1年生が教室で必死な形相で机に向かっています。ですが黒板には鮮やかで華やかな絵が張られています。子供たちが集中していたのは絵を描いていたからでした。描いては消し、描いては消し、自分の気に入った線がかけるまで繰り返していました。大人は良くテレビゲームに夢中になっている子供を見ては「勉強もこれぐらい集中してくれれば」と言います。絵を描いている子供を見れば「漢字もこれぐらい集中してくれれば」と言います。漢字を書いている子供を見れば「算数もこれぐらい集中してくれれば」と言います。では果たして、大人たちはどれほど素晴らしいことに集中しているのでしょう。まさか子供たちに見せられないようなこと、ではないですよね。