このグループは、四角形の紙を敷きつめる具体的な操作の時間をたっぷり取りました。その後に、どのように敷きつめたのかを、操作をしながら説明する時間を多くとりました。感心したのは先生の粘り強い姿勢、待つ姿勢です。最後の「・・・です。ます。」まで発表するまで子供たちの発言を丁寧に引き出そうとしておられました。子供の発言が終わりのあたりで止まると、教師が最後の文章をかわりに言うことはまれではありません。しかし、それでは、自分一人で発言したという自信にはつながりません。「それで」「そして」と自分で考えた文章で締めくくれるよう優しい声かけをしたり、温かいまなざしで見守ったりすることで、どの子も最後まで発表し拍手を受けていました。教師の粘り強い姿勢が真の説明力につながっていくことを実感する場面でした。