分数のわり算(6年生)

 6年生の「分数のわり算」の授業の1コマです。
 授業のめあては、「立式の理由を明らかにして、正しく立式できるようになろう」という学習です。(授業では、児童の言葉でめあてを「立式の理由を、友達の考えを比べて考え、正しく立式できるようになろう」となっています。)
 問題文は、「3/4dlで2/5平方メートルぬれるペンキ。1dlでは何平方メートルぬれますか」です。その問題に対し、児童は、数直線の図をかき、その図を根拠に5つの式を立てました。以下が、その立式です。
・ 2/5×3/4
・ 1dlでぬれる面積をx平方メートルとすると、x×2/5=3/4。
  だから、x=3/4÷2/5
・ 2/5÷3/4
・ 3/4÷2/5
・ 1dlでぬれる面積をx平方メートルとすると、x×3/4=2/5。
  だから、x=2/5÷3/4
どれも、全員がノートにかいてある同じ数直線の図が根拠となっているので、!と?です。
 そこで、1つずつ式をみて、みんなで話し合いながら検討していくことになりました。
 「最初の式は、もしも1dlで2/5平方メートルぬれるのであれば、3/4dlでぬれる  面積を求める式となっている。」
 「2/5は3/4にあたる。」
 「比例の考えがどれも理由なっているけれど、倍の向きがペンキと面積で逆になってし  まっているのが、間違えた原因。」
 「式を比べると、1dlでぬれる面積と1平方メートルをぬれるペンキの量がある。数直  線の図で考えるとき、比例の考えを使うとき、倍になる見方をペンキと面積で逆にし  ない。」
など、だんだんと「比例の考え方が整数や小数だけでなく、分数でも活用できる」となってきました。
 また、授業の最後で「今までのわり算の式は、問題できかれている単位が、必ず、わられる数になっている。」といった、3年生からわり算の式で学習し続けている「言葉の式」も理由になるという意見も出ました。
 ここまで、あっという間の37分間。残りの3分間で、自分なりに授業を振り返り、ノートにまとめました。(ですから、あとでノートを見たところ、みんな書いていることは違います。しかし、学習内容した内容は全員が書いてありました。)
 6年生の「もしも・・・だったら」「学習したことから・・・」「友達は・・・と考えたのかな」「あ、そうか。・・・と考えたんだ」「なるほど、そう考えたんだ。」など?と!がたくさんあった授業でした。







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