「みんなで育てる開四の子」を合言葉に日々の教育活動を進めてまいります。

二つの「じりつ(自立と自律)」2

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 通勤していて、学校に近づくとマスク越しにジャスミンの花の香りが漂ってきます。よく見ると頭上にジャスミンの花がいっぱい咲いていました。また、職員室前の藤棚には、白い藤が咲き始めました。
 さて、昨日の続きですが、ある大学の教授が、興味深い事を述べていたのでご紹介します。
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 すばらしく意欲的だなと感じる大学生に出会ったときに「いったい、どんなご家庭だったのか。」と質問すると、必ず返ってくる答えがあります。それは、「勉強しなさいと言われたことは一度もない。」です。これはもう、判で押したように共通しています。だからと言って勉強しなかったという人は一人もいませんでした。自分で計画を立て、自発的に勉強してきたという人ばかりです。
 とりわけ、明朗でプラス思考の学生言葉は印象的です。その学生は「うちの親は、『あなたはどうしたい。』といつも聞いてきました。『友達が塾に行くから、私も行ったほうがいいかな。』と聞いたら、逆に、『あなたはどうしたい。』と聞くし、小学生の頃、学校に着ていく服も、1年生の頃から『あなたはどうしたい。』と私に選ばせていました。」と言っていました。
 子どもの頃から、自分で考え、自分で決めて、行動してきた人は、気持ちよいほど、前向きです。「自分で考え、自分でできた」体験を積み重ねていますので、何か困難なことに出合っても、「きっと、自分ならなんとか乗り越えられる」と考えます。これは、すばらしい「自己肯定感」です。                       校長 河崎晃二

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