校歌
校歌について
「赤松の林の彼方 見はるかす 不二の夕映え」 本校校歌は故草野心平氏の作詞によるものです。草野心平氏は文化勲章を受章されたことでも知られる著名な詩人で、蛙を題材にした詩は有名です。本校の校歌は昭和27年に制定され、以来、多くの生徒に愛され歌い継がれてきました。校歌が誕生したのは当時の木造校舎が完成して間もなくのことで、生徒や職員の手によって植樹がなされ、校庭がようやく整備され始めた頃でした。校庭は現在の早高院グランドも含まれていたため、その広さは都内でも一、二を争うものでした。校歌にあるように赤松の林に囲まれ、冬晴れの夕方などには、遠く富士山が望めたそうです。
初代の石山謙一郎校長は、本校の保護者でもあった草野心平氏に作詞を依頼し、校歌完成後、作曲を担当した伊藤翁介氏や数名の教員と共に、用務室(主事室)の四畳半の和室で車座になって祝ったとのことです。
校歌の三番に「冬は白、春はむらさき」とありますが、当時の体育祭はハチマキの色も白と紫で、白門応援歌、紫門応援歌が作られ、競い合ったと言われています。
校章
校章について校章には、ミツガシワが図案化されています。ミツガシワは天然記念物に指定されている、三宝寺池の代表的な植物です。 三宝寺池は日本最南端のミツガシワの生息地です。 本校が恵まれた自然環境の中で豊かに発展することを期待して制定されました。 |
校章の由来校章のデザインに用いられている「ミツガシワ」。1万年以上も前の氷河期を生き残った植物です。国定天然記念物である「三宝寺池沼沢植物群落」に見られます。 |