明治44年、小松原英太郎文部大臣より『開智以進徳』の題字をいただきました。大正3年10月、縦38×横196cmの立派な樫の木にこの言葉を彫り、額を完成しました。額は玄関に掲げ、本校教育のよりどころとされました。現在は校舎改築に伴い、掲示場所が校長室へと変わりましたが、現在も美しく気品に満ちた姿で掲示されています。
大漢和辞典によれば、『開智』は知恵を開くこと(浄住子より)『進徳』は徳をすすめること(易経より)という意味で、二つの言葉は明治以来の教育の目標でもあった。時代によって、人によって『開智進徳』は色々な読み方がなされてはいるが、智を 開き もって徳を進むと読み、『開進』という名前はここから由来しています。
区内で3番目に大きいと言われているクスノキ。大正4年(1915年)11月10日大正天皇御大礼奉祝に校舎の玄関前に記念植樹されました。推定100年になると言われています。