全校朝会のお話

入学式式辞

桜花舞う今日、多数の地域ご来賓をお迎えし、新たに平成二十八年度入学生四十名を迎え、ここに入学式を挙行できますことを厚く御礼申し上げます。

さて、一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。私は、大泉第一小学校、大一小の校長先生の、渡瀬 校長先生です。

今日からみなさんは、大泉第一小学校の一年生です。最初に、大泉第一小学校での、一番丁寧なご挨拶の仕方を教えます。大一小のお兄さんお姉さんは全員できます。みなさんも練習してみます。

まず「きをつけ」をします。背中をぴんと伸ばします。次に相手のお顔をしっかりと見ます。今は、校長先生を見てください。それから、あいさつの声を出します。まだお辞儀はしません。あいさつだけです。お辞儀はがまんですよ。やってみます。
「おはようございます」
その次に、しっかりとお辞儀をします。

できましたね。では最初から、「おはようございます」を言い終えて、お辞儀です。
「おはようございます」
大変上手にできました。これが、大一小のお兄さんお姉さんがやっている、丁寧な挨拶の仕方です。

いま、みなさんは小学校の大事なお勉強をしたのですよ。

ひとつめ、あいさつをしっかりする、ということです。
ふたつめ、相手のお顔を見て、お話をする、ということです。
みっつめ、先生の話を良く聞いて、考えて、うごく、ということです。

小学校ではたくさんのお勉強がありますが、この三つができていれば、大丈夫です。お友達や先生たちを大切にして、しっかり考えて動くこと。それがお兄さんお姉さんになる大事なお勉強です。

しっかりがんばりましょうね。もうひとつ大事なお勉強をします。それは「まつ」ということです。これから校長先生は、大人の人にお話しします。難しいことをお話ししますが、わからなくても静かに待っていてください。まつことも、とても大事なお勉強です。

保護者の皆様、本日はお子様のご入学、まことにおめでとうございます。5年、6年前にお子様が誕生されてから、様々なご苦労があったことと思います。本日より、お子様方は練馬区立大泉第一小学校の一年生です。私ども教職員が、登校から下校まで、保護者の皆様に代わり、全責任を持ってお育ていたします。

学校は保育の場とは少し異なり、子供たちを教育し意図的に成長させていく場です。教育は正解を教え込むことではなく、考え方を身につけさせることです。成長は失敗の中から成功体験を積むことで、自分のものとなっていきます。

ですから、学校では子供たちは多くの失敗をします。テストで間違えることもあります。友達といさかいを起こすこともあります。保護者の方からすると、なぜ間違えるのと口惜しくなることもあるでしょう。ですが、間違えたそのときにこそ、子供たちは学んでいるのだということを知っていなければなりません。とはいえ、間違いは子供にとっても辛いものです。そこで、おうちでは保護者、学校では教師がその気持ちを支えます。間違えさせないのではなく、間違えて正解にたどり着くまで見守り、支える。それが大人の仕事です。

全ての大人が、全ての子供たちを育てる。そう強く思い、行動することが、最終的に自分のお子様を成長させるのだ、ということなのです。大泉第一小学校の教職員は、全員で皆様のお子様を見守り、成長させていきます。どうぞ皆様のお力をお貸しください。ここにいる全ての大人で、ここにいない全ての大人たちの力も借りて、子供たちを育てきりましょう。

さて、一年生の皆さん、左側を見てみましょう。初めてお会いする方たちが座っていらっしゃいます。こちらの皆様は、ご来賓といって、皆さんの入学をお祝いし、励ますためにここにいらっしゃってる地域の皆さんです。これから先も地域で、皆さんを見守り励ましてくださいます。さっき、校長先生と勉強したご挨拶の仕方で、宜しくお願いします、と言って、礼をしましょう。
宜しくお願いします。
よくできましたね。前を向きましょう。

結びとなりますが、多数のご来賓の皆様には、ご多用のところ、本校第七十一回入学式にご来臨賜り、誠にありがとうございました。これからも新しく迎えた新一年生と共に、本校の教育にお力をいただきますようお願い申し上げまして、入学の式辞といたします。


平成二十八年四月六日
練馬区立大泉第一小学校 校長 渡瀬 穣介