4年1組 道徳授業地区公開講座

画像1 画像1
教材「雨のバスていりゅう所で」

最初に問いかけたのは「自分が気持ちよく」と「みんなが気持ちよく」は同じ?違う?ということです。そして授業の最後は確認したのですが、「みんなが気持ちよく」過ごすために約束やきまりを守ることは、我慢なのだろうか、とも問いかけました。

教材自体は、雨の日のバスていりゅう所で、バスが来た時に、横入りをしてしまう女の子のお話です。横入りをする女の子にももちろん自分なりの理由が存在します。でも、当然ながらよく思わない人もいます。これが「自分が気持ちよく」と「みんなが気持ちよく」が一致しない場面というわけです。一度はお母さんに腕を引かれ列に戻りますが、女の子は納得していません。しかし、普段とは違う黙ったままのお母さんの横顔を見ながら、女の子は何を考えたのだろうか、というのが、教材内容です。

自分たちなりに、女の子の気持ちを想像しながら、併せて考えたのが「では、なぜお母さんはルールを守るのだろうか」という点でした。自分なりの思いと自分以外の人の思いをすり合わせたときに、どんなことが考えられるのか。子どもたちから出た「自分一人しか得をしないことは、周りからはずるいと思われてしまう。」という考えは、なかなか深い思考だと思わされました。逆に「そんなに怒らなくたっていいのに」という素直な感想も発表されました。「自分ができることだったり、してもいいなと思えることなら、やってあげることもできるんじゃないかな」と発言がありましたが、これも大事な考えですね。

約束・ルールというのは「ねばならない」と考えると窮屈すぎるかもしれません。まずは「それができる自分でありたい」という思いをもち、「そうできる自分になろう」と自分をコントロールできるようになることが大切なのかもしれません。今回の授業を契機として、自分なりの行動を振り返る機会としてもらいたいと思います。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

お知らせ

学校だより

保健だより

給食だより

献立表

証明書

学力向上計画

タブレット関連