令和6年度 校内研究について
研究主題
いきいきと他者と関わり合い、自分の考えを深める児童の育成
〜話合いを通しての主体的・対話的で深い学びの実現を目指して〜
低学年
第一学年(国語)【たぬきの糸車】
一年生は、話合いの中で、進んで自分の考えを伝え交流できることを目指しました。
そのために、読後感(初発の感想)から問いを設定し、児童が抱いた疑問を児童自身が解決する授業を展開しました。
さらに、話合いの後半には、話合いの視点を変える第二発問を行い、最後まで意欲的に活動できるようにしました。
第二学年(国語)【お手紙】
二年生は、自分の考えたことを、叙述に戻って根拠を明確にすることができることを目指しました。
そのために、本文1枚のプリントに収め、ページをめくることなく、全文が一目で読めるようにしました。
さらに、文章に番号をつけることによって、話合う際に番号を伝え根拠を示せるようにしました。
中学年
第三学年(社会)【まちの人々の仕事 商店の仕事】
三年生では、自分の考えをもっていても話合いのなかで発表できないところがあったので、
まずはどの児童も安心して自分の意見を言えるような手だてが必要であると考えました。
そのため、プラカードを活用しての意見表明や、オリジナルリアクションカードでの話合いのしやすい雰囲気づくり、
学級全体の話がつながり広がり合う話合い言葉などの手だてを取り入れ、学級全員が話合いに参加できるように工夫しました。
第四学年(国語)【ごんぎつね】
四年生は、自分の考えと友達の考えを比べ、「なるほど。」と思ったり、「自分はこう思うな。」と思ったりすることはよくできています。
さらに、話し合いを通して自分の考えをよりよくしたり、自信をもったりすることができるとよいと考えました。
そこで、話合いで自分の考えをしっかり聞いてもらえる場の設定や、友達の発表に、更に同じ考えや違う考えをつなげたり、
広げたりできる話型を示すことで、より話合いが活発になるように工夫しました。
高学年
第五学年(社会)【国土の気候と地形】
5年生では、相手に伝えることに難しさを感じる児童に、どのような手だてを講じることができるか考えながら、授業づくりを行ってきました。
自分とは異なる他者の考えに触れたり、取り入れたりできるように「フラフレタイム」を考案しました。
友達の多様な考えに触れ、自分の考えを再構築することで、確かなものにし、すすんで伝えたいという力を高められるよう工夫しました。



第五学年(理科)【物のとけ方】
専科として話合いを中心とした授業実践を行うにあたって、一番の懸念事項は、学級で行う話合いとは違った子供たちの姿が現れるということでした。
そのため、Padletを活用して意見を表出し、自分の意見や考えに自信をもたせるPREトークなどの手だてを取り入れ、よりよい自分の考えをもった話合いができるよう工夫しました。



第六学年(国語)【ぼくのブック・ウーマン】
6年生では、すすんで自分の考えを伝え、人とかかわる力を高めるために、児童の疑問から話合いのテーマ設定を行い、
自分たちで疑問を解消していっているという達成感を得られるようにしました。
また、終末で話合いの振り返りを行うことにより、話合いのポイントを意識できるようにし、話し合う力を高められるようにしました。
よい意見は教室側面に掲示して、話合いに生かせるようにしました。

