緊急事態宣言下の算数少人数学習![]() ![]() ![]() ![]() 昨年度から本格実施となりました新しい学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」が大きな柱としてかかげられています。「対話的」とは、主に児童同士が、意見交換を活発にし、3人程度で話し合うことで自信を深めたり、自分とは異なる考え方を自ら吸収することを指します。しかし、算数の授業は算数科室を含めて普通教室で行います。図工室のようなパーティションがあればまだよいのですが、普通教室ではこうした活動がなかなか難しいのが実情です。教師主導から児童主体の学習へと、大きな転換を目指した学習指導要領の改定ですが、いきなり大きな壁にぶつかることになりました。 そんな状況でも、本校の算数科では、「対話的」な授業をあきらめることなく行われています。授業の初めでは思考を要する問題を提示して、自分一人で考える時間を設けます。その間教師は児童全員の様子を観察します。この観察で、児童の中から2つ以上の考え方を見つけ出し、児童全員にいろいろな考え方を投げかけます。そうすることで、「教師一人と児童全員」ではありますが、「対話的」な授業を実現していきます。もちろん、習熟度別でクラス編成していますから、児童の反応に合わせ、投げかけ方も変えていきます。 世の中が落ち着きを取り戻し、一日も早く、児童2〜3人での話し合いが自由にできるようになるよう、教師一同願っています。保護者の皆様には、これまで同様、変わらぬご理解ご協力をお願いいたします。 |
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