「不安な気持ちとの付き合い方」(保護者の皆様へ)![]() ![]() 子供と関わる大人が自身の不安と上手に付き合い、心の健康を保っていくことが、まず何より大切なことです。今回は、心の健康を保つためのポイントや、お子様とのかかわり方のポイントをご紹介したいと思います。 <心の健康を保つポイント> 1 一人で子育てを抱え込まないでください …誰かにグチを言ったり、頼めることは人に頼んだりしましょう。 2 「今できること」に目を向けましょう …「できないこと」、「できなくなってしまったこと」ではなく、お子様 と一緒に「できること」、「楽しいこと」は何かを考えてみましょう。 3 ほっとできること、楽しめること、リラックスできること、集中できる ことを大切に …例えば、美味しいお茶を飲む、電話でおしゃべりする、好きな音楽を聴 く、筋肉トレーニングをする等、ちょっとした工夫を生活に取り入れてみ ましょう。 4 できるだけ手抜きをしましょう …家事等、「今しなくても良いこと」は後回しにする等して、頑張りすぎ ないようにしましょう。 5 不安やイライラに蓋(ふた)をしないようにしましょう …気持ちに無理に蓋をしてしまうと、心がさらに疲れてしまうかもしれま せん。信頼できる人に話し、気持ちを受け止めてもらったり、気持ちを分 かち合ったりすることも大切です。 <親子でできる「不安」との付き合い方> 1 お子様が「新型コロナウイルスに対する不安」を訴えてきたら… ・気持ちを否定せず、真剣に耳を傾け、不安を受け止めてあげましょう。 ・「心配になるのは当たり前」と伝えてあげましょう。 ・新型コロナウイルスについて、できるだけお子様が理解できる形で伝え てあげましょう。 ・お子様が予防のためにできることを、具体的に伝えてあげましょう。 2 お子様に、報道番組等を見せすぎないようにしましょう ・子供は大人に比べて、映像や画像から受けるショックが大きくなりやす いと言われています。 ・報道番組等を視聴するかわりに、のんびりお茶をしたり、一緒にゲーム をしたり等して、お子様と一緒にほっとできる、楽しめる時間をもてる と良いかと思います。 3 日常の生活リズム、運動機会を大切に ・朝起きる時間や夜寝る時間を一定にする、日中はカーテンを開けて太陽 光を浴びる、一日のスケジュールを決めて規則正しく生活をすることが 大切です。 ・できる範囲で身体を動かし、体力を維持することも大切です。 4 お子様がマスクをしないで外に遊びに行ってしまうとき ・「なんでマスクしないの!」、「こんなときに外に出かけて!」と叱る のではなく、マスクをしてくれることや遊びに行くのを我慢してくれる ことで「誰かの命を助けている」ということを教えてあげてください。 5 少しの時間でも良いので、「当たり前の親子の日常の時間」をもちまし ょう ・一緒に夕食を食べたりゲームや読書等を一緒にしたりするような日常的 な時間をもつことは、お子様の安心感につながります。 6 お子様の「日常生活のつながり」を保つ ・今の時代は、ゲームやSNSを通して友達とつながり、一緒に遊んだり話 したりすることができます。このようなつながりを保っていくことは、 お子様の安心感にもつながります。 ・ご家庭でのルールを決めた上で、このようなツールを活用していくのも 良いかと思います。 向山小スクールカウンセラーより 参考資料:大湫病院 「新型コロナウイルスに対する不安」リーフレット |
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