全校朝会講話

4月13日(月) あいさつは気持ちを伝えること

今日は、正しい挨拶の仕方を教えます。
 まず姿勢を正します。次に、その姿勢のままで、相手の目を見て、はっきりと「おはようございます」と声に出します。
 きちんと言い終えた後で、頭を下げます。

   やってみましょう。「おはようございます。」

 さすが高学年は、先日教えたのでしっかりとできていますね。動作の意味を考えているのですね。低・中学年の皆さんには、少し難しいので、このように挨拶する意味を教えましょう。

 まず、普段よく見るあいさつは、「おはようございます」と言いながら頭を下げます。相手を見ていません。「ます」と言い終えたときは、地面を見ているはずです。これでは相手に「おはようございます」や「ありがとうございます」の気持ちを伝えようとしていることにはなりません。

 ます姿勢を正すことで、相手に、「私はあなたを大切に思っているので、あなたの前できちんとした姿勢を作ります」という気持ちを表します。
 次に相手と目を合わせることで、「私はこれから、あなたに私の気持ちを伝えます」という思いを表します。
 そして、「おはようございます」と朝の挨拶をしっかりと伝えます。  言い終えた後で、頭を下げます。頭を下げる、お辞儀をするというのは、「私はあなたを大切にする思いをもっている」ということを表す動作です。

 ここまでやって、初めて正しく相手に気持ちを伝えることができるのです。今度、おうちの方とお出かけしたときに、デパートの店員さんやホテルで受付をされている方、飛行機のキャビンアテンダントなどの、お客様をお迎えする仕事をしている方のご挨拶を見てご覧なさい。必ず、同じようにしています。

背筋を伸ばし、目を合わせ、はっきりと「いらっしゃいませ」と声に出した後で、しっかりと背筋を伸ばしたまま、腰から曲げて、頭を下げます。こうした正しい礼儀を学んでいくことも、皆さんが大きくなる、ということのために必要なことです。

 「ありがとうございます」も「こんにちは」も同じですね。相手に感謝の気持ちを伝えるなら、せっかくですから地面にではなく、相手の目を見て伝えましょう。

   では、もう一度、みんなでやってみます。校長先生や、前にいらっしゃる先生方と目を合わせて、「今日も一日よろしくお願いします」という思いを伝えるという気持ちをもって、挨拶をしてみましょう。
 「おはようございます」
 大変素晴らしいです。今週もがんばりましょう。

4月20日(月) 仕事をするということ

一学期が始まって、みなさんのがんばる様子を見るために、授業中のお教室に行くようにしています。みなさんがこれまでより上学年として、がんばろうとしている様子がよく見えます。また、朝のあいさつや廊下での挨拶など、先生の顔を見て、きちんと挨拶できる人も多く、とても立派だと思います。

担任や専科の先生方も、みなさんを大切にしようとする気持ちをもって授業をしています。校長先生として、とても安心して皆さんの学習や生活をお任せすることができています。担任や専科の先生は、皆さんのお手本になるためにがんばり、努力しています。みなさんより10年以上、あるいはもっと長く生きていらして、いろんな苦労や楽しいことを知っていて、みなさんの前にいます。困ったことや辛いことがあったら、先生に相談しましょう。必ずみなさんの力になってくれます。

さて今日は、担任や専科の先生ではないけれども、みなさんを成長させるために、皆さんが見ていないところで皆さんを支えている方たちを紹介します。用務主事、といって、校舎内の清掃や整頓をしたり、壊れたところを直したりする仕事をしている櫛田さんと峯田さんです。

先日、校長先生が出張に出かけようとしたときです。校門の前の道路は、桜のがくが道路を埋め尽くそうとするほど落ちていました。学校の外です。そこに櫛田さんがいらして、大きな竹箒で、足をしっかりと開き、全身に力を込めて、桜のがくを掃き集めていました。たくさんのがくを掃き集めるのはとても力がいります。広い道路中に散らばっているがくを集めるのには時間がかかります。櫛田さんは何も言わず、しっかりと散らばったがくを見渡しながら集めていました。3時間ほどして校長先生が出張から帰ってきたときには、道路はすっかりきれいになっていました。

峯田さんも、校長先生が何も言わなくても、皆さんが入ってくる玄関をきれいにしてくださったり、お花を飾ってくれたりして、いつも学校がどうすれば気持ちよく使ってもらえるか考えながら、いろいろなお仕事に取り組んでくださっています。

みなさんには、ぜひこういう人になってほしい、と思っています。誰が褒めてくれるから、誰かに何かをしろと言われたからする、というのではなく、自分の仕事をやりきる、という強い思いを持ってほしいと思います。

自分で考えて、何のために何をすればいいのか、人が見ているとか見ていないとかではなく、自分がやるべきだと思ったからやる。それが仕事です。それが大人です。みなさんには、そういう成長をしてほしい、と願っています。

みなさんが学級のお当番、係活動などで取り組む仕事は、そういう成長するための勉強です。お掃除もそうです。なんのために掃除をするのか、何のためにお当番をするのか、考えることが皆さんの大切なお勉強です。しっかりと取り組んでいきましょう。