11月28日 継続は力なり

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 先週の金曜日、土曜日は学芸会でした。どの学年もすまいる学級もみなさんも、「自分の気持ちをみんなに伝えよう」「自分のよさを出し切って演技しよう」「友達のよさを発見しよう」など、しっかりとめあてをもって取り組んでくれました。だからとてもすてきな学芸会になりました。
 毎日の生活でもめあてをもって過ごすことは、とても大切なことです。
 そこで、覚えてほしいのが「継続は力なり」という言葉とその意味です。
 この言葉の意味は2つあります。
 一つ目の意味は、「めあてを達成するためには、続けることが大切である」ということです。めあてを決めただけでは、それは希望であり、目標です。希望を叶え、目標を達成するためには、努力の積み重ねが必要です。努力というものは、自分でめあてを意識していないとなかなかできるものではありません。めあてを達成するためには、「欠かさず、休まず続けましょう」という意味です。
 ところでみなさん、ここに1枚の紙があります。この紙の厚みが分かるでしょうか?手を離すと、ひらひらしながら落ちていってしまうこの紙の厚みです。さあ、どれくらいでしょうか?薄すぎてちょっと分かりにくいですね。
 努力というものも、1回や2回ではこの紙の厚みのようなものです。しかし、500回続けたらどんなことが起きるでしょうか?それをこの紙で観察してみましょう。
ここに紙を500枚用意しました。これなら500枚分の厚さが分かるでしょう。この厚さは、約4.5センチメートルあります。紙1枚では測ることもできないくらい薄い紙でも500枚集まると測れる厚さになります。努力も同じことです。1回や2回の努力ではなかなか結果は見えてこないけれど、100回、200回と続ければ必ず結果が見えてきます。ぜひ、めあてが達成できるように努力を続けてください。
 二つ目の意味は、「努力を続けることそのものに価値がある」ということです。自分でめあてや目標を決めても、それが自分の生活に活かされていない人が少なくありません。決めたことを実現しようと努力することそれ自体にも、すばらしい価値があるのです。「継続」とは、3日や5日のことではありません。目標が達成できるまで続けることです。目標によっては、最初の目標が達成された後も、さらに新しい目標を決めて努力を続ける場合もありますね。
 そのよい例が、9月にもお話しした大リーグで活躍しているイチロー選手です。
イチロー選手は、小学校の時から、「いつかは大リーグでプレーしたい。」と夢をもち、希望をもって努力を欠かさず続けたといいます。それを実現した今も、さらに新しい目標を自分で決めて努力を続けていると聞きました。イチロー選手は、こんなことも言っています。
 「努力を続けられるということそれ自体が才能です」と。
 みなさん。継続することで、「努力という才能」を身に付けてください。
 継続は「力」になるのです。目標を達成する「力」になるだけでなく。自分の人間としての可能性を広げてくれる「力」になるのです。
 「継続は力なり」という言葉を大切にしていきましょう。

11月20日 3つのレベルの「感謝の心」

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 いよいよ今週の金曜日、土曜日は学芸会です。あと3日間仕上げの練習をして、みなさんのすべてを出し切ってすてきな学芸会にしましょう。
それでは、今日のお話です。11月23日は、勤労感謝の日です。今日は、「感謝の心」のレベルについてお話しします。
 「感謝の心」には、3つのレベルがあると言われています。

 レベル1  何かをしてもらったときに「ありがとう」と感謝できる心
 「感謝しなさい! 感謝しなさい!」と言ってもすぐにできるものではありません。次のような振り返りを時間をかけてやってみましょう。
  ア 自分が人にお世話になったことを思い出してまとめよう。
  ・家族より ・祖父母より ・先生より ・友達より ・他の人より
  イ 人のために自分が取り組んだことをまとめよう。
  ・家族へ ・祖父母へ ・先生へ ・友達へ ・他の人へ
  改めて自分の生活を振り返ってみると、いかに「人にお世話になったこと」が多いかが分かります。周りの人たちのおかげで今があるのです。そのことが理解されれば、「感謝の心」は自然と出てきます。

 レベル2  あって当然、当たり前と思っていることに感謝できる心
  あって当然な食事や水、家や服、学校やいろいろなお店、当たり前のように学校に通い、勉強をして、友達と遊んで…、そんな毎日に感謝する心です。

 レベル3  自分に降りかかる困難や問題点にさえ感謝できる心
  自分に降りかかる困難や問題点に「ありがとう」は、なかなか言えません。困難や問 題点に立ち向かっていくことは、最も重要なことです。これは大人でも難しいことです。叱られたり注意されたり、失敗したりしたときに、「ありがとう」と言える感謝の 心を大切にしていきましょう。どんな困難に出会おうと、どんな問題が起きようと、感 謝の心で強く立ち向かっていく人間になってほしいと願っています。
 
 さあ、あなたはどのレベルの「感謝の心」が身に付いていますか?

11月13日 「差別」の反対の言葉

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 今日は、最近聞いた話の中で、みなさんと一緒に考えてみたいと思ったことをお話しします。それは、「差別」という言葉です。「差別」という言葉を辞書で調べてみると、「差を付けて取り扱うこと。わけへだて。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと。」とあります。
 みなさんは友達を差別したことはありませんか。少しだけ仲間と違っているからといって、ちょっと力が弱いからといって、少し行動が遅いからといって、差別したことはありませんか。差別意識は、いじめにつながります。いじめは、相手の心をグサグサと突き刺し、引き裂いてしまいます。こんな悲しくて嫌なことはありません。
 ところで、「差別」の反対の言葉は何だと思いますか。差別の反対の言葉は、「えこひいきをしないこと」「公平にすること」と思っていたら、そうではなくて、「尊敬という言葉ですよ」とある方が教えてくれました。「差別」の反対は、「尊敬」だというのです。どういう意味かさっそく考えてみました。
 「尊敬」という言葉は、辞書には「他人の人格・行為などを尊び敬うこと」とありました。難しくてよくわかりませんでした。そうしたら、偶然、ラジオ放送の中で、外国から来た人が、「わたしの国では、尊敬は相手のことを大切にすることです。まずは、あいさつをすることだと教えられています。」と語っていました。
 挨拶は、相手を尊敬することの第一歩です。でも、相手の人を大切にするのですから、人に言われる前に挨拶をしなければ意味がありません。みなさんは、挨拶をする時、相手の人を尊敬する気持ち、相手を大切にしようとする気持ちで接していますか。自分から先に頭を下げて笑顔で挨拶をしていますか。
 人は一人では生きていくことはできません。たくさんの人に支えられ、生かされているのです。周りとの人間関係をよくして、楽しい生活をしていくためには、相手の人を大切にする思いを行動として表すことが大切です。そのためのポイントとなるのが挨拶です。明るく気持ちのよい挨拶が交わされる学校は、差別やいじめが生まれにくいのです。
 10月の挨拶運動の時は、学校中に挨拶の花が咲いていました。挨拶運動ではなくても、いつでも北町小学校中に挨拶の花が咲き、みんなが笑顔になれるといいですね。

11月6日 いじめについて考える

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 今日は、いじめについてお話をします。
 練馬区では、毎年「練馬区いじめ一掃プロジェクト」に取り組んでいます。この取組は、練馬区からいじめをなくし、子供たちみんなが明るく楽しい生活が送れるように、みんなでいじめについて考え、いじめを防止しようとする気持ちを育てようというものです。北町小でも、「いじめ防止シンボルマーク」の募集をするとともに、11月1日から11月30日までの1ヶ月間、「ふれあい月間」として、北町小学校がよりよくなるように、代表委員会でスローガンのリニューアルと「自分のいいところを発見しよう」という取組を提案してくれました。新しいスローガンは、みなさんからたくさんいただいたので、今一生懸命に、代表委員会でまとめているところだそうです。どんなスローガンになるか楽しみですし、北町小学校のみなさんのいいところがたくさん掲示されることも楽しみです。

 さて、「いじめ」とてもいやな響きの言葉です。言葉もいやですが、いじめ自体も大嫌いです。
 「いじめ防止対策推進法(いじめ防止法)」という新しい法律が、平成25年6月に法案が成立し、その年の9月28日から使われるようになりました。
 しかし、この「いじめ防止法」が成立したからといって、いじめがすぐになくならないかもしれません。でも、いじめは絶対にしてはいけないことなのだということが、少しずつたくさんの人に広がっていってほしいと思います。それが、いじめをなくす大切な一歩に繋がるからです。
 学校は、たくさんの子供たちが集まり、たくさんのことを学び合う場所です。だから、学校での生活は、楽しいことばかりではなく、友達と意見がぶつかり合ったり、誤解されたり、けんかになったりすることもあります。がんばってもなかなかうまくいかなかったり、いらいらしたりすることもあるでしょう。こんないろいろ大変なことがある中で、みなさんには自分の力で乗り越えていく力も身につけてほしいと思っています。
 北町小学校では、いじめがあるのでしょうか。校長先生は、学校からいじめをなくしたいと本気で考えています。いじめられている子がいたらその子を全力で守ります。
 ですから、みなさんも、「いじめは、しない、させない、許さない」という強い意思をもつとともに、人に対しての思いやりの心を忘れないでほしいと思います。

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