10月5日の給食小松菜とひじきのナムル 肉団子入り野菜スープ 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「食後の過ごし方を工夫しよう」です。給食を食べる時間は約20分ほどですが、食べ終わるタイミングは人それぞれ違います。では、食べ終わった時は、どう過ごせばよいでしょうか? 歩き回ったり、大きな声で話したりすることはできません。まだみんなが食べているということを意識して、気持ちよく過ごせるようにしなければなりません。 また、食べ終わった後は、すぐに激しく体を動かすと、胃がびっくりして食べたものの消化がうまくできなくなります。お腹が痛くなったり気持ち悪くなったりする原因になるので、食事の後は少しゆっくりして、胃を落ち着かせることも大切です。 10月4日の給食アジバーグ 千草和え わかめの味噌汁 牛乳 一口メモ 「アジバーグ」は、アジのすり身や鶏ひき肉、豆腐、みじん切りの野菜に味噌などの調味料で味を付けています。 このメニューは、千葉県の郷土料理の一つである「さんが焼き」をヒントに作りました。千葉の海では、イワシやサンマ、アジなどの魚がたくさん獲れます。猟師さんたちは、獲れた魚を船の上で味噌と一緒に細かくたたき、「なめろう」という料理を作ります。そのなめろうを、山に仕事に行く時に余ったアワビの殻に入れて、山小屋で焼いて食べてきたそうです。山の家で食べたことから、「山家(さんが)焼き」と呼ぶようになりました。 しっかりと味を付けてあるので、魚料理が苦手という人でもおいしく食べられます。 10月3日の給食かぼちゃ入り大学芋 牛乳 一口メモ 今日の献立に、「かぼちゃ入り大学芋」を出しました。さつま芋とかぼちゃを一口大に切って油で揚げてから、砂糖や水あめ、しょう油で作った甘辛いタレをからめています。ほくほくとした芋とかぼちゃに、カリッとしたタレがとてもおいしい味わいです。 クイズです。さつま芋掘りの季節になりましたが、さつま芋が一番おいしいのはいつでしょうか? (1) 掘りたてすぐ (2) 1週間後 (3) 2〜3か月後 答えは、(3)の2〜3か月後です。さつま芋の中のでんぷんが少しずつ糖に変わっていくので、掘りたてよりも貯蔵させた方がおいしいと言われています。芋掘りに行った人がいるかもしれませんが、食べるのを少しがまんするとさらにおいしくなります。 ただし、お店で売っているような土がついていないものは、傷みやすいので早く食べた方がよいです。 10月2日の給食筑前煮 小松菜のお浸し 夕焼けゼリー 牛乳 一口メモ 夕焼けが美しい季節になってきました。そんな季節にぴったりの、きれいな夕焼け色をした「夕焼けゼリー」を作りました。やわらかく煮てすりおろしたにんじんとオレンジジュースを使い、深みのあるオレンジ色に仕上げました。 にんじんとオレンジの組み合わせは、とても相性がいいです。にんじんの香りをオレンジジュースがやわらげてくれます。さらに、オレンジの酸味ににんじんの甘味が加わり、おいしくなります。 今日は、どんな夕焼けが見られるでしょうか。夕方、西の空を眺めてみましょう。 9月29日の給食サワラの西京焼き きのこけんちん汁 月見だんご 牛乳 一口メモ 今日29日は、一年のうちで最も月がきれいに見える「十五夜」です。昔から十五夜には、満月に見立てた月見だんごや収穫した農作物、ススキなどをお供えし、秋の実りに感謝しながらお月見をする風習があります。 今日の給食は、お月見にちなんだ「十五夜の献立」です。十五夜の時期に収穫を迎える里芋をお供えすることから、十五夜は「芋名月」とも言われています。そこで、ご飯に里芋や野菜を混ぜ込んだ「里芋ご飯」を作りました。また、「月見だんご」は、白玉だんごに甘辛いタレのみたらしをかけています。 自然の恵みに感謝したり、自然の美しさを大切にする心を受け継いでほしいと思います。 9月28日の給食じゃこふりかけ すき焼き風肉豆腐 野菜のポン酢和え 牛乳 一口メモ 「すき焼き風肉豆腐」は、焼き豆腐をはじめ、豚肉、玉ねぎ、にんじん、しらたき、焼き麩、白菜などをしょう油と砂糖ですき焼き風の味付けにして作りました。すき焼きの味付けは、ご飯がよく進みます。さらに、具だくさんなので、野菜もたんぱく質もしっかり摂ることができます。 「すき焼き」の名前の由来は、田畑を耕す時に使われる「鍬(すき)」という農作業の道具名から来ています。そこに豆腐や魚などをのせて、火にかけて焼いていたことから「すき焼き」という名前がついたと言われています。 また、この他に、薄切り肉を意味する「すきみ」から「すき焼き」となった説や、好きなものを焼くからといった説もあるそうです。 9月27日の給食野菜のペペロンチーノ炒め 牛乳 一口メモ ハヤシライスは、明治時代の洋食屋さんで売り出され、大正時代にはカレーライスとともに全国に広がっていきました。 ハヤシライスの名前の由来には、いくつかの説があります。ハヤシライスは正式には「ハッシュドビーフアンドライス」と言います。英語で「細かく刻む」という意味のある「ハッシュ」がなまり、短縮されて「ハヤシライス」になったという説があります。また、林さんという洋食好きな人がカレーライスが苦手で、行きつけの洋食屋さんが林さんのために作ったものが「ハヤシライス」と言うようになったという説もあります。 今日のハヤシライスには、かくし味に味噌が入っています。 9月26日の給食シシャモの磯辺揚げ 野菜のごま酢和え 鶏つみれ汁 牛乳 一口メモ シシャモは、漢字で「柳の葉の魚」と書き、「柳葉魚(シシャモ)」です。15cm位の細長い魚で、日本では北海道でよく獲れます。しかし、あまりたくさんは獲れないので、私たちがよく目にするのは、ほとんどがロシアやカナダ、アメリカなどで獲れた「カラフトシシャモ」です。 シシャモは、頭からしっぽまで丸ごと食べられるので、カルシウムをたくさん摂ることができます。カルシウムは、体の骨や歯をつくる材料になります。子どもは毎日成長しています。特に成長期には骨も成長し、太く長くなります。丈夫な骨をつくるためにも、シシャモのように骨ごと食べられる魚をよく噛んで、残さずに食べるようにしたいですね。 今日のシシャモは、青のりを混ぜた衣をつけて揚げました。青のりの香りがしておいしく仕上がっています。 9月25日の給食フルーツポンチ 牛乳 一口メモ 「盛岡じゃじゃ麺」は、岩手県盛岡市の郷土料理です。盛岡には、「盛岡三大麺」があり、「盛岡冷麺」、「盛岡わんこそば」、「盛岡じゃじゃ麺」がそれにあたります。 ゆでた温かいうどんの上に、きゅうりやネギ、肉味噌を盛り付け、食べる時に具材とうどんをよく混ぜてからいただきます。盛岡じゃじゃ麺は、全て食べてしまわずに、麺と具を少し残しておくのが本場での食べ方のようです。残した麺と具に、生卵を割ってほぐしてから、スープを注いで塩コショウで味付けします。この卵スープは「チータンタン」と呼ばれ、盛岡じゃじゃ麺のしめの楽しみ方になっています。 今日の給食では、大皿にうどんを盛り、肉味噌ときゅうり、もやしをかけて盛り付けました。 9月22日の給食韓国風肉じゃが 炒めナムル 梨 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、秋の味覚の「梨」です。梨は、西洋梨から日本梨まで、いろいろな種類があります。日本梨は、さらに皮が赤い「赤梨」、皮が青い「青梨」に分けることができます。赤梨には、スーパーでよく見かける豊水や幸水、新高といった種類の梨があります。 クイズです。赤梨を選ぶ時には、どちらの梨を選んだ方がよいでしょうか? (1) つるつる (2) ざらざら 答えは、(1)のつるつるです。梨の皮の表面には、ブツブツとした点の模様があります。梨が熟すにつれて点が薄くなっていき、つるつるになります。そのため、表面がつるつるした梨の方が甘くておいしい梨ということになります。 9月21日の給食油揚げのチーズ入り肉詰め焼き 野菜の甘味噌和え のっぺい汁 牛乳 一口メモ 「のっぺい汁」は昔からある料理で、全国各地の郷土料理の一つになっています。季節の野菜や肉などの具がたくさん入っていて、とろみがついているのが特徴の汁物です。地域によって呼び名が異なり、「のっぺい」、「のっぺり」、「おのっぺ」、「ぬっぺ」、「ぬっぺい」など様々な呼び名があります。 とろみは、里芋のぬめりや片栗粉を使ってつけています。とろみをつけることで汁が冷めにくくなるので、給食にはぴったりの汁物と言えます。また、汁物には珍しく、冷やして食べる地域もあるそうです。 9月20日の給食サーモンチャウダー キャロットドレッシングサラダ 牛乳 一口メモ チャウダーというと、ハマグリやアサリなどが入ったクラムチャウダーが有名です。今日の給食では、鮭の角切りを入れた「サーモンチャウダー」にしました。 チャウダーという名前は、フランス語の「大鍋、煮込む」という言葉から来ているそうです。しかし、チャウダーはアメリカを代表する料理の一つとなっています。 アメリカでは、地域によって味付けが異なります。日本でよく知られている白いスープ仕立てなのが「ニューイングランド風」、トマトを加えた赤いスープが「マンハッタン風」、魚介の澄んだスープで作られる「ロードアイランド風」など、それぞれの地域独自のチャウダーが作られています。 9月19日の給食山賊焼き 野沢菜炒め 粕汁 牛乳 一口メモ 今日の献立は、「長野県の郷土料理」になっています。 「山賊焼き」となっているのに、鶏のから揚げだったのでびっくりしたかもしれません。「山賊焼き」とは、長野県の郷土料理の一つで、鶏の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げた料理です。名前の由来は諸説あるようですが、山賊は物を「取り上げる」から、鶏を揚げる料理を「山賊焼き」と呼ぶようになったと言われています。 「野沢菜炒め」は、野沢菜漬けを炒めた料理です。野沢菜は長野県でたくさん作られており、大きくなると1mほどに成長する野菜です。11月頃に収穫して、漬物に加工されます。ご飯によく合う副菜です。 9月15日の給食マーボナス 中華コーンスープ 牛乳 一口メモ 旧暦の9月「9日、19日、29日」の「9」のつく日は、「三九日(みくんち)」と呼ばれています。この日にナスを食べると、病気にならないという言い伝えがあります。9月はナスが一番おいしい時期なので、積極的にナス料理を楽しむようにしましょう。 クイズです。昔、「夏の実」と呼んでいた野菜は、次のうちのどれでしょう? (1) ナス (2) きゅうり (3) トマト 答えは、(1)のナスです。ナスは昔から人気の野菜で、1200年くらい前から食べられていたそうです。最初は、夏にとれる実なので「夏の実」と呼ばれていました。それが次第になまって「なすび」となり、短くして「ナス」になったと言われています。 9月14日の給食鯖の文化干し焼き ひじきサラダ かぼちゃの味噌汁 牛乳 一口メモ 今月の給食目標は、「味わって食べよう」です。長かった黙食の給食が終わり、やっと向き合って楽しく会食しながら食べられるようになりました。大勢の友達と食べる給食は、とてもおいしく感じられます。 しかし、おしゃべりに夢中になっていて、まだ食べ終わっていないのに、気づけば「ごちそうさま」の時間になっていたなんてことになりやすいものです。「いただきます」をしたら、今日はどんな給食か、中にはどんな食べ物が入っているか、どんな味がするかなど、まず今日の給食に注目することが大切です。 そして、よく噛んで味わっているうちに、ご飯はだんだん甘く変化していきます。さらに野菜もよく噛むことで、中に閉じ込められたうま味成分をしっかり感じることができます。 9月13日の給食ヤムウンセン アップルポテトパイ 牛乳 一口メモ 今日は、タイ料理の献立です。ガパオライスは、タイでは日本で言うカレーのように、みんなに親しまれている料理の一つです。「ガパオ」とは、タイのハーブ、「ホーリーバジル」のことです。日本でよく使われている「スイートバジル」と比べると、香りがワイルドでスパイシーなのが特徴です。今日の給食では、手に入りやすいスイートバジルを使い、鶏ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、たけのこをナンプラーという調味料で味付けして作りました。 ヤムウンセンは、レモン汁がポイントのタイ風の春雨サラダです。タイは暑い国なので、香辛料やスパイスなどを上手に使っていて、食欲が出る料理が多いのが特徴です。暑い日がまだまだ続きますが、タイ料理を食べて元気に過ごすことができるようにしていきます。 9月12日の給食擬製豆腐 具だくさん味噌汁 牛乳 一口メモ こぎつねご飯は、きつねの好物とされている「油揚げ」をたくさん入れて作る混ぜご飯です。今日は、こぎつねの耳のように、油揚げをかわいらしく小さめの三角に切りました。油揚げをサッとゆでてから、煮汁で煮ているので、味がよく染みてジューシーでおいしく仕上がっています。 日本では、油揚げを入れたうどんのことを「きつねうどん」と呼ぶなど、きつねの好物は油揚げと昔から伝えられてきました。このように言われるようになったのには、様々な由来があるようです。 実際のきつねは、油揚げが好物ではないようです。しかし、きつねは肉食に近い雑食性なので、油揚げもおいしそうに食べるそうです。 9月11日の給食チリコンカン カラフルソテー 牛乳 一口メモ 食事の前には手洗いをしていると思いますが、指と指の間までしっかり洗っているでしょうか? めんどうだからと、指先だけさっと水で流すような手洗いをしていないでしょうか? これでは洗っていない部分が多く、手洗いをしていないのとほとんど変わらないことになってしまいます。 石鹸で手のすみずみまで洗うように習慣づけさせたいものです。アルコール消毒をする時には、手に水分が残っていると効き目が弱まってしまいます。しっかりとハンカチで水分を拭きとってから、アルコール消毒をするようにします。 特に、今日の献立のように手で持って食べるパンの時は、手洗いをしっかりするように、学校でも指導していきます。 9月8日の給食菊花蒸し 菊入りすまし汁 牛乳 一口メモ 明日、9月9日は「重陽の節句」です。中国では、奇数を陽数と呼んでいます。そして、9という大きい陽数が2つ重なっているので「重陽の節句」と言われ、お祝いをするようになりました。 「重陽の節句」は、菊の花が主役です。これは、昔、菊の花には長生きをさせてくれる力があると伝えられていたからです。菊をながめ、菊の入ったお酒を飲んで長生きを願います。 「菊花蒸し」は、白い菊に見立てた料理で、肉団子を細切りにしたシュウマイの皮で包みました。「菊入りすまし汁」には、菊の花びらと菊の形をしたかまぼこが入っています。 9月7日の給食キャベツのツナソテー 米粉の黒糖ケーキ 牛乳 一口メモ 今日のデザートは、「米粉の黒糖ケーキ」です。いつもケーキを作る時は小麦粉を使っていますが、今日はお米を粉にした「米粉」を使って作りました。もちもちとして、小麦粉のケーキとはまた違ったおいしさが楽しめます。 なぜ米粉を使うのかというと、おいしくなるということの他に、「米の消費を増やす」ということもあります。日本の食糧自給率はおよそ40%で、ほとんどの食べ物は輸入に頼っています。そこで、日本でたくさん栽培されているお米をもっと使うために、米粉が使われるようになってきました。ご飯として食べるだけでなく、米粉にして様々な料理に使うようになりました。 米粉のケーキを食べながら、日本の食糧事情についても考えてほしいと思います。 |
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