オリンピック・パラリンピック教育

1 オリンピック・パラリンピック教育を通して、育成する児童・生徒像

(1)自分や友達を大切にし、夢や目標の実現に向けて努力することができる児童
(2)日本の伝統文化や外国の異なる文化に興味・関心をもって行動できる児童
(3)他者を認め、すすんでコミュニケーションをとり、社会や地域に貢献できる児童
(4)運動に親しみ、「知」、「徳」、「体」の調和のとれた児童

2 取組内容[4つのアクション(学ぶ・観る・する・支える)を踏まえて]

(1)「オリンピック・パラリンピックの精神」に関する取組

○オリンピック・パラリンピックの精神、歴史、人物等について理解を深める。(社会・道徳・特別活動)・・・学ぶ(知る)
○目標に向かって努力し、強い意志をもつオリンピック・パラリンピック選手を題材にして理解を深める。 (道徳・特別活動)・・・学ぶ(知る)
○学習読本、DVDなどの資料を活用してオリンピック・パラリンピックが目指すものを理解させる。(特別活動)・・・学ぶ(知る)
○聖火リレーや開・閉会式の映像を観るなどして、国際親善や平和な社会の発展に果たす役割を理解する。(道徳・特別活動)・・・観る
○教材とオリンピックとの関連をもたせて体験させ、興味関心を高める。(算数)・・・する(体験)
○大会運営に関わる人物など、オリンピックやパラリンピックを支える多様な人々や職業について学ぶ。(特別活動)・・・支える
○スポーツテストで計測する時に測定の補助をする。(総合)…支える

(2)「スポーツ(オリンピック競技、パラリンピック競技・障害者スポーツ)」に関する取組

○学習読本などの資料を活用してオリンピック・パラリンピックの競技種目への理解を深める。(特別活動)・・・学ぶ(知る)
○DVDなどの資料を活用してオリンピック・パラリンピック競技や障害者スポーツに興味をもたせる。(特別活動)・・・観る
○障害者スポーツを体験したり、障害者の話を聞いたりして、障害者スポーツへの理解を深める。(総合)・・・する (体験・交流)
○短距離走や水泳の学習でオリンピックの記録を意識して運動する。(体育)…する(体験)
○器械運動やゲーム、ボール運動領域で役割を決めて大会を運営する。(体育)・・・支える

(3)「文化(日本文化、国際理解・交流)」に関する取組

○日本や他国の伝統・文化に対する学習の充実を図る。(国語・社会・生活・音楽・家庭・道徳・総合)・・・学ぶ(知る)
○視聴覚資料を活用して、日本や他国の文化的な特色について理解する。(国語・社会・生活・音楽・総合)・・・観る
○外国語によるコミュニケーションの体験を充実させ、世界の多様な国々の文化を学ぶ学習活勤を推進する。(外国語・総合)・・・する(体験・交流)
○クリーン運動などの奉仕活動への参加を奨励し、ボランティアマインドや「おもてなし」の心を育てる。(行事)・・・支える

(4)「環境(持続可能性)」に関する取組

○オリンピック・パラリンピックの歴史と環境問題との関わりや持続可能な社会づくりについて学ぶ。(社会・理科・総合)・・・学ぶ(知る)
○自分たちの住む地域での障害者への配慮や環境に対する取組を理解し、興味をもつ。(社会・生活・総合)・・・学ぶ(知る)
○社会科見学、校外学習等の機会や、地域での生活を通して、環境への配慮やバリアフリーについて理解する。(行事)・・・観る
○CO2削減やごみの削減などの体験活動を通して、環境への配慮について理解する。(特別活動・行事)・・・する(体験・交流)
○生き物を育てる活動を通して、自然を大切にし、環境を守ろうとする心を育てる。(理科)・・・支える
○地域の美化活動等、環境にかかわるボランティア活動への積極的な参加を奨励する。(行事)・・・支える