかり指導してから取り組ませていました。
 各自のお手本を見ると、一人一人の名前が書かれていました。もともとのお手本には、「青山りん」という名前が書かれています。これをお手本として書かせると、何人かは自分の名前ではなく「青山…」と書いてしまいます。ちゃんと各担任の先生が、あらかじめ各自の名前のお手本を手書きで用意してあげていました。(しかも、とてもきれいな文字です。)冬休み中に、宿題として3枚ほど書き初めをすることになります。名前も作品の一つです。ていねいに書けるように見てあげてください。
 3年1組で、学級会を開いていました。来週行うクラスのお楽しみ会の内容について話し合っていました。「いよいよ学期末」という感じがする光景です。
 プレゼント交換をしたいという意見が出されました。この時期ならではの案です。職場の忘年会でも、プレゼントの目安の金額を示して準備することがあります。大人でも楽しいのですから、子ども達もプレゼント交換をしたいと考えるのは、当然の成り行きと言えます。
 「お金がかかるからどうかと思います。」・・・学校という場を考えた、とても正しい意見です。「折り紙など、買わなくてもあるものを使って作ればいいと思います。」・・・花丸をあげたくなるようなすばらしい改善策が出ました。見ていた先生もホッとする意見です。(写真下)

12月16日(月)

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 今朝の全校朝会は、体育館で持久走記録会の閉会式として行いました。
・・・先週の持久走記録会では、どの学年も最後までしっかり走る姿が見られました。当日、最後まで走り切りゴールした時には、どんな気持ちを味わうことができたでしょうか。
 「練習の時は、いやだなあとか、つらいなと思っていたけれど、本番でしっかり走り通すことができて良かった」と感じることができた子は、心が強くなった証拠です。
 だれだって、いつも楽な生活をしていたいと考えるものです。でも、そういう気持ちが広がっていくと、あれもいやこれもいや、あれもめんどくさいこれもめんどくさい…と、全てにがんばりのきかない子どもになってしまいます。勉強に集中できなかったり、宿題をきちんと行えなかったりという子は、心を強くしなければなりません。
 持久走月間は終わりましたが、1月からはなわとび月間が始まります。来月からは、なわとびのいろいろな技に挑戦しながら、また心を丈夫にしていきましょう。
 その前に、2学期の学校生活が、残りわずかになりました。学期末のまとめの学習やテストが行われている頃です。持久走記録会でのがんばりを活かして、学習にもねばり強く取り組んでいきましょう。・・・
 各学年から代表児童が1名ずつステージに上がり、1,2年生には「完走賞」、3〜6年生には「記録証」(計測したタイムが書いてあります)を渡しました。代表に選ばれた子達は、持久走月間を通じて努力してきた子ども達なのでしょう。緊張しながらも、賞状をうれしそうに受け取っていました。(写真上)
 その6人の中でも、代表で6年生の男の子に打ち合わせなしのインタビューをしました。ものすごいスタートダッシュとともに、最後まで全力で走りぬいた子です。マイクを向けると、絶対に1位になろうと決めて走ったと言っていました。持久走記録会は速さを競うものではありませんが、トップを走る子ども達にとっては、順位を気にしながら当日を迎えていたようです。
 記録会の閉会式ではありましたが、サクラ草の管理についても全校児童に話をしました。10月に植え替えをしてから2か月が経ち、どの学年も順調に成長してきています。今やるべき作業として、鉢の中の枯れ葉や落ち葉を取り除くことと、水やりと愛情をたっぷりあげることを伝えました。
 2年生の子のサクラ草を筆頭に、最近になってもう花が咲き始めているものがあります。中心の葉をかき分けてみると、中の方につぼみが上がってきているのが分かります。(まだ全体の1割弱ですが…)・・・と話をしたところ、休み時間になると、さっそく自分のサクラ草の場所にたくさんの子が集まってきていました。最近忘れがちだった水やりをたっぷりとし、言われた通りに枯れ葉を取り除いていました。(写真中)きっと年明けの1月には、もっとたくさんの子ども達のサクラ草が開花し始めるはずです。
 1年生の生活科「かぞくにこにこだいさくせん」では、自分ができる家のお手伝いについて計画を立てました。そして、実際に自分の家でそのお手伝いをやってみました。今日は、まずその報告会を行っていました。(写真下)
 記録したカードには、「おふろそうじ」「トイレそうじ」「ゴミだし」「せんたくものたたみ」などが絵と一緒に書かれていました。中には、「おやつのようい」をした子もいました。ポテトチップスをこぼさないようにお皿に乗せたりしたそうです。きっと来週木曜日から始まる冬休みには、さらにいろいろなお手伝いを通じて家族の一員としてがんばることでしょう。

12月14日(土) その2

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 「練馬の星空を楽しむ会」とPTAおやじの会の皆様による星空観察会が行われました。毎年、夏休みの終わり頃と12月のこの時期の年2回、開催されています。冬晴れの天候に恵まれ、絶好の天体観測日和になりました。夕方、暗くなり始めると、たくさんの親子連れが校庭に集まってきました。
 今回は、まず西の空に見えていた金星と土星をすぐに見てもらうために、校庭に設置した天体望遠鏡を使った観測からスタートしました。次第に空が真っ暗になり、目も慣れてくると、肉眼でも多くの星が見えるようになってきました。スバルやアンドロメダ星雲、白鳥座の二重星(アルビレオ)、さらには球状星団まで、次々と望遠鏡にとらえた星々を見せていただきました。
 後半は体育館に入り、双子座流星群が今晩よく見えるということや、部分日食が26日に見られるという話を聞きました。また、星に関するクイズもしていただきました。
 最後に、おやじの会特製の豚汁が振るまわれました。すぐに長い行列ができ、子どもも大人も熱々でおいしい豚汁に大満足でした。

12月14日(土) その1

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 第二土曜公開日に合わせて、持久走記録会を行いました。日差しが出て、昨日よりも気温が上がり、ベストコンディションで臨むことができました。開会式は、体育館で行いました。
 開会式では、「持久走に取り組むことで、心が丈夫になる」ということについて話をしました。
・・・田柄小学校では、毎年この時期に持久走月間に取り組み、その成果を確認するために持久走記録会を行っています。そもそも持久走は、どういうねらいがあって行う運動なのでしょうか? きっと中には「疲れるからいやだなあ」とか、「苦しくなるからいやだなあ」と感じている子がいるのではないでしょうか? 持久走は、まさにそういう気持ちを克服するための運動であると言えます。速さを競い合う他の運動とは違い、自分自身の心に打ち勝つための運動なのです。ですから、単に身体能力を高めたり、呼吸機能を高めたりするだけでなく、心を丈夫にする運動と言ってもいいでしょう。
 持久走をがんばった子は、運動面だけでなく、いろいろなところでのがまん強さが身についてきます。こうして黙って話を聞くことも、がまん強さが関係しています。また、苦手な勉強にもがんばろうとする気持ちや、好き嫌いをせずに体の健康を考えて食事をすること、そして人の行いを許してあげることもがまん強さの一つです。
 さあ、持久走は自分の心との戦いです。苦しくなっても自分のペースで最後まで走り切るがんばりに期待をしています。・・・
 開会式が終わってから、5年生から順に校庭に出て記録会を行いました。3年生以上の学年は、今まで何度か体育の時間に学年合同で自分の記録を計ってきました。おおよその目標とするタイムを各自がしっかりともって、今日の記録会に臨んでいたようです。
 子ども達の気迫のすさまじいこと…。スタートとともに、猛ダッシュで1周目を駆け抜けていく子がいました。そして、その先頭に歯を食いしばってついていく子ども達も…。途中で苦しくなってペースを落としながらも、最後までしっかり走り通した子ども達には、友達や先生、保護者の方々からたくさんの拍手がわき起こりました。苦しさを乗り越えるがんばりを、学校生活の様々な場面で今後も経験させてあげることが大切であると感じました。

12月13日(金)

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 いよいよ書き初めの練習をする時期になりました。どの学年も、冬休みの宿題として書き初めの練習を行うことになりますが、その前に学校でもしっかり指導していきます。
 4年生の書き初めは、「流れる星」です。書き初めに選ばれる文字は、それぞれの学年のめあてに沿ったものがうまくあてはめられています。4年生では、『「折れ」「折り返し」「結び」の筆づかいに注意して書く』ということがめあてとなっています。4文字全ての文字に、「折れ」や「折り返し」があり、それぞれ筆づかいがポイントになります。
 今日は、いつもの半紙に2文字ずつ練習していく段階でした。(写真上)次回は書き初め用の用紙を使い、全体のバランスを考えて書く練習をしていきます。
 6年生は、国語の時間に「狂言 柿山伏」の学習をしています。日本の伝統的な言語文化を楽しむことや、自分の思いが伝わるように音読をすることをねらいとした単元です。柿山伏は、日本の古典芸能である狂言のうちのひとつです。山伏という権威のある者に対する風刺が込められた作品で、小学生にも比較的分かりやすい内容です。しかし、狂言独特の言葉や言い回しが出てくるので、教科書の文面だけでは理解しがたいところがあります。
 そこで授業では、NHKの「おはなしのくにクラシック」という番組を子ども達に見せながら進めていました。番組では、狂言を実演とテキスト朗読を交えて紹介していました。仕草による表現や、独特のオノマトペなど、狂言の面白さが分かりやすく紹介された内容でした。(写真中)
 5年生は、1学期から総合の学習の時間に、「米米プロジェクト」に取り組んできています。明日の公開日に合わせて、各教室でクラス発表会を行う予定です。グループごとに「お米」についてテーマを設定して調べ、まとめてきたことを発表します。今日は、その練習を行っていました。(写真下)
 来週水曜日には、田植え体験や稲刈り体験でお世話になった、二松さんと吉田さんをお招きし、学年発表会を予定しています。その時は、各クラスから代表グループが発表することになっています。今年はどんな発表があり、また発表のための工夫があるか楽しみです。

12月12日(木)

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 6年生の卒業文集の作業が進められていました。6年生は、今学期中(と言っても、あと2週間を切っています。)に文集ページを仕上げなければなりません。
 今年の6年生は、一人半ページずつ作文を書きました。下書きを繰り返し、家の人に内容を確認してもらってから、いよいよ清書用紙に取りかかりました。鉛筆ではなく慣れないペンで清書をするため、かなり時間がかかっていたようです。失敗したところは、先生に修正液で1か所ずつ直してもらいます。(写真上)
 一生の思い出として残る文集に、6年生の子ども達はどんなメッセージを書き記したことでしょう。個人の作文の他に、クラスごとに寄せ書きのページもあります。また、教職員のページもあり、私のところにも原稿依頼が来ていました。(もらった直後にすぐ作成して、6年生の先生に提出してあります。)卒業アルバムは、卒業式の前日までに6年生の子ども達の手に渡る予定です。
 1年生が、持久走記録会の練習をしていました。学年合同で校庭に出て、本番通りに校庭大回りのコースを4周(約800m)走りました。子ども達は赤白の2人組に分かれ、お互いの記録をとるようにしていました。ペアの子が走った周回をチェックするカードを持ち、間違いなく4周走ったかどうかを確認できるようになっています。(写真中)
 最初に勢いよく走りすぎて、後で苦しくなってくる子がまだたくさんいるようです。最初から最後まで同じ速さで走ることができるように、あと2日間練習を続けます。
 5年生は、算数の時間に「四角形と三角形の面積」の学習をしています。最初に平行四辺形の面積について学習しました。平行四辺形は、長方形の面積に置き換えることができるため、「底辺×高さ」という公式を導き出すことができました。次に、三角形の面積について学習しました。同じ大きさの三角形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「底辺×高さ÷2」という公式を作ることができました。
 そして今日は、台形の面積の求め方についての学習をしまた。子ども達は、今まで習った様々な図形に置き換えて考えていきます。台形を対角線で区切って2つの三角形の面積の和と考えたり、細かく区切って長方形の面積にしたりすることもできます。また、同じ大きさの台形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「平行四辺形の面積÷2」という考え方も出てきました。(写真下)
 実は、この考え方がとても重要で、台形の面積の公式「(上底+下底)×高さ÷2」に結びついていきます。算数の面白さを子ども達が感じられるように指導していきます。

12月11日(水)

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 1年生は、算数の時間に「なんじなんぷん」の学習をしています。時刻を時計から読み取ったり、表したりする内容です。1年生の時計の学習は、1学期の終わりに一度学習しています。その時は、「何時」と「何時半」の時計の読み方だけでした。今回の学習では、「何時何分」まで正確に読むことをねらいとしています。
 今までは、「長い針がいくつのところにいったら…」と伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で示すことができます。また、時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書いてあることを利用して、すばやく時刻が言えるようにもしていきます。
 教室では、模型の時計を動かしながら、時刻がすらすらと言えるように学習していました。(写真上)最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていますが、長針と短針で示された時計の読み方がしっかりできるように練習していきます。(しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが大切です。)
 1校時に、2年生が体育館に集合し、明日の音楽朝会の練習をしていました。明日の音楽朝会は、2年生と3年生がそれぞれ学年で練習してきた歌や合奏を発表する内容になっています。
 2年生は、「あわてんぼうのサンタクロース」をみんなで元気よく歌います。なかなか学年全体の音楽を発表する場がないので、全校児童にとってもそれぞれの学年のがんばりを知る良い機会になることでしょう。ひな壇に立って歌う一人一人の表情が、きりっと引き締まって見えました。(写真中)
 5校時には、3年生が体育館練習を行っていました。クリスマスの時期に合わせたリコーダー合奏と歌の練習をしていました。明日の音楽朝会でのがんばりに期待したいと思います。
 音楽室では、5年生が鑑賞教材のDVDを見ていました。オーケストラの楽器を紹介するDVDでした。木管楽器から金管楽器、打楽器、弦楽器の順で、さらに細かく一つ一つの楽器の音色や音の出し方について説明をする内容でした。
 このDVDに登場している進行役は、朝岡 聡さんでした。元テレビ朝日のアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍されている方です。5年生は、来週木曜日に練馬区連合音楽鑑賞教室に行きます。練馬文化センターで、東京都交響楽団の演奏を聴いてきます。その時の進行役も朝岡 聡さんの予定です。
 朝岡アナウンサーは、昔からクラシック音楽に詳しいことで有名な方です。来週、練馬文化センターでどのような解説をしてくれるのか、とても楽しみです。

12月10日(火)

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 5年生は、国語の教科書にある「百年後のふるさとを守る」という教材を使った学習に入りました。「伝記を読んで、自分の生き方についてて考えよう」ということをねらいとした単元です。本文には、「浜口 儀兵衛」の生き方が書かれています。
 読書が好きな子でも、伝記の分野はあまり読まないという子が多いのではないでしょうか。自らの生活を犠牲にしてまでも共同体の人々の生活や命を守ろうとした浜口 儀兵衛の生き方は、子ども達に強く訴えかける部分があります。
 この国語の教科書に書かれている浜口 儀兵衛は、戦前の国定教科書にも載ったほど有名な人物です。儀兵衛の功績は、「稲むらの火」という題名で、道徳の副読本(現在は教科書)にも長らく扱われてきています。儀兵衛は、津波の危険を知らせるために、刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)にとっさに火をつけました。消火のために高台にかけつけた多くの人たちが、津波の被害による難を逃れ、命が助かったという話です。東日本大震災後、再び儀兵衛の功績が脚光を浴び、防災学習としても扱われるようになりました。
 ところで、5年1組で長文の伝記を学習するにあたり、まず行っていたのが意味調べでした。国語辞典を引きながら、難しい言葉の意味を調べていきました。(写真上)児童用の国語辞典がクラスの人数分用意してあり、次々と語句を調べました。教科書ではひらがなで書かれていた「いっこう」を調べていた子が、同音異義語として辞書に「一向」「一行」「一考」とあることに気がつきました。「そういう場合は、教科書の文脈に合わせてそれぞれの意味を当てはめてみるんだよ。」と教えてあげようとしました。しかし、子ども達の国語辞典に目をやり、困ったことが・・・。文字が細かくて読めなかったのです。リーディンググラスは校長室です。(自分では、老眼鏡とは呼ばずに、「リーディンググラス」と名付けています。)そろそろいつも持ち歩くことが必要であることを自覚させられました。
 2年生の教室では、国語の「おもちゃの作り方」の学習からいよいよ実際に自分たちでおもちゃを作ってみる段階に入りました。家庭から身近な材料を用意してきたようで、紙コップや割りばし、毛糸など、各自で必要とするものが机の上に並べてありました。中には、納豆の空き容器もありました。匂いがなくなるように、家の人がていねいに洗ってくれたのだと思います。(写真中)
 こういう活動をしている時の子ども達の表情は、とても明るくキラキラと輝いて見えます。実際に行ったおもちゃ作りを通じて、今後は作り方の説明を文章にしたり、生活科で1年生におもちゃランドを開いたりしていきます。
 再び5年生、今度は3組の社会科の学習です。2学期は、日本の工業について学習をしてきました。今日は、日本の工業地帯・工業地域の特色について、様々な資料を基に学習を進めていました。(写真下)
 昔、誰もが習った覚えがあると思います。「〇〇工業地帯(あるいは地域)」という名称・・・社会科の学習内容は、年々データが移り変わっていきます。私たちが習った時代とは違った名称(特に、工業地域)が教科書や資料集に載っています。
 ともあれ、社会科の学習で大切なのは、資料から何をどう読み取るかです。それぞれの工業地帯の生産額や、工業の特徴(金属や機械、繊維、食品の割合等)をまとめていきます。

12月9日(月)

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 今週は、4年生があいさつ運動を行います。正門と東門に4年生が交代で当番として立ち、登校してくる子ども達にあいさつをします。今日の正門側の当番の子からは、「しっかりあいさつを返してください。」と声をかける4年生もいて、張り切ってあいさつ運動を行っている様子が伝わってきました。
 また、近くにラジカセを置き、軽快な音楽を流しながらあいさつ運動を行っていました。(写真上)登校してきた子ども達は、いつもと違ったあいさつ当番の様子に刺激を受けていたようです。年間を通じて、様々な手立てであいさつの指導をしていくことが大切です。各ご家庭でも、そして登校班の集合場所でも、引き続き子ども達のあいさつの仕方を見て、適切な指導をよろしくお願いいたします。
 今朝の全校朝会では、最初に2学期の残り2週間半でやっておきたいことについて話をしました。1つは、大掃除です。学校内のすみずみまできれいにして冬休みを迎えるようにします。2つ目は、書き初めの練習です。お手本をよく見ながら書くことと、心を落ち着かせて書くことについて伝えました。
 そして、朝会の話の後半は、人権にかかわる話をしました。
・・・国際連合は、世界人権宣言の採択を記念して、明日12月10日を「人権デー」と定めています。それに合わせて日本では、毎年12月4日から10日までの一週間を「人権週間」と位置付けています。人権というのは、「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持っている権利」です。だれにとっても大切なものであり、日常の思いやりの心によって守られなければならないものです。とりわけ、子どもであるみなさんにとっては、「命を大切にすること」、そして「みんなと仲良くすること」が人権を守ることになります。全校児童がいじめ防止に向けたポスターを作りました。「いじめは絶対にいけないこと」という気持ちをもって作成することができたでしょうか。
 人権を守るということでは、日常生活の中で暴力をなくしていくことも大切です。友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子をときどき見かけ、とても残念な気持ちになることがあります。どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりということをしてはいけません。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。子どもの社会もそうですが、大人の社会でも暴力は絶対にいけないことです。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、必ず大人の人に話をするようにしてください。また、大人からの暴力で困っていたら、各クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。温かな言葉でいっぱいの、そして毎日が笑顔でいっぱいの田柄小になるように、みんなで努力していきましょう。・・・
 暴力についてのアンケート調査は、毎年この時期に東京都全体で行っているものです。低学年用(1〜3年生)と高学年用(4〜6年生)のアンケート用紙になっています。暴力についての記載があった場合には、管理職が直接本人から聞き取りをして対応することになっています。
 2年生は、先月から算数の時間にかけ算九九の学習をしてきました。全ての段が終わり、毎日声に出して唱えながら暗記するように指導してきました。小学校2年生にとって、かけ算九九を全て覚えるのは、かなり大変なことです。しかし、この段階でつまずくと、3年生で学習するかけ算やわり算が理解できず、その後の算数の学習に大きく影響することになります。(写真中)
 また、学校の授業では、かけ算の概念を中心に授業を行うため、九九の暗記にそれほど時間をかけることができません。どうしても家庭でのサポートが必要です。2年生では、家庭学習強化週間として、先週から宿題の取り組みに力を入れてきました。今後は、冬休み中の宿題も含めて九九を繰り返し確認し、確実に定着するようにご協力ください。
 昔から言われていますが、子ども達が苦手とする九九の段は、「6・7・8」の段です。特に、「6×8(8×6)」、「7×6(6×7)」、「7×8(8×7)」あたりの九九でしょうか。確かに自分も、よく子どもの頃に間違えてしまったことがありました。繰り返しになりますが、2年生で九九をしっかり覚えておくかどうかで、今後の算数の理解が大きく違ってきます。一つの分かれ道と言えます。
 今週土曜日に、持久走記録会があります。学年ごとに校庭で周回コースを走る様子を保護者の方々にも参観していただきます。持久走記録会のために、今日の中休みから全校児童が校庭に出て、5分間走に取り組んでいます。低学年と高学年で周回するコースを二重にとり、音楽が鳴っている5分間は続けて走るようにします。(写真下)
 全校朝会では、担当の先生から持久走についての話がありました。「姿勢よく、走るフォームを大切にすること」、「息を大きく吐き、呼吸を整えながら走ること」、「腕を軽く振るようにすること」・・・同じペースで長い距離を走ることができるように、各学年の先生達も一緒に走りながら指導していきます。

12月6日(金)

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 6年生は、算数の時間に「並べ方と組み合わせ方」の学習をしています。いわゆる「順列と組み合わせ」の学習内容です。今週は、「順列について、落ちや重なりのないように調べる方法を考えて理解する」ことをめあにして、授業が進められていました。
 今日は、「1〜4の4枚のカードから2枚を選び、2桁の整数をつくる場合、どんな整数ができるか」や、「メダルを続けて3回投げたら、表と裏の出方にはどんな場合があるか」という問題に取り組みました。教科書には、付録として1〜4の数字のカードや、コインの形をした表と裏が印刷してあるカードがついてきています。実際にそれらのカードを操作しながら、どんな場合があるのかをノートに書き出していきます。(写真上)
 「落ちや重なりがないように調べる」というところが重要です。順序良く、並べるきまりを考えながら書き出すことができるかどうかがポイントになります。そのために、記号化してノートに書き出したり、樹形図で表したりすることを学びます。
 4年生の理科「もののあたたまり方」の学習では、まず金属の温まり方について実験をしてきています。金属は、熱せられたところから順に温まるということが分かりました。
 今日は、水の温まり方についての実験をしていました。試験官に水を入れ、カセット式こんろで熱します。試験官を斜めにして、底の部分を熱した場合と上の方を熱した場合について確かめました。(写真中)
 試験管の中の水の温まり方を調べるために、示温テープを貼ったガラス棒を使います。示温テープは、温度が上がると色が変わる仕組みになっています。テープの黄色い色が50度を超えるとオレンジ色になることから、試験管内の水の温まり方が分かります。また、おがくずを入れたビーカーを熱することで、対流が起きる実験も行います。
 これらの実験から、水は金属とは違い、熱せられて温まった水が上の方に行き、次第に全体が温まっていくということが分かりました。
 3,4校時に、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、4〜6年生を対象とした「あすチャレ・ジュニアアカデミー」が開催されました。講師として、パラ・アスリートの馬島 誠 選手にお越しいただきました。(写真下)
 馬島さんは、最初はパラ・アイスホッケーの選手として活躍されていました。2006年トリノと2010年バンクーバーの2回、パラリンピックに出場されています。バンクーバーで銀メダルをとった時のカナダ戦の様子が途中で映し出されました。元々アイスホッケーは激しいスポーツですが、パラ・アイスホッケーも同様にぶつかり合いのある競技です。
 馬島さんは、大学生の時に障害をもち、車椅子の生活になったそうです。パラ・アイスホッケーと出会い努力を重ねてきました。しかし、なかなか代表選手として選ばれない日々が続いたのち、何年か経ってやっと気がついたことがあったといいます。それは、「他喜力(たきりょく)」・・・仲間や友だち、他の人を喜ばせる力が大切であるということでした。「頑張る」ということが、自分だけの努力であれば、いつか限界がきてしまいます。「顔晴る(がんばる)」という人を笑顔にする気持ちと、「感謝」する気持ちを基にして、仲間を喜ばせることにつなげていくことが大切であると教えていただきました。
 後半は、視覚障害や聴覚障害についての話とともに、グループワークを通じて学習しました。目を閉じてじゃんけんをしたり、ジェスチャーや口話だけで言葉を伝える活動をすることから、障害のある人への接し方を学びました。
 現在、馬島さんは、パラ・パワーリフティングの選手として活躍されています。来年のパラリンピック東京大会を目指して、毎日努力しているそうです。今年の大会で160kg(日本新記録)を持ち上げた腕は、隆々とした筋肉がついていました。
 最後に、子ども達一人一人に銀メダルを持たせていただきました。ずっしりと重い銀メダルには、馬島さんの努力と人柄がつまっているように感じられました。

12月5日(木)

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 3年生の社会科見学がありました。毎年3年生は、区内巡りをしています。午前中はべじふるセンターと区役所の展望台、そして午後は、石神井公園にあるふるさと文化館に行ってきました。
 べじふるセンターは、谷原交差点近くのガスタンクの向かい側にあります。昔から青果市場としてこの場所にあったようですが、16年前にリニューアルオープンするにあたり、区民から名称を募集して「べじふるセンター」になったそうです。ちなみに、野菜(ベジタブル)と果物(フルーツ)を組み合わせて「べじふる」という名前がつきました。
 最初に、2階にある研修室でビデオを見てから説明を聞きました。毎日100トンもの野菜や果物が全国から集まって来るそうです。それを昼間は13人、夜は3人の職員で対応しているというから驚きです。
 見学の後半は、すでに競りが終わっている場内をグループごとに見て回りました。様々な野菜や果物が積まれている通路を通り、どこから運ばれてきた品物かを調べました。外国産の野菜や果物もたくさんありました。
 次に、バスで練馬区役所に移動しました。エレベーターで一気に20階の展望台に上がり、東西南北に見える景色を調べました。雲一つない晴天と空気が澄んでいたことが幸いし、お金を取られてもいいくらいのすばらしい景色を見ることができました。(区役所なのでもちろん無料です)11時頃でしたが、富士山がくっきりと見えました。また、都内のビル群はもとより、埼玉新都心や横浜のランドマークタワーなど、遠くの建物が手に取るように分かりました。
 毎年、田柄小の校舎を3年生の子ども達と探します。まず、平和台のライフを目安にして、愛宕神社の森らしきものを見つけます。その裏の建物が田柄小ですが・・・「あれかな〜」という見当まではつくものの、はっきりとは分かりません。学校の屋上からは区役所がはっきり見えるのに、不思議なものです。
 最後に、石神井公園にある「ふるさと文化館」に行きました。会議室を借りてお弁当を食べてから、学年全体でまとまって見学をしました。まず、文化館の隣にある「旧内田家」の見学をしました。練馬区にあった古民家を移築した建物で、中に入って昔の生活の様子を学ぶことができます。外には手押しポンプ式の井戸があり、土間には大きなかまど、居間にはいろりや大黒柱が見えます。私の母親の実家がこのような家だった記憶があるので、少し懐かしい気もしました。
 次に、文化館の2階の展示室を案内してもらいました。練馬大根の産地として、昔からたくあん漬けが盛んに行われていた様子が展示されています。また、昔の道具がたくさん展示されているところや、昭和30年代の暮らしが再現されているコーナーにも行きました。自分の生まれた頃の時代にタイムスリップしたかのような場所で、毎年ここに子ども達を連れてきて説明してあげるのが密かな楽しみになっています。
 3年生にとって、バスに乗って行く社会科見学は初めての経験でした。見学メモをしっかりとり、積極的に質問をしている子がたくさんいました。また、出発式や帰校式も含め、学年でのまとまりが感じられた社会科見学になりました。

12月4日(水)

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 2年生は、国語の時間に「おもちゃの作り方」の学習をしています。身近な材料を生かした簡単なおもちゃを作り、その作り方について説明する文章を考える学習です。
 先月は、同じく国語の時間に、「しかけカードの作り方」の学習をしました。その時は、展覧会の招待状をしかけカードにして、家の人にプレゼントしました。今回のおもちゃ作りは、生活科の学習につなげていく予定です。3学期に、1年生を招待しておもちゃで遊んでもらう「おもちゃランド」を開きます。その時には、1年生の前で材料や作り方、そして遊び方の説明をします。
 小学校では、このように様々な教科を関連付けて指導する場面がたくさんあります。1つの教科で学んだことを他教科でも生かすことで、学びが何倍にもなります。さらに、指導時間の効率化にもつながることになります。それだけに教員は、自分の担当学年の全教科にわたる年間指導計画をしっかり把握しておかなければなりません。
 2年生は、光が丘図書館の団体貸し出しを利用して、工作に関する本をたくさん借りてきました。子ども達は、その本の中からどのおもちゃを作ろうかと、わくわくしながら考えていました。(写真上)
 家庭科室で、6年2組が調理実習をしていました。先週計画を立てた、自分たちでおかずを1品作る実習でした。教科書では、3つの料理が紹介されていました。その中からグループごとに料理を選び、材料を手分けして持ち寄りました。2組では、「ジャーマンポテト」か「野菜のベーコン巻き」を選んだグループがほとんどでした。
 また、教科書の作り方を参考にしながらも、食材を工夫して作っている様子も見られました。野菜のベーコン巻きは、教科書では「にんじん、えのきだけ、インゲン豆」で紹介されていますが、インゲン豆の代わりに小松菜を使っているグループがありました。今の季節のことも考えると、ナイスアイデア!と言えます。
 どちらの料理も、材料を切り分け、下茹でをしてからフライパンで炒めます。ジャガイモの皮むきを包丁でていねいに行っている子がいました。きちんと芽の部分を欠き取ることも忘れずに行っていました。(写真中)
 昨日、6年生は社会科見学があり、小学校で最後のお弁当を持参して味わいました。お家の人の手作りのお弁当をとてもおいしそうに食べていました。そのお弁当のおかずの一つ一つに、手間と愛情が込められていることを調理実習を通じて感じてほしいものです。
 1年生が、国語の時間に「ともだちにきいてみよう」という学習をしていました。「聞くこと・話すこと」の学習単元で、身近な人と会話を楽しむことをねらいとしています。今日はまず、隣に座っている子ども同士でインタビューの練習をしていました。「今、楽しいと思うことは何ですか?」と、まずは質問をします。相手の話を最後までしっかり聞き、その答えに続いて、さらに詳しく聞く質問をしていきます。(写真下)
 会話をするには、お互いがしっかり向かい合って行うことが大切です。相手の顔を見ながら話をするのはもちろんですが、話を聞く側もそのようでなければなりません。会話が乏しいとか、会話が成り立たないと言われる昨今です。きちんとお互いが顔を合わせて会話をする基本を1年生のうちから指導していきます。

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