7月20日 がんばるえもんになった1学期 今年は「○○の夏!」

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 1学期が、あっという間に終わります。がんばったから早く感じるのですね。1学期74日間に1年生から6年生のすべてのみなさんが、たくさん成長しました。

 1年生、毎朝水やりをして、きれいな朝顔をたくさん咲かせました。ひらがなも、カタカナも書けるようになりました。たし算やひき算もできるようになりました。
 2年生、いつも笑顔で外に出て友達と仲良く元気に遊んでいました。1年生に対しては、優しいお兄さんお姉さんになりました。
 3年生、みんなで協力して、素直に何でもがんばっていました。クラスが一つになった時のエネルギーには、圧倒されっぱなしでした。
 4年生、あいさつ名人が多い学年です。元気で気持ちのよいあいさつでいっぱいになりました。社会科見学では、北町小学校の看板を背負って、しっかり見て、聞いて、感じて学んできました。
 5年生、委員会活動、クラブ活動では、高学年の顔と動きで頼もしかったです。運動会での北町ソーランの踊りは、みんなの心が一体になった高学年らしい動きで、力強さがみなぎっていました。
 6年生、軽井沢移動教室では、あきらめない6年生、素直な6年生、仲間思いの6年生の姿を見せてくれました。運動会、登校班、たて割り班活動での活躍もとてもすてきでした。さすが最高学年という活躍がいろいろなところで見られました。
 すまいる学級は、光が丘公園の遠足、岩井の宿泊学習では長い距離を歩いたり、自然の中でいろいろなことにチャレンジしたりしました。苦しいこともありましたが、最後まであきらめずがんばり、みんな笑顔になりました。
 たくさんの人ががんばるえもんになった1学期でした。
そんな、がんばった「いちがっき(1学期)」とこれからはじまる「なつやすみ(夏休み)」を折句にして表現してみました。
 
 いろいろなことに
 ちからいっぱい
 がんばった
 つまずいたこともあったけど
 きっとそれがちからになるよ

 なにかめあてをきめて
 つづけて
 やってみよう
 すてきなじぶんが
 みつかるよ
 
 ぜひ、みなさん一人一人が1学期と同じように、めあてをもって42日間の夏休みを過ごしてほしいと思います。夏休みが終わって、9月1日には2学期の学習がすぐ始まります。ですから、夏休みは2学期に繋がる大事な期間なのです。
 そして、夏休みの終わりには、ぜひ今年の自分の夏休みに題名を付けてみましょう。「真っ黒になった夏休み」「たくさん本を読んだ夏休み」「挑戦!の夏休み」など、「○○の夏休み」「○○な夏休み」というように題名を付けて、9月に校長先生に教えてください。
 では、長い夏休み、元気で。

7月10日 「さすが 6年生!」

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 先週の3日から6日まで、6年生と一緒に軽井沢移動教室に行ってきました。6年生がいない間、5年生がしっかり北町小学校を守っていてくれました。ありがとう。
 校長先生は、6年生と4日間、一つ屋根の下で寝食を共にしていたので、6年生のことがよく分かりました。その中で、さすが!6年生だなと感じたことが3つあったのでみなさんにお話をします。
 1つめは、「あきらめない6年生」ということです。1日目の暑い中での天丸山・浅間牧場ハイキングも二日目の霧と雨の中の池の平湿原ハイキングもとても長い距離の歩きでしたが、誰一人途中であきらめて歩かなくなる子がいませんでした。全員が最後まで歩ききりました。あきらめないで頑張った先には、必ず幸せが待っていることを実感できました。
 2つめは、「素直な6年生」ということです。うまくいかなかった時や失敗してしまった時、先生の指導を素直に受け入れ、がんばろうとする姿がたくさん見られました。なかなかうまくいきませんでしたが、「こうやるといいのではないかな。」とアドバイスをすると、新しいめあてをもってチャレンジしていました。
 3つめは、「仲間思いの6年生」だということです。友達のことや周りの人のことを考えてアドバイスをしたり、励ましてあげたりしていました。自分だけが笑顔になるのではなく、周りの人すべてが笑顔になるように考えて、声をかけ、関わることができました。
 これからも6年生が、一人一人の力を一つに合わせて、この北町小学校のリーダーとして北町小学校をぐいぐいぐいと引っ張っていってくれることでしょう。

6月26日 「おはようございますの『ございます』」

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 先週の水曜日から2泊3日で、すまいる学級のみなさんと一緒に岩井宿泊学習に行ってきました。たくさんの自然に触れてすまいる学級のみなさんは、笑顔になって帰ってきました。来週の月曜日からは、6年生と一緒に軽井沢移動教室に行ってきます。6年生がいない間の4日間は、5年生が北町小学校のリーダーです。よろしくお願いします。
 さて、今日のお話は、朝みんなが言っている「おはようございます」です。
 俳優さんや歌手などの芸能人や放送関係者は、昼でも夜でも、その日初めて会う人には、「おはようございます」とあいさつをします。おもしろいですね。これってどうしてでしょうか?
 誰かと出会ったときのあいさつには、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などがありますが、「おはよう」だけには、相手を大事にする意味がある「ございます」が付きます。
 そこで芸能界では、相手(お客様)を大事にするという思いを込めて「おはようございます」を朝、昼、夜いつも使うようになったと言われています。(松竹芸能の先々代の社長さんが提案したと言われているそうです。)
 では、どうして「おはよう」だけに、「ございます」を付けるようになったのでしょう?
 それは、「歌舞伎(かぶき)」から来ていると言われています。
 「歌舞伎(かぶき)」って、聞いたことがあるでしょうか?
 400年位前から始まった日本の伝統的なお芝居です。派手な衣装とお化粧が特徴です。
 テレビや本で見たことがある人がいるかもしれませんね。
 さて、歌舞伎の役者さんは、派手なお化粧とか衣装の準備に時間が掛かるので、かなり早めに劇場(芝居小屋)に入場したそうです。
 その際、劇場の「楽屋番(がくやばん)」と呼ばれる裏方さんが、この役者さんたちに対して、いつも「お早うございますね。」と声をかけていました。
 これは、『出番までまだ時間があるのに、お早いお着きでございますね。ご苦労様でございます。』という意味です。
 元々この言葉には、「あいさつ」というよりも、むしろ「気遣い」の気持ちが含まれていたのですね。
 そして、この「お早うございますね」が、いつしか「おはようございます」に変化したと言われています。
 みなさんも、「おはようございます」を相手のことを大事にするあいさつとして、心を込めてあいさつをしてみましょう。

6月19日 水となかよくなろう

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 今日から北町小学校の水泳指導が始まります。学校での水泳指導は、9月までの3ヶ月間です。とても短くてあっという間に終わってしまいます。ですから、ぜひ一人一人がどんなことをどんなふうにがんばるのか、しっかり目標をもって学習してほしいと思います。
 実は、校長先生は大学1年生まで、泳ぐことができませんでした。だから、今日は自分自身の経験から、みなさんに「水遊び」や「浮く・泳ぐ運動」、「水泳」を学習するのに大切にしてほしいことをお話ししたいと思います。
 一番大切にしてほしいことは、「水となかよくする」ということです。まず、水にやさしくすることです。水の中で楽しく笑顔で運動できるといいですね。それから、よく考えて運動することも大切です。
 具体的には、3つあります。
 1つは、めあてをもつことです。「体調に気を付けて、毎回入るようにする」とか、「もぐれるようにする。」とか、「25mおよげるようにする。」とか、「息継ぎをできるようにする。」とか、一人一人が今年は、何をどんなふうにがんばるのか、具体的なめあてをもちましょう。
 2つめは、そのめあてを達成するためのポイントを考えることです。「早寝、早起き、朝ご飯」や「水の中で息をしっかり吐く。」「力を抜く。」「手のかきと足のけりのタイミングを合わせる。」など、自分で考えたり、友達にアドバイスをしてもらったり、先生に教えてもらったりしながら、ポイントをはっきりさせて挑戦してみましょう。
 3つめは、安全に気を付けることです。せっかく、自分のめあてを達成できても、約束を守らず、けがをしてしまったり、病気になってしまったりしたら、めあてを達成するどころか、水の中に入ることさえできなくなってしまします。自分の安全だけではなく、まわりの友達の安全にも気を配ってあげましょう。
 「水となかよくする」ことを大切にしながら、めあてをもって、できるようになるためのポイントを考えて、安全に気を付けながら、水遊び、浮く・泳ぐ運動、水泳に取り組んでいきましょう。

6月12日 「かたつむり」

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 関東地方も梅雨に入りました。本格的な夏がやって来るまでには、まだ時間がかかりそうです。
 みなさんは、雨の日には外で遊べなかったり、プールには入れなかったりして残念ですが、この時期の雨は「恵みの雨」といって、作物や生き物を育てます。雨が降って喜んでいる草花や生き物がいます。かたつむりもそうです。
 今日のお話は、「かたつむり」です。中国人のリューユイという人が作った「かたつむり」という詩を読みます。最後にみなさんに考えてもらうところがあるので、よく聞いていてください。

   かたつむり リューユイ     

かたつむり  おかしいな  目玉がつのの上にある
おかしくない  おかしくない (            )
  ★ え? どうしておかしくないのでしょう。
おかしくない  おかしくない 目玉が上ならよく見える
★ なるほど、その通りですね。

かたつむり  おかしいな  おうちをしょって歩いてる
おかしくない  おかしくない (            )
  ★ さて、今度はどうでしょう。
おかしくない  おかしくない てきにあったらもぐり込む
★ ちゃんといいことがあるんですね。おかしいと思っている方がおかしいのかもしれません。

かたつむり  おかしいな  お腹がそっくり足になる
おかしくない  おかしくない (            )
  ★ もう考えてみましたか?
おかしくない  おかしくない 足が大きけりゃ安全だ

★ さて、最後の連です。
かたつむり  のろいなあ  動かないのとおんなじだ
のろくたって  のろくたって (                 )
  ★ 最後の文をあなたならどう続けるか考えてみましょう。
ヒントを一つ。さいごに「いいんだよ」ということばでしめくくられています。
のろくたって  のろくたって (          )  いいんだよ
 
 では、もう一度最初から続けて読みます。答えは、今日の給食の時間にお話ししますので、お楽しみに。

6月5日 「心は形 形は心」

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 6月に入りました。先週お話ししたように6月は、青葉の読書月間ですが、さらにふれあい月間でもあります。たくさんの人の心に触れてほしいと思います。

 さて、今日の校長先生のお話は、その『心』のお話です。みなさんの『心』は、どこにあると思いますか?
 胸のあたりかな、おでこの辺りかな、それとも目の辺りかな。きっとそれぞれに「ここ!」と思うところがあるでしょうね。
 では、その心は見えると思いますか?「見えるわけがないよ。」と思っている人がいるかもしれませんが、校長先生は見えると思います。心は形になって現れてくるのです。
 例えば、靴の脱ぎ方です。
 みなさんの靴箱を、校長先生はいつも見ています。すると、きちんとかかとを揃えてしまってある靴があるかと思うと、かかとが離ればなれだったり、右と左が逆さになっていたり、裏返しになっていたり、中には床に落ちていたりしている靴もあります。
 黙ってそれらを見ていると、靴を脱いだときのその子の心の様子が、校長先生には伝わってきます。きちんと揃ってしまっている靴からは、「この子は、ていねいに揃えようという気持ちをもって靴をしまったんだな。気持ちが落ちついているな。」と分かります。
 その反対に、揃っていない靴からは、「この子は、誰かとけんかでもして嫌な思いで帰ってきたのかな。」とか、「ほかのことに気をとられていたな。あわてていたんだなあ。」などが伝わってきます。
 その時の『自分自身の思い』が『心』となって、『靴の脱ぎ方』という『形』になって現れるのです。
 学校の靴箱での靴のしまい方、家の玄関での靴の脱ぎ方、トイレのスリッパの脱ぎ方など、どれも一つ一つ考えてみると同じようなことが言えます。
 では、もし、隣の靴箱の友達の靴が揃っていなかったら、どうしましょう?
 その時は、黙ってそっと揃えてあげましょう。きっと、その心は相手に伝わり、「ありがとう」の心にこだますると思います。そして、自分自身の心も温かくふくらませます。
 心は形、形は心です。

5月30日 「一生のうちに読める本は…」

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 6月1日から1ヶ月間、青葉の読書月間です。先生方による読み聞かせや縦割り班の6年生による読み聞かせ、保護者ボランティアの方による読み聞かせもあります。また、図書委員会のみなさんも特別な活動をしてくれることになっています。
 本校の取組に先立って、全国では4月23日の「子ども読書の日」をスタートにして5月12日までの約3週間は、「こども読書週間」でした。
 1959年(昭和34年)に始まった、「こども読書週間」。もともとは、5月5日の「こどもの日」を中心とした2週間(5月1日〜14日)でしたが、2000年から、今の4月23日の「子ども読書の日」から5月12日になったということです。今年の「こども読書週間」の標語は、『小さな本の大きなせかい』でした。
 小さい時から本を読む楽しさを知っていることは、とても大切なことです。北町小でも朝読書を推進していて、1週間のうち金曜日の朝の10分間は、本を読むことになっていますね。読書週間も年に2回実施しています。秋にはもみじの読書月間を実施します。みなさんは、今どんな本を読んでいますか?これまで読んだ本で一番好きな本は何ですか?小さい頃に読んだ本で心に残っている本は、一生の宝物になります。
 校長先生は、これまでいろいろな本を読んできましたが、今思い出してみると何冊かの大切な本との出会いがありました。いくつか紹介します。
 小学校の頃よく読んだのは、江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズです。怪人二十面相と明智小五郎の対決に胸を躍らせて読んでいました。このシリーズで推理小説のおもしろさを知って、次にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズをたくさん読みました。
 それから、とにかくいろいろな本を読んできました。大人になってから、絵本もよく読みました。(「はらぺこあおむし」「まほうよりもすごいもの」)
 以前、校長先生の友達と「一生のうちに何冊本を読めるか」という話をしたことがあります。1年間は365日で、だいたい52週間くらいです。1週間に1冊として、1年間で約50冊、10年間で500冊です。50年読み続けても2500冊にしかなりません。一説によると、年間7万冊以上の本が出版されるということです。そう考えると、人が誕生して亡くなるまでの間に読める本は、限られていることがよく分かります。
 だから、読む1冊1冊の本を大切にしたいものです。もしかしたら、みなさんの中には、どの本を読んだらいいか分からないという人がいるかもしれませんね。そういう人は、ぜひ北町小学校の図書館に行ってアドバイスをもらってください。
 本の中では、昔でも、今でも、未来でも、どの時代へも行くことができます。日本でも、外国でも、宇宙でも、どこへでも行けます。別な人でも、動物でも、魚でも、何にでも変身することができます。本の中では、できないことはありません。
 さっそく本を読みたくなってきませんか?

5月22日(月) 本気で取り組む

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 さて、いよいよ今週の土曜日は運動会です。
 運動会が一日一日近づいてきて、みなさんが本気になってきました。やることが分かってきて本気になってきました。演技することが楽しくなって本気になってきました。上手になって本気になってきました。うまくいかずに気合いを入れられて本気になってきました。「とてもいい動きだね。」とほめられて本気になってきました。
 本気になってきたことは、みなさんの声で分かります。みなさんの動きで分かります。みなさんの表情、特に目で分かります。
 この本気が、運動会当日まで続くには、本気の裏側にある自分のめあてをもう一度しっかり、はっきり見つめて取り組んでいきましょう。
 5月27日の運動会本番にみなさんの一番の本気の姿が見られることを楽しみにしています。

5月15日 「手と手を合わせる 〜「五をください!」って何のこと〜

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 人がもっている何かがほしい時には、「〜をください。」といいます。英語だと「Give me〜.」です。
 ではもし、「五をください。」、英語では「Give me five.」と言われたらどうしたらいいでしょうか。例えば鉛筆がたくさんあって、こう言われたら5本渡せば良さそうな気もします。しかし、何もないところでいきなり、「五をください。」と言われても困ってしまいます。では、「Give me five.」と言われたら、どうすればいいのでしょう。
ヒントです。朝、校門のところでみなさんと挨拶をしている時、校長先生と手と手をパチンと合わせてくれますね。そうなのです。こうして手のひらを相手に向けてみます。すると片手の指は5本ですね。「五」、「five」は、手のひらのたとえです。
ですから、英語で「Give me five.」は、お互いに片手を出してパチンとやることなのです。
 サッカーや野球などの試合をテレビで観ていて、点が入った場面は盛り上がります。ボールをシュートした人やバッターの周りにチームメイトが集まってきて、お互いの手をパチンと合わせていますね。みなさんも、友達が何かやっていてそれがうまくいったのを見ると、その友達の手と自分の手をパチンと合わせて「やったね」と一緒に喜んであげることがあるでしょう。
 実は、みなさんが国語で習った漢字、これから習う学年もありますが、この「Give me five.」のような漢字があるのです。この文字を見ましょう。「屮」の形が二つ重なっていますね。この二つの「屮」は手を表しています。
 この漢字は何という漢字だと思いますか。この二つの手がこのように変わっていく。もう気が付いた人がいますね。そうです。「友」という漢字になるのです。3年生は、去年勉強した漢字を良く覚えていましたね。「友」という漢字には、もともと手と手を取り合って助けるという意味があるのです。
 さあ、新しいクラスになって、ひと月半です。新しい友達はできたでしょうか。運動会の練習もどんどん進んでいると思います。その中で、友達のがんばりや成功をほめてあげれば、その喜びは2倍になります。困った友達を助けてあげれば、その苦しみは半分になります。もし、クラスの仲間がみんな友達になれば、喜びは何十倍にも、そして苦しみや悲しみは限りなく小さくなるものです。

5月8日 「1秒の言葉」

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 あっという間にゴールデンウィークが終わり、いよいよ本格的に運動会の練習が始まります。自分のめあてをもって、みんなががんばるえもんになってほしいと思います。
 さて、今日のお話は、「1秒の言葉」です。小泉吉宏という人が作った「1秒の言葉」という詩を読みます。
  
  
  1秒の言葉   小泉吉宏

 「はじめまして」
 この1秒ほどの短い言葉に、
 一生のときめきを感じることがある。

 「ありがとう」
 この1秒ほどの短い言葉に、
 人のやさしさを知ることがある。

  「がんばって」
 この1秒ほどの短い言葉で、
 勇気がよみがえってくることがある。

 「おめでとう」
 この1秒ほどの短い言葉で、
 幸せにあふれることがある。

 「ごめんなさい」
 この1秒ほどの短い言葉に、
 人の弱さを見ることがある。

 「さようなら」
 この1秒ほどの短い言葉が、
 一生の別れになるときがある。

 1秒に喜び、1秒に泣く。
 一生懸命、1秒。
 人は生きる。
 
 校長先生は、この時期になると指のけがをして入院し、手術をしたことを思い出します。久しぶりに学校に来た時、学校のたくさんの人から、「だいじょうぶですか。」「おだいじに。」という言葉をかけていただきました。その時、何かほわほわとした温かいものを感じました。それが、人のやさしさなのだと思います。
  逆に、短くても「うざい。」「きもい。」「ばかじゃん。」という言葉は、ちくちく していてとても心が傷つき、嫌な気持ち になります。
 人はひとりでは生きていけません。人 とつながって生きているのです。そして 言葉でつながっているのです。1秒ほど の短い言葉ですが、短いからこそ相手を 思って大切にしていきましょう。
 そんな1秒ほどの短い言葉の中で、校 長先生が入院中に一番大切だなと思った 言葉があります。それは、「ありがとうです」。普段何気なくやっていることが、 入院したことによって、自分でやることができなかったり、やってもらわなけれ ばならなくなったりしたとき、自分のま わりの人や物のありがたさがよく分かりました。自分は、みなさんに生かされているんだなと思いました。
 それでは最後にみなさんに問題です。「ありがとう」の反対側の言葉は何でしょう。「ありがたくない」ではありません。考えてみてください。答えは、今日の給食の時間に。

5月1日 「やさしさは、想像力でひろがる」

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 あっという間に5月になりました。今日から運動会の特別時間割も始まります。運動会に向けて、運動が得意な人は、力を十分に発揮して積極的にがんばりましょう。運動があまり得意でない人は、今もっている力でちょっと挑戦してみましょう。
さて、今日のお話です。
みなさんがもともと持っていて、校長先生のような大人よりもずっと豊かに使いこなしている力があります。どんな力でしょう。
それは、「想像力」です。夢を見たり、空想したりする時に使う想像力は、これから大きな大きな未来が広がっているみなさんの方が、大人よりもずっとずっと大きくて豊かです。
そして、夢を見たり、空想したりする時に使う想像力と同じように、人の悲しみや痛みを想像する力もみなさんはたくさんもっているはずです。
これから、以前テレビCMやラジオCMで流れていた詩を紹介します。聴きながらみなさん一人一人がもっている想像力を働かせてみてください。

 
  どんな気持ちかな。
  空が飛べたら 雨のしずくになったら 魚になったら
  月になったら ウサギになったら。
  いじわるされたら、どんな気持ちかな。
  ひとりぼっちって、どんな気持ちかな。
  想像してみよう、いろんな気持ち。
  ゆめも、やさしさも、想像力から生まれる。

       
 みなさん一人一人がもっている豊かな想像力から、夢もやさしさも生まれ、そこから大きく広がっていくのですね。

4月17日(月) 「ありがとう」のかぎを持って

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新学期もあっという間に10日がたちました。校庭が圧倒的な桜色から、新緑の緑色へバトンタッチをしています。
さて、今日のお話です。今日は、『有り難し』というお話です。これは、昔使われていた難しい言葉で、「有る」ことが「珍しい・まれです・貴重です」という意味です。今は、何という言葉になっているかというと『ありがとう』という言葉になっているのですね。
 今から1000年前に書かれた「枕草子」という本の中にも、めったにないという意味で「ありがたきもの」と書かれていました。
 このように「ありがとう」という言葉には、「あなたがしてくれたことは、私が思っていたよりも素晴らしいこと、大変なことです。心から感謝しています。」という気持ちが入った言葉なのです。
 以前、校長先生がバスに乗っていた時のことです。同じバスに乗っていた小学校3年生か、4年生ぐらいのランドセルを背負った男の子が、バスを降りる際に「ありがとうございました。」とバスの運転手さんに挨拶をして降りていきました。校長先生は、男の子のその言葉を聞いてドキッとしました。お金を払って乗っているので、行きたいところまで運んでもらうのは、当たり前のことなのですが、「安全に運んでもらって、うれしいです。感謝をします。」という気持ちを「ありがとうございました。」の一言のあいさつに表していたのです。それ以来、校長先生もバスを降りる時には、「安全に運んでもらって、うれしいです。感謝をします。」という気持ちを込めて、「ありがとうございました。」と言うことにしました。
 先週、あいさつ名人のお話をしました。この1週間、北町小学校にはたくさんのあいさつ名人がいることが分かり、うれしくなりました。「校長先生、おはようございます。」とレベル4のあいさつをしたもらったときには、笑顔になりました。
ぜひ、あいさつの上手な北町小のみなさんは、常に「ありがとう」のかぎを持って、当たり前のことにも「ありがとうございました。」とあいさつができるようになるといいと思います。

4月10日(月)「あいさつ名人になろう」

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『挨拶』は、禅問答で相手の悟りの深さを推しはかる「一挨一拶(いちあいいちさつ)」と言っていたそうです。
お坊さんが、相手はどのくらい勉強をして、いろいろなことが分かっているのかを確かめるために、質問しあったり、答えあったりしたことから始まります。
ここから、一般に問答や返答の言葉、手紙の往復などを挨拶というようになってきました。

入学式で、1年生のみなさんには、3つの約束の種を植えました。その中の一つが、元気なあいさつの種です。
あいさつは、漢字で書くと「挨拶」と書きます。「挨」も「拶」も本来は「押す」という意味で、「たくさんの人と押し合う」意味を表しています。
つまり、挨拶は一人でできるものではないのです。相手があってできるものなのです。そして、挨拶をすることで自分と相手を大事にすること、大切にすること、相手を思いやる心をもつことにつながります。挨拶は、会話の始まりとも言えます。また、心と心のキャッチボールだと言う人もいます。
ぜひ、みなさんにはそんなあいさつの上手な「あいさつ名人」になってほしいと思います。
「あいさつ名人」になるためには、4つのレベルがあります。

レベル1は、元気なあいさつです。まず、元気にあいさつをしてみましょう。きっとこれは、ほとんどの人ができるレベルですね。

レベル2は、相手の顔を見て、笑顔であいさつをすることです。相手を大事にするためにも、きちんと相手の顔を見て、笑顔であいさつすることが大切です。これも大体の人ができているかな。

レベル3は、相手より先にあいさつをすることです。言われてからあいさつをするのではなく、まず自分からあいさつをしてみましょう。これは、だいぶん難しくなってきます。

レベル4は、一言付け加えてあいさつをすることです。相手の名前でもいいでしょう。天気のことでもいいでしょう。相手を気遣う言葉を付け加えることもできそうです。

このレベル4がクリアできれば、みなさんも「あいさつ名人」です。
北町小のみんなが「あいさつ名人」になれるといいですね。

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