全校朝会講話

11月2日(月) ふれあい月間

二つお話をします。
一つ目のお話。今、あちこちでコホンコホンという咳が聞こえます。風邪引きさんが増えてくる時期です。先週は、校長先生も風邪を引いていました。コホンコホンという咳をしている人、マスクをしていますか。

風邪の中には、身体の中にばい菌がいて、咳をしたときに周りにばい菌を飛び散らせてしまうものがあります。咳が出るときは、マスクをしましょう。お友達にうつさないために、マスクをします。マスクを忘れたときは、養護の齊藤先生がマスクをくださいますから、お願いして、いただきましょう。

二つ目のお話。大事なお話です。今月は、みんなでいじめについて考えるふれあい月間です。

いじめについてお話しします。いじめが起きるのをなくすことはできません。でも、いじめをなくすことはできます。違いがわかりますか。

自分が通った後ろで誰かが舌打ちをした。とても心が傷つきます。いじめですよね。後ろから誰かが背中をつんとつついて、みんな知らんぷりをしている。すごく嫌です。いじめですよね。でも、こういうことは、誰でもついやってしまうことがあります。ちょっとしたいたずら心だったり、ついやってしまったりする、そういうことは誰にでもあります。

でも、やりたいからやる、相手の気持ちを考えずに自分のしたいことをする、それは人間として下(げ)、したです。下のままではいけません。もっと上の人間にならなければなりません。みなさんはもっと上の人、中学生、高校生、大学生、そして大人になるために、成長するためにここにいます。みなさんはもっと成長することができるのです。

やりたいことをついやってしまった。そうしたら、ごめんなさいをしましょう。相手の気持ちを傷つけたと気付いたら、仲直りをする努力をしましょう。それがいじめをなくすことです。そして、みなさんが成長することです。

もしいじめられたら、友達や先生に伝えましょう。友達から相談されたら、いじめから友達を守るためにどうすればいいか、一緒に考えましょう。先生方や校長先生も、いじめをなくすために、一緒に考えます。いじめをなくします。

11月9日(月) 見えないところで安全を守る

二つ、お話をします。一つ目。先週の音楽集会の後で、6年生にはお話をしました。1年生より6年生が遅れて入ってくるのはおかしい、と。今日、6年生はきっちりと修正してきました。
 失敗をしても良いのです。学校では間違っても良いのです。失敗したことから学ばないこと、成長しないことは恥ずかしいことですが、失敗をして成長をするのが、皆さんの学びです。6年生は、きっちりとそれを示しました。立派です。  卒業式まであと5ヶ月、1年生から5年生までのみなさんは、この6年生の姿をしっかりと見ておきなさい。自分たちが目指す高学年の姿は、どんなものか、しっかりと見て受け継いでいきましょう。

 二つ目のお話です。
 正門前の歩道に、新しいパンジーの花が植えられているのに気付いた人はいますか。
 そうですね、気付かない人の方が多いと思います。身の回りにある小さなものがきれいになっていることには、なかなか気付きにくいですね。気付いた人は、感じる力がとても高いのだと思います。

 ところが実は、気付かなかったと思っている多くのみなさんも、感じているのです。みなさんも建物や施設など、いろいろな場所に行くことがあるでしょう。中にはなんとなく不気味だなと感じたり、怖いと感じたりする建物もあります。大一小のように、明るくて楽しそうだな、と感じる施設もあります。その違いはどこにあるのでしょう。

 それが清潔や整頓の違いです。ある建物の周りに、お弁当のゴミや破れたゴミ袋、壊れた自転車などが落ちていたら、玄関の周りに雑草がぼうぼうと生い茂っていたら、みなさんは怖い、不気味だと感じます。ここには、そういう使い方をする人がいる、と危険信号を受け取るのです。

 逆に、ゴミがなく、ものがきちんと整頓されておかれていたら、きれいな花が植えられていたら、みなさんは、ここにはものと人を大事にする人がいる、安全だと感じるのです。大一小の周りで、みなさんがなんとなく安心できるとしたら、それは周りがきれいにされ、きちんと整頓されているからです。

 でも、ものは置いてあるだけでは、かならず散らかっていきます。誰かが整頓し、掃除をし、きれいにしなければ、どんなところでも荒れていきます。誰が、きれいで、安全な大泉小を作ってくださったのでしょう。

先週の金曜日、避難訓練の時間に、学校の周りの雑草を抜き、花を植えてくださった皆さんがいます。元PTA会長の阿部さんや今のPTA会長の川嶋さんを始めとする一泉会の皆さんです。掃いても掃いても落ちてくる枯れ葉、こちらは毎日、用務主事の峯田さんや櫛田さんが掃いてきれいにしてくださっています。廊下もトイレも汚れもゴミもなく、安全な学校の雰囲気を作ってくださっています。

では、教室はどうでしょう。教室の安全で気持ちいい雰囲気を作るのは誰でしょう。ロッカーが散らかっていたり、床に洋服や学習用具が落ちていたり、ゴミがそのままだったりすると、教室に入った人は不安になります。危ない部屋なのかな、と感じるのです。それをきれいにして、気持ちよくするのはみなさん自身です。みなさん自身が、整頓清潔を心がけることで、それを作るのです。今週も気持ちの良い一週間となるよう、がんばりましょう。

11月24日(火) 頭の良くなる薬

皆さんの目の前に、頭の良くなる薬と頭が悪くなる薬があったら、みなさんはどちらを使いますか。

ふざけて頭の悪くなる薬と言う人はいるかもしれませんが、きみ、頭悪いねと言われたら、いやですね。そうです。頭の良くなる薬の方が良いですね。これから校長先生が、皆さんの前に頭の良くなる薬と悪くなる薬を置きますから、自分がどちらを使っているか、考えてください。

頭の良くなる薬、授業中に姿勢良くすること。頭の悪くなる薬、頬杖をついたり、足を組んだりすること。
良くなる薬、指で挟んだときに指の付け根より長い鉛筆を使うこと、悪くなる薬、小さな鉛筆を使うこと。
良くなる薬、ノートに線を引くときにいつも定規を使うこと、悪くなる薬、定規を使わないこと。
良くなる薬、下敷きを使うこと。悪くなる薬。下敷きを使わないこと。
良くなる薬、文字をはっきりくっきり書くこと、悪くなる薬、薄く雑に書くこと。
良くなる薬、質問に、理由を言って答を言うこと。悪くなる薬、答えないこと。
そして、一番大切な良くなる薬、本をたくさん読むこと、悪くなる薬、本を読まないこと。

他にもありますが、なぜ良くなる薬が効くのか、お話しします。
まず姿勢です。「背筋を伸ばした良い姿勢」というのは、学習に集中しやすい姿勢です。身体のバランスが良く疲れにくいため、脳が働きやすくなる姿勢です。崩れた姿勢は疲れたり眠気が出たりします。脳の働きを一番良くするのが、良い姿勢です。

短い鉛筆は、指先に余分な力が入ります。書くことが面倒になったり、指先が疲れたりして、集中力が落ちます。親指の付け根から1cm以上長い鉛筆を使いましょう。

定規を使うと、ノートがきれいになります。ノートは頭の中の考えを整理するものです。ここがぐちゃぐちゃだと、考えも整理できません。文字を丁寧に書くこと、下敷きを使うことも、同じ理由です。きれいに、つまり正確にわかりやすく書くことで、自分の考えを鋭くするのです。

質問に理由を言って答えると、間違っても理由がわかり、自分の考えが深まります。つまり頭が良くなります。黙っていると、脳が休憩してしまいます。考えなくなるのです。つまり頭が悪くなります。

そして、本をたくさん読むこと。知らない言葉で考えることはできません。美しいもの、素晴らしいこと、複雑なことは、言葉を知らないと考えることができません。自分が体験したことしか話すことができませんが、本を読んでたくさんの言葉を知っていると、想像することができます。考えを組み立てることができます。つまり頭がよくなります。

今月は読書旬間です。たくさんの本を読んで、頭を良くしてください。
それから、最初にお話ししたように、先生方が「机の上を片付けなさい」、「きれいに書きなさい」、「姿勢を良くしなさい」というのは、お行儀を良くするためではなく、実は頭をよくするためなのです。さて、今日も校長先生は教室を回ります。頭の悪くなる薬を使っている人がいたら、そっと教えてあげますが、その前に気付いた人は、自分で頭の良くなる薬を使ってくださいね。