寒さに負けず、がんばる生徒たち
曇天模様で低温の日々が続く今日この頃。寒さの負けず、屋外での活動する生徒の姿を3つ、お伝えします。
◎朝のあいさつ運動 朝、校門に立って登校してくる生徒に「おはようございます」のあいさつをする運動です。毎月1回3日間、生徒会本部役員と1年生から3年生までの生徒が正門と西門に分かれて立ち、このあいさつ運動は行われます。大きな手の形をした手袋(紙製)でハイタッチをして、朝から気分を盛り上げていきます。 ◎駅伝出場選手たちの朝練習 大会を間近に控えているのでタイムを計って走りの完成度を上げています。 ◎東京ユースボランティア北町中学校クリーン運動(落ち葉掃き) 学校敷地内の落ち葉掃きを、クラスごとに、日にちを変えて放課後に行います。時間は約15分間。東京ユースボランティアとは、小中高校生が行っているボランティア活動を東京都教育委員会が支援する活動で、各学校が取り組んできた社会奉仕の精神を養う取組を充実・拡充させ、子供たちのボランティアマインドを育むことが目的です。また、自尊感情を高めていくために、発達段階に応じて、ボランティア活動を計画的・継続的に行っています。 <写真上>生徒会役員のつけているタスキ。『あいさつでつながろう!』の言葉が、目に鮮やかに写ります。 <写真中>駅伝の朝練習の風景。毎朝、デジタル式の時計で正確にタイムを計り、土曜日の本番に備えています。 <写真下>落ち葉掃きをする3年1組の生徒たち。 「税の標語」表彰式これからも、税については一人一人が考えてより良い社会生活にしていかなければなりません。 点描:晩秋の北町中、そして、がんばれ3年生!
秋から冬。そんな季節の中で北町中学校ではどのような
教育実践が行われているか。3枚の写真を使ってご紹介 します。 ◎第18回練馬区中学校駅伝大会が11月30日(土)に 都立光ガ丘公園陸上競技場お よび公園内周回道路で 行われます。出場予定の生徒たちは、朝の7時40分 に校庭に集まって練習に励んでいます。 ◎11月13日(水)は練馬キャベツ一斉給食の日です。 練馬区内にある公立小中学校ではこの日、練馬産 キャベツを使った学校給食が提供されました。 学校給食を通じ、都内 1位の生産量を誇る練馬産 キャベツを子どもたちに食べてもらうことで、地元の 特産品を知ってもらう食育の推進がこの企画の目的 です。提供されたキャベツはすべて、区内で朝収穫 されたもので、区がその費用を全額負担しています。 こんな新鮮なキャベツを 食べられる生徒たちは 何と幸せなことでしょう。 ◎11月18日(月)から20日(水)まで、2学期の 期末考査が行われます。特に3年 生にとっては、 進路選択の資料とされるため、取り組む真剣さが、 1・2年生とは違います。3年生は、来月の進路面談 で、ほぼ志望校が決まります。がんばれ3年生。 <写真上>校庭を走る駅伝大会出場予定の生徒たち。 毎朝、7時40分から校庭を走っています。 <写真中>練馬キャベツ一斉給食の日を紹介する給食 掲示板。『東京都練馬区産ねり丸キャベツ』 の入っていた段ボール箱も展示されています。 <写真下>期末テストの初日の1時間目の自習時間、 テスト勉強に励む3年生の生徒たち。 2か月ぶりの朝会、そして海外派遣生報告会
11月9日(土)、2か月ぶりの朝会、そして台風で延期された海外派遣生報告会が行われました。
◎朝会 〇校長先生からのお話…ユニバーサルデザインとは、「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトで、障がい者、外国人、妊婦等あらゆる人たちが対象です。アメリカの大学教授が40年ほど前に提唱した概念です。バリアフリーが障がい者を対象にしているので対象者がはるかに広いです。自分と隣の人は意見が違うことを認めることが大切です。本日、海外派遣生報告会が開かれます。全く違った文化を知り、それぞれ違った意見を尊重して過ごしやすい社会をみんなで作ってきましょう。 〇生徒会長のお話…先日、文化祭が終わりました。文化祭に取り組む上で設定した自分の課題を解決できたでしょうか。個人の目標を達成するために、一日一日を大切にし、勉強に練習に励みましょう。 〇表彰等…大会で活躍した男子バレーボール部、2年生男子のの砲丸投げの選手、英語学芸会の司会をすべて英語で行った生徒が表彰されました。また、いじめ防止ポスターの学校代表に選ばれた作品を書いた3名の生徒、文化祭で優秀な作品を展示した生徒、11月30日(土)に行われる中学校駅伝大会に出場予定の選手の名前が発表されました。 ◎海外派遣生報告会 1988年から行われている中学校の海外派遣。今年も7月に行われました。オーストラリアのクイーズランド州へ、本校から派遣された2名の生徒が、パワーポイントを使って舞台で発表しました。「美しい自然」「独自の文化」「人々の笑顔」が大変印象に残ったことや、オーストラリアに滞在した日々は、自分にとってはてかけがえのない体験となったこと等を、舞台上で熱く語りました。 <写真上>校長先生から表彰される男子バレーボール部員たち。 <写真中>パワーポイントを使って報告をする2名の海外派遣生 (写真の右端) <写真下>土曜日は学校公開日です。朝の9時前から始まったにも かかわらず、朝会と海外派遣生報告会には、保護者の方々 (写真手前)の参観が多くみられました。 保護者の方々のご参観は生徒たちの励みにもなります。 参観していただいた保護者の方々に心から感謝いたします。 文化祭その4、『総合的な学習の時間』としての成果
文化祭特集その4.最終回です。文部科学省の定めた学習指導要領では『総合的な学習』について、幾つか目標を定めています。その中の一つに「探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いの良さを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う」、とあります。
本校では、生徒一人一人にワークシートを配布し、「課題」「課題設定に理由」「課題追及の方法・結果発表」「追求・発表に対する自己評価」を、文化祭への取り組みとして書かせています。文化祭特集の最後は、ワークシートの中から各学年1つずつ紹介し、「総合的な学習」としての成果をご紹介します。また、3枚の写真を使ってこれまでご紹介できなかった作品等ご紹介します。 〇1年生生徒 「課題」…自分が気になったことはとことん調べて、最高の展示発表を 創り上げる。 「課題設定の理由」…文化祭は初めてで、中学校生活で3回しかないので 全力で取り組みたいから。 「課題追及の方法・結果発表」…文化祭で学んだことは3つあります。 1つ目はとことん調べるということ。自分は川越調べの係に なりました。とことん調べると、どんどん新しい情報が 見つかり、うれしくなりました。 2つ目はみんなで創り上げるということ。 3つ目は、努力は報われるということ。調べたものをすべて 張り終わって、今まで頑張ってやってきたことが、たくさん 苦労したことが目に見えて分かりました。 〇2年生生徒 「課題」…皆の演技が映えるような背景を完成させる。 「課題設定の理由」…私は裏方の仕事で実際に舞台で皆を支えることが できないので、せめて自分の作ったもので皆の役に立ちたいと 思ったから。 「課題追及の方法・結果発表」…今回の文化祭は取り組みの時間が 少なかったので、無駄な作業が生まれないようみんなで 集中してやりました。準備している間はずっと楽しい感じ でした。楽しく作業をしていたので数日間で2枚の背景が できあがりました。背景は、私一人で作ったものではなく、 6人で力を合わせて作り上げたもので、この6人でしか 作ることのできないものです。 私は背景という仕事をすることができて本当に良かったと 思っています。 〇3年生生徒 「課題」…舞台発表で自分のやれることを精一杯取り組み、他学年の 目標になるように努力する 「課題設定の理由」…今までとは少し違う3年生という立場であるため、 責任をもって取り組もうと思ったから。 「課題追及の方法・結果発表」…自分の役は、人間を勇気づけて誕生へ 導くという役でした。自分の役はセリフは長くなく、体で 表現することも多くないため、1言に力をこめるためにも 口を動かし、響かせることを意識しました。 先生が劇への注意や指示をしてくださったのをみんなが 真剣に聞きました。最後の方の練習でもみんな満足する ことなく、表現を工夫したり言葉をはっきり言ったり、 と自分の演技を追求していて、このみんなの気持ちが この劇のクオリティを底上げしていったのだと思いました。 この文化祭は、今までで一番良い文化祭になった。 <写真上>吹奏楽部の演奏「ジブリメドレー」の一場面。大好評の拍手と アンコールに応えてもう1曲弾きました。 <写真中>美術部「イラスト展示・部誌」の中で展示された “黒板ジャック”フルーツをテーマに描かれ、 明るい色使いはまるで夢の世界です。 <写真下>図書委員会「しおり・本のホップ・絵本カバーのペーパー バッグ」の中で展示された、絵本カバーのペーパーバッグ。 文化祭終了後、制作した生徒に渡す予定です。 文化祭特集その3、3年生編
文化祭特集その3.今回は3年生編です。
3年生の舞台発表は『グッドバイ・マイ…』。この劇は自分の人生や生死について考える内容となっており、この劇も中学生が行う演劇の定番です。場面転換なしで最後まで上演され、落ち着いて物語の世界に浸っていける、完成度の高い劇に仕上がっていました。 3年生の展示発表は、今までの総合的な学習の時間でまとめた『修学旅行について』が武道場で行われました。伏見稲荷の千本鳥居、竜安寺の石庭、金閣寺が段ボールや模造紙などで作られ、修学旅行新聞や、修学旅行で使ったしおり、修学旅行の時に自分で作った工芸品が展示されました。また、イルカ3頭が青空を目指して飛び上がる、巨大な卒業記念パネルも展示され、盛況でした。 家庭科の『パペット』、英語科の『修学旅行記』、体育科の『オリンピック・パラリンピックを応援しよう』、美術科の『私の箱』が展示されました。 中学校生活最後の文化祭を終えた3年生。3年生全員合わせても100人未満の少人数ですが舞台発表も展示発表も人数の多い他学年に負けず、非常に良い作品に仕上がっていました。 <写真上>3年生の舞台発表『グッバイ・マイ…』の1場面。さすが3年生。演技が上手でした。 <写真中>3年生の展示発表の卒業パネル。紙でお花をたくさん作りました。このパネルは、今年度の卒業式と来年度の入学式にも展示されます。 <写真下>3年生の展示発表『修学旅行について』の中で展示された京都の竜安寺の石庭の模型。校庭の土と石灰(校庭にラインを引くラインカーの中に入っている白い粉)を混ぜて庭の部分に敷き、プラスチックのフォークで波状の模様を描いて作った力作です。15個の石は実際に敷かれている石の写真と見比べて、校庭から似ている石を拾って並べました。低い角度から写真を撮ると、本物の石庭のように見えます。 文化祭特集その2、2年生編
文化祭特集その2.今回は2年生編です。
2年生の舞台発表は『もう一つの桃太郎』。サンドイッチマンの桃太郎を元ネタとして作られた喜劇ですが、力を使わないで問題を解決する方法を探る道徳的な内容の物語でもあります。舞台をいっぱいに使い、ハブとマングースの格闘などもあり、笑いを取りながら面白い作品に仕上がっていました。 2年生の展示発表では今までの総合的な学習の時間でまとめた『東京調べ・職場体験・上級学校調べ』を中心に、社会科の『歴史新聞』、家庭科の『きんちゃく』、理科の『夏休みの科学研究』、英語科の『将来の夢』、体育科の『オリンピック・パラリンピックを応援しよう』、美術科の『躍動感を求めて』が展示されました。 舞台発表にしろ展示発表にしろ、一人一人の生徒にとって、協同(分担した役割をそれぞれが責任をもって果たす)・協働(それぞれの得意分野を生かしながら一致団結し、力を合わせて物事を行う)して目的を達成することの喜びや楽しさを味わう体験の原点となれば素晴らしいです。文化祭終了後、「楽しかった」という感想を持った2年生が多くいました。来年、3年生になった時の彼らの活躍が楽しみです。 <写真上>2年生の舞台発表『もう一つのも桃太郎』の1場面 <写真中>2年生の展示発表『歴史新聞』で展示された「首里城新聞」。先日焼失した沖縄県那覇市のあった首里城のことが詳しく調べてあります。 <写真下>2年生の展示発表『東京調べ』の中で飾られた「隅田川にかかる橋の模型」。一つ一つの橋がていねいに作られています。 文化祭特集その1、1年生編
11月2日(土)、第61回文化祭が開かれました。舞台も展示も力作ぞろいで、何回かに分けてご紹介します。これからしばらく、文化祭特集をお送りします。今回は1年生編です。
1年生の舞台発表は『名探偵は2人ぼっち』。中学校の演劇でよく取り上げられる有名な作品です。1年生らしい初々しさ、ハキハキしたセリフのやり取りが光りました。1年生の舞台発表担当の先生も、「最初の練習の時からセリフを上手に覚えて練習に参加する生徒が多くいて驚いた」と語っていました。 1年生の展示発表では今までの総合的な学習の時間でまとめた『川越調べ・ちがや馬・練馬大根・練馬調べ』を中心に、社会科の『架空の海外旅行』、家庭科の『朝ごはんコンクール』、理科の『植物図鑑』、英語科の『自己紹介』、体育科の『オリンピック・パラリンピックを応援しよう』、美術科の『形を丸ごと感じてみよう』が展示されました。 舞台発表をビデオに撮ったり、自分の子供の作品を撮影したりした保護者の方々も多く、生徒たちも真剣に舞台発表や展示発表を鑑賞し、天候にも恵まれ、大変盛り上がった文化祭となりました。1年生の出番はあと2回(2年生の秋、3年生の秋)あります。来年の文化祭。今から楽しみです。 <写真上>1年生の舞台発表『名探偵は2人ぼっち』の1場面 <写真中>1年生の展示発表『練馬大根』で展示された練馬大根のオブジェ <写真下>1年生の展示発表『川越調べ』で展示された「川越市街の手作りの模型」 |
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