文化祭その4、『総合的な学習の時間』としての成果

 文化祭特集その4.最終回です。文部科学省の定めた学習指導要領では『総合的な学習』について、幾つか目標を定めています。その中の一つに「探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いの良さを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う」、とあります。
 本校では、生徒一人一人にワークシートを配布し、「課題」「課題設定に理由」「課題追及の方法・結果発表」「追求・発表に対する自己評価」を、文化祭への取り組みとして書かせています。文化祭特集の最後は、ワークシートの中から各学年1つずつ紹介し、「総合的な学習」としての成果をご紹介します。また、3枚の写真を使ってこれまでご紹介できなかった作品等ご紹介します。

〇1年生生徒
「課題」…自分が気になったことはとことん調べて、最高の展示発表を
     創り上げる。
「課題設定の理由」…文化祭は初めてで、中学校生活で3回しかないので
     全力で取り組みたいから。
「課題追及の方法・結果発表」…文化祭で学んだことは3つあります。
     1つ目はとことん調べるということ。自分は川越調べの係に
     なりました。とことん調べると、どんどん新しい情報が
     見つかり、うれしくなりました。
     2つ目はみんなで創り上げるということ。
     3つ目は、努力は報われるということ。調べたものをすべて
     張り終わって、今まで頑張ってやってきたことが、たくさん
     苦労したことが目に見えて分かりました。

〇2年生生徒
「課題」…皆の演技が映えるような背景を完成させる。
「課題設定の理由」…私は裏方の仕事で実際に舞台で皆を支えることが
     できないので、せめて自分の作ったもので皆の役に立ちたいと
     思ったから。
「課題追及の方法・結果発表」…今回の文化祭は取り組みの時間が
     少なかったので、無駄な作業が生まれないようみんなで
     集中してやりました。準備している間はずっと楽しい感じ
     でした。楽しく作業をしていたので数日間で2枚の背景が
     できあがりました。背景は、私一人で作ったものではなく、
     6人で力を合わせて作り上げたもので、この6人でしか
     作ることのできないものです。
     私は背景という仕事をすることができて本当に良かったと
     思っています。

〇3年生生徒
「課題」…舞台発表で自分のやれることを精一杯取り組み、他学年の
     目標になるように努力する
「課題設定の理由」…今までとは少し違う3年生という立場であるため、
     責任をもって取り組もうと思ったから。
「課題追及の方法・結果発表」…自分の役は、人間を勇気づけて誕生へ
     導くという役でした。自分の役はセリフは長くなく、体で
     表現することも多くないため、1言に力をこめるためにも
     口を動かし、響かせることを意識しました。
     先生が劇への注意や指示をしてくださったのをみんなが
     真剣に聞きました。最後の方の練習でもみんな満足する
     ことなく、表現を工夫したり言葉をはっきり言ったり、
     と自分の演技を追求していて、このみんなの気持ちが
     この劇のクオリティを底上げしていったのだと思いました。
     この文化祭は、今までで一番良い文化祭になった。

<写真上>吹奏楽部の演奏「ジブリメドレー」の一場面。大好評の拍手と
     アンコールに応えてもう1曲弾きました。

<写真中>美術部「イラスト展示・部誌」の中で展示された
     “黒板ジャック”フルーツをテーマに描かれ、
     明るい色使いはまるで夢の世界です。

<写真下>図書委員会「しおり・本のホップ・絵本カバーのペーパー
     バッグ」の中で展示された、絵本カバーのペーパーバッグ。
     文化祭終了後、制作した生徒に渡す予定です。

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