7/12(金)平常授業・7/13(土)は土曜授業公開日です。

税の作文表彰

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 昨日(12/14)に練馬西税務懇話会主催による「税の作文」コンクールの上位入賞者の授賞式がありました。本校からは3年生の佐々木七菜子さんの作文『税が支える、わたしたちの暮らし』が、東京納税貯蓄組合総連合会会長賞を受賞し参加しました。
 コロナ禍で授賞式が過去2年間実施できずにいましたが、今年度は小学校の受賞者も一緒に合同で行い、作文だけでなく、書道・絵はがき・標語の表彰も行いました。

 佐々木さんの作文を以下に掲載します。

『税が支える、わたしたちの暮らし』
 近所でふと耳にした会話です。
 「この道路、見違える程きれいになったね。」
 「そうだね、税金のおかげだね。」
 税金ときくと、とても堅苦しい印象を受け、中学生の私には関係ない、縁がないものだと思っていた私にとって、税金を身近に感じるとともに、税金が私達の暮らしに役立てられていると知れた出来事でした。
 その後、税金の使い道について興味が湧いた私は、税金とは何か、という基本的な情報から、今後の課題まで、税金に関することを国税庁のホームページで調べてみました。
 まず、税金とは、私達が社会で生活していくための、国や地方公共団体の活動の財源となる、国民一人一人が納めるべきお金だと分かりました。私達が公共サービスを受けて、安心安全な生活を送っていけるのは、税金のおかげなのであり、今までも今も、そして今後も、大切な存在であるだろうと思います。
 次に、税金の使い道の中でも、身のまわりにあるものについて調べました。先程の、私達が受けている公共サービスの具体例として、ごみ収集、警察、消防、福祉が挙げられます。ごみを出したら、ごみ収集車がもっていってくれたり、町をパトロールをしてくれる人がいたり、このようなサービスは、税金に支えられて無料で提供されています。また、道路の整備や公共施設にも税金が使われています。私の通う中学校も、税金によって建てられました。さらに、教科書やパソコンの無料配布、学校の設備や備品が充実していることも、税金のおかげです。税金によって、沢山の場所で、沢山の人々に、沢山のことが支えられ、私達の豊かな暮らしは守られているのだなと思いました。
 そんな税金にも、課題があります。少子高齢化です。公共サービスの一つに福祉とありましたが、福祉を受けたい高齢者が増加する一方で、それを支える未来の働き手、子どもは減少し続けています。バランスが保てなくなると、税金の私達への支えは手薄になり、色のない暮らしになってしまいます。
 税金は、以前の私のようによく知らない人も多いですが、私達の暮らしを支える大切なものです。税金なしでは、暮らしは成り立ちません。だから、私達は感謝の気持ちを持たないといけません。税金について、積極的に知ろうとしなければいけません。税金には課題があり、私達一人一人が税金のことを考え、世の変移に合わせ、税制度を変えていく必要があります。今度は私達が税金を支える番なのです。納め、使われ、サービスを受けて、充実した暮らしで税金を見直し、私達が支えた税金に、また私達が支えられる。このように、税金と人とがめぐりめぐる、そんな循環がある、あたたかな暮らしを願っています。
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