2学期 終業式今日は、2学期の終業式です。2学期の始業式に校長先生からの話は、「人の幸せを心から願い、人の不幸を悲しむ人になってほしい」ということでした。明日から14日間の冬休みでしっかり2学期を振り返り、よかったことと、もっとがんばらなくてはならないことをはっきりさせましょう。 さて先日、北町小学校の私宛にお手紙が届きました。さっそく中を見てみると、お手紙が入っていました。 算数の問題 北町小の644人の子どもたちの『あゆみ』を読んで、わかったこと を式にして、答えももとめましょう。 さっそく考えて式にしてみました。 ( すきなこと、とくいなこと + 努 力 + 小さな挑戦 + 思いやりの心 ) × 82日 答えは、 北町小 644人のがんばるえもん です。 自分の好きなこと、得意なことに、毎日の努力をプラスし、そこに小さな挑戦しようという気持ちをプラスして、さらに友達を思いやる心をプラスします。それに2学期の学校での授業日数の82日をかけると、北町小644人のがんばるえもんになるのです。 みなさんは、自分の好きなこと、得意なことを土台に、努力をすることを忘れずに、いろいろなことに挑戦してきました。時には辛く大変なこともあったと思いますが、そんなときはいつも、友達がいて優しい言葉をかけてくれたり、励ましてくれたりしたはずです。そして、82日という長い日数をがんばってきたのです。 冬休みは、そんな自分のがんばりを家族と一緒に『あゆみ』を見ながら振り返り、さらに新しい目標を見つけましょう。 よいお年を。 12月18日 22日は冬至さて、今週の金曜日、12月22日は「冬至」です。冬至とは、二十四節季の一つです。二十四節気は、太陰暦を使っていた時代に、季節を表すための工夫として考え出されたもので、1年を24等分にし、その区切りに名前をつけたものです。冬至は、一年の中で日の出から日の入りまでの時間が短い日です。22日の日の出は6時47分で、日の入りは夕方の4時32分です。日の出から日の入りまでの時間、日照時間は9時間45分です。夏の夏至の時と比べると、日照時間は、約4時間40分も差があります。 1年間のうちで夜の長さが一番長いため、昔は冬至の日は、「死に一番近い日」と言われていて、その厄をはらうために体を温め、無病息災を祈っていました。そのため冬至の日には、昔からいろいろな風習があり、現在も続いています。 一つは、「ん」のつくものを食べると「運」が呼び込めると言われています。にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)、だいこん、みかん、……など「ん」のつくものを「運盛り」といって縁起を担いだのです。その中でもよくいわれるのが、かぼちゃですが、かぼちゃは「ん」がつきませんね。でも実は、かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」=「なんきん」と書きます。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くところから、冬に栄養を取るための賢人の知恵でもあるのです。今日の給食でも、かぼちゃを練り込んだ団子入りの「だまこ汁」が出ます。しっかりいただいて、風邪の予防に役立てましょう。 冬至には、他にもやるといいことがよくいわれています。こんにゃくを食べるとか、ゆず湯に入るとか。ぜひ、どうして冬至の日にこんにゃくを食べるといいのか、ゆず湯に入るといいのかを調べてみてください。 12月11日 いいこと日記さて、いよいよ2学期も残り2週間になりました。11月は、1ヶ月間「もみじの読書月間」でたくさんの本に触れ、すてきな本に出会ったと思います。北町小学校では、これまでも朝読書の時間があったり、読み聞かせの時間があったり、年に2回の読書月間があったりと、たくさん本にふれる機会があります。校長先生もいろいろなすてきな本と出会ってきました。 先日、こんな本に出会いました。「小さなことにくよくよしない88の方法」という本です。くよくよしないで明るく過ごせたらうれしいですよね。その本の中に「いいこと日記」のすすめが書かれていました。私たちはつい、嫌なことや怒りたいことに気持ちがいってしまいがちです。でも、見方を変えると、何といいことがたくさんあることでしょうか。ほとんどのことがいいことなのです。あまりにもいいことが多いので当たり前だと思って感謝の気持ちが薄れ、いいことに気付かなくなっているのではないかと考えさせられました。 その本には、 今日、順調に進んだことを数えてみよう。たとえば、こうだ。 いいこと日記 1 今朝も元気で目を覚ますことができた。 2 家族全員が今日も健康に一日を迎えられた。 3 時間に余裕をもって出社できた。 4 仕事の電話もたくさんかかってきたし、プロジェクトも順調に進んでいる。… 略 とあったので、校長先生も自分に置き換えて、数えてみました。まだ今日が始まったばかりなのにたくさん数えられますよ。 「目覚まし時計が狂わずにちゃんと時刻通りに鳴って、ぱっと目が覚めた。」 「起きたら、いつものように新聞が郵便受けに入っていた。」 「ガスコンロでお湯を湧かすことができ、美味しいコーヒーをいただくことができた。」 「駅の駐輪場のおじさんに挨拶をしたら、いつも元気ですねとほめてくれた。」 「電車が時刻表通りに到着し出発して、何事もなく東武練馬駅に着いた。」 「北町小学校の先生方も無事に出勤している。」 「シェリー先生と笑顔でgood morningの挨拶ができた。」 ほら、どんどん見つかります。いろいろなことがうまくいって、にこにこしていられることは何とすばらしいことでしょうか。これがラッキーでなければ、何をラッキーというのでしょうか。今、この朝会の校長先生の話を聞いてくれている人は、すばらしくラッキーなのです。いいことを数えると心が豊かに安定します。心が豊かに安定すると幸せになれます。 さあ、みなさんも今日学校から帰ったら、いいことを数えてみてください。そして「いいこと日記」を書いてみましょう。たくさん見つかることでしょう。 12月4日 おもいやり算『人権』とは、人間が人間として生まれながらにしてもっている権利のことです。いいかえると、自分と他の人の命と気持ちを大切にしていくことです。 今年の人権週間での目標は、 「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう相手の気持ち 未来につなげよう 違いを認め合う心〜」です。 一人一人が人権を大切に考えるとともに、他人の人権にも十分気をつけて行動をすることができるように、相手の気持ちを考え、思いやることの大切さを考えたいと思います。 以前、テレビやラジオ放送の広告や新聞の広告に、『おもいやり算』というものが紹介されたことがあります。それは人を笑顔にする算数です。 +「たす」 たすけあうと大きな力に −「ひく」 ひきうけると喜びが生まれる ×「かける」 声をかけると一つになれる ÷「わる」 いたわると笑顔は返ってくる 困っていたり、悩んでいたり、人の心の中は見えにくいけれど、この『おもいやり算』を使うと、小さな優しさで、きっと気持ちは通じ合うはずです。一人一人の心づかいが、大きな答えになるはずです。 |
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