全校朝会講話
10月5日(月) 70年の思いと、私たちが創る未来
気付いている人も多いと思いますが、しばらく前から屋上のフェンスに「開校69周年 練馬区立大泉第一小学校」という看板がついています。
校名の看板は、学校によってあるところとないところがあります。つけなければいけない、という決まりはありません。ですが、校長先生はぜひ付けたい、と思いました。ここは、地域の皆さん、児童の皆さんの先輩たちが、長く学び育ててきた素晴らしい学校です。近くを通る地域の皆さんに、ここは、今も子供たちががんばっている大泉第一小学校ですよ、ということをお伝えしたかったのです。
では、なぜ開校69周年なのでしょう。来年が、開校70周年だと言うことは、みなさんも知っていますね。実はこれにも意味があります。開校70周年の来年には、さまざまな行事が予定されています。開校記念式典を始め、運動会も学芸会も、ハッピーランドも、全て開校70周年記念行事となります。どういうことか、というと、70年間、たくさんの子供たちが一生懸命がんばってきたことを振り返りながら、これからも、もっともっと素敵な学校を作っていきます。という未来を創る1年になるのです。
では、今年卒業してしまう6年生は関係ないじゃないか。そんなことはありません。来年、70周年をひっぱっていく6年生、つまり今の5年生たちが、6年生になるということは、どういうことか、最高学年と言われることにはどんな責任がついてくるのか、その姿を見せてあげられるのは、今、ここにいる6年生の皆さんです。
70周年を迎えたからと言って、いきなりがんばれるものではありません。身体や心を鍛え上げていかなければなりません。そのための1年間が今年です。今いる6年生たちは卒業していきます。しっかりと大泉第一小学校の6年生としての姿を、下の学年に見せて。その6年生の皆さんと、来年は一つずつ学年を上げる、各学年の皆さんへの応援、エールとして、ここに開校69周年という言葉を掲げました。
開校70周年を立派に迎える土台を作るのは、今ここにいるみなさんです。一番大切な力、基礎、底力をつけるときです。まもなく1学期が終わります。しっかりと学習のまとめに取り組みましょう。そして6年生のみなさんは、卒業という大きな区切りを通して、この大泉第一小学校を更に、みなさんが胸を張れる学校にしていってほしいと願います。期待しています。
10月13日(火) 放送朝会
今日は放送朝会です。
それぞれのお教室で、担任の先生方とご挨拶をしましょう。おはようございます。
さて、昨日、体育の日に、校長先生は練馬白菊幼稚園と、大泉学園幼稚園の運動会に行ってきました。年少さんはとことこ走り、年中さんは元気に玉入れの球を投げ、年長さんはしっかりとダンスを踊っていました。かわいいなあ。
うん。年少さんがとことこ走るのは、かわいいですよね。ところでなぜ年少さんは、とことこと走るのでしょう。それはまだ、身体が動き方を覚えていないからです。手の動きと脚の動きが上手く合いません。小学生のみなさんは、ほとんどの人が年少さんより上手にできていますね。それは、みなさんが成長する中で、少しずつ体の使い方を覚えてきたからです。
でも、それはできて当たり前ではなくて、人によってできるときや、あるいはずっとできないこともあります。
校長先生が小学生の時に、運動会のかけっこでずっとビリだったことは、以前お話をしました。たぶん、体の使い方を覚えるのが人より遅かったのでしょう。中学生になって、走るのが急に上手になって、他の友達と同じくらいの速さで走ることができるようになりました。きっと人より遅く、身体の使い方を覚えたのでしょう。
人間は同じように頑張っても、同じことができるとは限りません。ある人は絵を描くことが上手になる、ある人はならない。それは、もう人それぞれなのです。だから、人は助け合って生きていくのです。
ある人は、他の人と違う。僕はあなたと違う。それをお互いに認め合って、お互いに助け合って生きていく。そのことがとても大切なのです。
みなさんは今、どんどん成長し、変わっていきます。できないこともできることも、ひとそれぞれです。そのことをクラスの中で認め合い、助け合える学級を作っていきましょう。
10月26日(月)
昨日から少し冷たい風が吹き始めました。木枯らしだそうですね。
また秋が来て、また冬が来る。いつものように季節が来る、と思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
1年生さんにとっては、1年生の秋、1年生の冬は一生に一度です。6年生にとっても一生に一度しかない、6年生の秋、冬の季節です。やがて大きくなっていく皆さんに積み重ねていく、たった一度の時間です。
今週、皆さんはたった一度しかない時間をどう過ごすのでしょうか。
一つ、お話をします。本を読もう、という話です。来週から読書旬間が始まります。
皆さんの中には、作文が苦手、感想文が苦手という人は多いと思います。そこで、作文が上手になる方法を教えます。それが本を読むことです。
たとえば、昨日の晩ご飯がとても美味しかったということを伝えたい、と思ったとします。「ちょーやばい、まじはんぱなくちょーやばかった」。伝わりましたか。伝わりませんね。もう少し言葉を加えてみましょう。「とても大きな唐揚げでね、一つが拳の大きさくらいあるんだ。きつね色に揚がった熱々の唐揚げにかぶりつくと、ばりっとした皮の中から、熱い油がじゅわって垂れてくるんだよ。」
どうでしょう。少しおいしさが伝わりましたか。
言葉を知らないと、気持ちや様子を伝えることができません。言葉を知らないのに作文を書けといっても無理です。では、どうやって言葉を覚えるのでしょう。一番いいのが、本を読むことです。本の中にはたくさんの言葉が入っています。本を読むことで、いろいろな言葉遣いを自然に覚えます。
中には、本を読むのも苦手、という人もいるかもしれません。そういう人は、同じ本を二度、三度読むことをお勧めします。一度読んだだけでは、物語の筋を覚えて、「悪者をやっつけて気持ちよかった」だけで終わりますが、二度目には、悪者の着ている服や態度が読み取れて、周りの風景も浮かんできます。三度目には、悪者だと思っていた人の気持ちがわかるようになります。物語がどんどん面白くなっていくのです。
作文を書く勉強を特別にしなくても良いのです。物語に出てきた言葉や言葉遣いは、皆さんの中にしみこんで、自然と使えるようになります。たくさん本を読むと、たくさんの言葉や世界が入ってきます。
一生のうちでたった一度しかない今、たくさん本を読んで、未来へと続く自分を作ってください。


