途中、思い切ったように「死から生きることを与えられるから」と発言した子がいました。先生は、すかさずその考えを黒板に書きました。さらに読みは深まります。実は、その子は放送委員会に所属しています。昨日、お昼の放送で「手洗いの曲がCDの不具合で流れず」急遽、お詫びのアナウンスを引き受け緊張しながら役目を果たした子だったのです。そっと本人にその経験が今日の発言に役立ったか尋ねると、満足そうにうなずいてくれました。「他の生活にもきっと生きるよ」と伝えました。
「死から生きることを与えられる」例として、食物連鎖のことを発表した子に対しては、「9月の始めに理科で学んだことをよく生かしたね」とメタ認知への価値づけを行いました。終盤、今日の学びを記入する全体の雰囲気からも「深い読み、学び」「メタ認知の高まり」が見取れました。