11月21日(木)次に、いろいろな単位量あたりの大きさという考え方から、「人口密度」について学習しました。単位面積あたりの人口を計算することで、人口密度として混みぐあいを比べられることを学びました。 今日行っていたもう一つの小単元は、「速さ」です。80mを16秒で走った弟と、100mを18秒で走ったえみさんとを比較し、どちらが速いかという問題について考えていきました。速さも、単位量あたりの大きさを求めることで比べることができます。1mあたりにかかった時間で比べる方法と、1秒あたりに進んだ距離を求めて比べる方法があります。前者は数字が少ない方が速く、後者の比べ方は数字が大きい方が速いということになります。数字が大きい方が速い方が感覚的に分かりやすいということもあり、「速さ=道のり÷時間」・・・つまり、単位時間あたりに進んだ距離で表すということを学んでいきます。 ところで、教科書33ページ下のQRコードを開くと、弟とえみさんのかけっこの図を動画で見ることができます。走った距離とかかった時間がお互いに違うので、安易に比較できないということが分かる動画ですが、わずかにえみさんが速いことが見て取れます。(写真上) この「比べ方を考えよう」という単元は、5年生の算数の中で最も重要な学習です。3学期には、「比べ方を考えよう(2)」という単元があり、百分率(パーセント)や歩合(割・分・厘)の学習をします。 2年生は、国語の時間に「みきのたからもの」という学習をしています。昨年度までの教科書では、「わたしはおねえさん」という教材でしたが、今回の教科書改訂で新しく入ってきた物語です。内容はSF的なお話で、少女と宇宙人との優しいやり取りを描いた作品になっています。子ども達にとって、「おもしろいな」とか「ふしぎだな」と感じる場面を多く見つけることができる物語です。物語全体を読み取りながら「好きなところ」を探していき、その理由とともに作品を紹介する文章を考えていく活動をしていきます。さらにその上で、自分の選んだ本の好きな人物や好きなところを友だちに紹介するという学習活動にも取り組みます。 1組では、最初に先生の範読がありました。少女は「みき」で、宇宙人は「ナニヌネノン」です。この2人の不思議な出会いから、お互いの思いを話すことで分かり合い、交流するというお話です。その後のみきについても書かれていて、題名の「たからもの」が何を指しているのかがよく分かるようになっています。(写真中) 4年生は、国語の時間に「慣用句」の学習をしています。慣用句とは、「2つ以上の言葉が結びついて、全体としてある特定の意味をもつようになったもの」を言います。例えば、「耳が痛い」とは、弱点をつかれて聞くのがつらいという意味で、本当に耳が痛いわけではありません。長い間使われてきた慣用句について知るとともに、その意味や使われ方について学び、日常の生活の中で使おうとする態度を育てていく単元です。 慣用句には、「体や心に関する言葉」や「動物や植物に関する言葉」、「かたかなで書く言葉」が入ったものが多く見られます。教科書には、「頭をひねる」「心がおどる」「借りてきたねこ」「馬が合う」「うり二つ」「実を結ぶ」「エンジンがかかる」「メスを入れる」といった慣用句が載っていて、国語辞典で調べるようになっています。2組の子ども達は、辞典を必死に引きながら、意味や使われ方を調べていました。(写真下) 11月21日の給食サバの味噌煮 白菜のピリ辛漬け だんご汁 牛乳 一口メモ 白菜は、鍋料理で食べることが多い野菜です。今日の給食では、白菜をにんにくと生姜、豆板醤、しょう油などの調味料で漬け込み、「漬物風」にしました。 白菜に関するクイズです。白菜は、キャベツのようにたくさんの葉が巻いている野菜ですが、葉はだいたい何枚くらいあるでしょうか? (1) 10〜20枚 (2) 30〜50枚 (3) 70〜100枚 答えは、(3)の70〜100枚です。たくさんの葉が巻いている野菜であることが分かります。機会があったら、数えてみてください。 白菜は、11月から2月が旬の野菜です。寒くなると、さらに甘味が増しておいしくなります。これからがおいしい野菜なので、いろいろな料理で楽しみましょう。 11月20日(水)5年生にとって、「物が水に溶ける」という現象は、どの程度生活経験の中から身についているものなのでしょうか。水に絵の具を溶かしたり、お湯に粉末のスープを溶かしたりという経験はあるでしょう。しかし、「水溶液」の定義は、「水に物が溶けた透明な液体」のことを言います。授業の始めでは、水に食塩や砂糖などが溶けていき、透明になる様子をじっくりと観察させます。すると、子ども達は、「溶ける=見えなくなる」や「溶ける=物がなくなる」ととらえ、食塩や砂糖はどうなったのかという疑問をもちます。 今日は、2組が理科室で実験をしていました。水と食塩のそれぞれの重さを量り、水に食塩を溶かしたら重さがどうなるのかを調べました。たいていこの実験の前に子ども達に予想させると、「水と食塩を合わせた重さになる」という意見や、「溶けてなくなるから少し軽くなる」、「溶けてなくなるから重さもなくなる」という考え方が出てきます。 実験では、最初に水の入ったメスシリンダーと蓋つきの容器、そして溶かす食塩を含めた全ての重さを量ります。次に、容器に水と食塩を入れ、よく振って溶かしてから重さを量り、最初の重さと比較します。結果は、実験後も重さは変わりませんでした。溶かす物を変えて、ミョウバンで実験した班もありました。(写真上) ここで大切なのは、「重さが変わらなかったということは、どういうことか」という結論です。意外にこれが分かっていない子が多いものです。つまり、物が水に溶けても重さが残っているという結論に結びつかない子がいるということです。子どもは自分なりの固定概念があると、事実が異なっていてもなかなかそこから考え方を変えられない場合があります。実験を通して結果から結論(考察)へとしっかり結び付けて指導しないと、思い込みでとらえたままの子が出てきてしまうので注意が必要です。 1年生は、図工の時間に「はこでつくろう」という学習をしています。今月初めに行った算数の「かたちあそび」の時間では、たくさんの箱を使って学習をしました。その時の箱をとっておいて、今回の図工の制作に使っていました。 箱にはいろいろな形や大きさのものがあります。それらを組み合わせていくとどんなものを作ることができるのかを考え、自分で作りたいものを工夫して制作していきました。子ども達の発想はとても豊かで、動物や乗り物、建物など、いろいろな工夫が見られました。(写真中) 改めて、各家庭でいろいろな箱を集めていただいたことに感謝したいと思います。お菓子の箱や丸いチーズの箱、円筒形のポテトチップスの箱など、自分の持ってきた箱の形から作りたいものの構想が生まれていきます。「この箱を使えばライオンの顔にできるかな」とか「足の部分はこの箱を使おう」と、箱を組み合わせながら試行錯誤する様子が見られました。中には、どんぐりも使って上手に建物の中の部屋を飾っていた子もいました。 5校時に、6年1組で研究授業がありました。道徳の「最後のおくり物」という資料を使った感謝について考える内容でした。 俳優になることを志していたロベーヌは、貧しさのために養成所に通う余裕がありませんでした。いつも窓ごしに練習を見て、熱心にメモを取っていました。そんなロベーヌのもとに、「養成所の月謝代に使ってください」という手紙とともに無記名でお金が届くようになります。ロベーヌは、そのお金で養成所に通い始め、一生懸命に練習に取り組みました。しばらくして、ジョルジュじいさんが自分のためにお金を届けてくれたことを知ります。しかし、ジョルジュじいさんは体を壊していて、ロベーヌへの最後の言葉と手紙を残して亡くなってしまう…という内容です。 この教材は、主人公のロベーヌが、ジョルジュじいさんからの最後の手紙を読んで気持ちが大きく変わるところが山場になっています。自分への温かい思いやりに気付き、自分自身も人を思いやる生き方をしようと決心する話ととらえ、「親切、思いやり」として授業を行うのが一般的です。ところが、今回の6年生の指導案は、主人公ロベーヌの気持ちを「感謝」の視点からとらえて授業展開を行いました。校内研究ならではのチャレンジングな姿勢は、協議会を通じて大きな学びにつながりました。 今回も、本校歴代校長の土屋先生に、研究講師としてお越しいただきました。教材提示や発問に対する受け止め方等、授業における成果を含めて、ご指導をたくさんいただきました。そして何よりも、真剣に授業に向かい、意見を進んで発表していた1組の子ども達のすばらしさについても、たくさん褒めていただきました。(写真下) 11月20日の給食ワンタンスープ 牛乳 一口メモ 今日のマーボー豆腐は、豆腐をたっぷり使った料理になっています。豆腐は、大豆を絞ってできた豆乳に、にがりを加えて固めて作ります。 では、豆腐に関するクイズです。豆腐一丁(約300グラム〜400グラム)を作るためには、何粒の大豆が必要でしょうか? (1) 120粒 (2) 380粒 (3) 630粒 答えは、(2)の380粒です。豆腐には、大豆の栄養がギュッと詰まっていることが分かります。 豆腐の種類には、絹ごし豆腐と木綿豆腐があります。絹ごし豆腐は、なめらかでやわらかいのが特徴です。一方の木綿豆腐は、少し固いので食べ応えがあります。給食では、料理によって豆腐の種類を使い分けています。今日の給食では、豆腐の味をしっかり感じてもらうために、木綿豆腐を使用しています。 11月19日(火)たし算の時と同様に、算数ブロックを使った具体物の操作を繰り返し指導していきます。そして、ブロックを動かしながら、計算の仕方へと結びつけていきます。2組では、「13−9」の計算を行っていました。昨日、算数ブロックを使って考え方を見つけました。今日は、その計算の仕方として、4段階でブロックを動かしながら復習していました。(1)3から9は引けない。(2)13を10と3に分ける。(3)10から9を引く。(4)1と3で4。・・・一の位の数から引くことができないから、10の束から引いて、残ったもの同士を合わせるという考え方です。ちなみに、このようなひき算の方法を「減加法」と言います。引いてからたすので、「減加法」です。(写真上) その後、少しずつ数字を変えながら、同じように10の束から引く方法を繰り返します。さらに次の段階では、ノートに式を書いて答えを求める方法を指導していきます。この時に活躍するのが「さくらんぼ計算」です。1つの数字を2つに分解して計算する方法で、繰り上がりのあるたし算の時にも使っていました。「13−9」の計算では、13の下に2本の線をハの字に引き、10と3に分解した数字を書くようにします。その形がさくらんぼのように見えることから、「さくらんぼ計算」という言い方が浸透しました。 中には、13−9を「9−3=6 10−6=4」と考える場合もあるでしょう。ひき算を2回行うので、「減減法」です。この単元の後半で学習します。 4年生は、社会科の時間に「まちの発展につくした人 玉川上水と玉川兄弟」という学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた江戸幕府のための上水道です。当時の江戸は海を埋め立てつくった土地だったため、井戸を掘ると塩水が混ざってしまい、飲み水に使えませんでした。そこで玉川兄弟に命じ、現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、四谷までの43kmの上水道を造らせました。 2組では、「わたしたちの東京都」を使い、きれいな水を送る仕組みについて調べていました。多摩川の取水堰から四谷まで地面を掘り、水を引いてきたことは分かります。しかし、その水を江戸の街中に住む人々の家にどのように送っていたのかは、なかなか想像がつきません。現在では、地中に水道管があり、各家庭で水が使えるようになっています。実は、当時の江戸の街でも同じように水道管にあたる仕組みが地面の中にありました。 もちろん、まだ鉄の管でできた水道管ではありませんでした。「石樋(せきひ)」と呼ばれる切石で組まれた樋(とい)が地中に埋め込まれていたそうです。その石樋を主の水道管として、さらに木でできた樋「木樋」(もくひ)があちこちに張り巡らされ、家庭の近くまで届いていたようです。その水が共同井戸にたまり、そこから人々は水を汲んで使っていました。石や木で水道管に相当するものを作っていたとは・・・さすが江戸時代に生きた人々の知恵と努力です。(写真中) 以前、社会科見学で水道橋にある「東京都水道歴史館」に行ったことがありました。石樋や木樋が展示されていたのを覚えています。 3年生は、理科の時間に「太陽の光」という学習をしています。前の単元は、「太陽とかげ」でした。日なたと日陰の様子から、太陽とかげの位置関係を調べたり、日なたと日陰での地面の温かさや湿り気の違いについて調べたりしてきました。 「太陽の光」の単元では、「日光は直進し、集めたり反射させたりできること」や「物に日光を当てると、物の明るさや暖かさが変わること」について実験していきます。 1組の子ども達が、鏡を持って北校舎の屋上で実験をしていました。鏡を使って日光を反射させた経験のある子は多いことでしょう。しかし、今までその日光の通り道をきちんと調べた経験は少ないはずです。屋上には、ところどころに日陰の部分があり、鏡を使って日光を反射させて「的当て」を楽しむことができます。そういう活動を自由にさせているうちに、屋上の床(コンクリート)に光の道ができることに気付いた子がいました。光は目に見えませんが、鏡を床に置いて日光を反射させると、まっすぐに伸びた光の通り道ができます。光はまっすぐに進んでいるということが証明できました。 さらに、友達同士で光を反射させて、日光を自由な方向に進められることにも気付いていきました。鏡で反射させた光を別の鏡で反射させると、また違った向きに光が進んでいきます。(写真下) これらのことから、「鏡をたくさん使って光を集めたらどうなるだろう?」という新たな課題が生まれてきます。今後は、光を集めて温度を計ったり、虫めがねを使って日光を集めたりする実験を行っていきます。 図工「まよけの顔」災いや嫌なことをはねのけるパワーが宿るように、試行錯誤しながら表現しました。どろどろした液体粘土を手で触る時の感触を十分に味わい、力強い顔や、鬼のような顔、おもしろい顔など、さまざまに描きました。 次回の授業では、絵の具でさらに描き加えていきます。 11月19日の給食ソトアヤム フルーツヨーグルト 牛乳 一口メモ 今日の給食は、インドネシアの献立です。 「ナシゴレン」は、チャーハンのような料理です。インドネシア語で、「ナシ」は「ご飯」、「ゴレン」は「油で揚げる、炒める」という意味があります。一方の「ソトアヤム」は、スパイスがきいている鶏肉のスープです。日本でいう味噌汁のような料理で、ご飯にかけて食べることもあるそうです。 インドネシアの人は、朝がとても早く、毎朝4時30分からお祈りが始まり、その後に朝ご飯を食べます。朝食は、鶏肉のおかゆの「ブブル・アヤム」や「ナシゴレン」のようなご飯料理がよく食べられています。朝ご飯が一番大切な食事と考えている人が多く、家や店で朝食を食べてから学校や仕事に向かうそうです。そして、インドネシアの学校は、朝7時から始まるそうです。 11月18日(月) その21年生は、国語の時間に「かたかなを かこう」という学習をしています。9月の「かたかなを みつけよう」という単元に続く2つ目の片仮名の単元です。9月には、片仮名の伸ばす音や小さく書く書き方を一通り習得してきました。しかし、平仮名のように時間をかけて指導する機会が少ないため、普段の文章の中では片仮名の書き間違いがまだ多いのが実態です。 この単元では、特に片仮名の長音や拗音(ゃ、ゅ、ょ)、促音(っ)を読んだり書いたりすることを中心に学習し、片仮名の定着を図っていくようにします。それにしても、1年生の片仮名の単元は、9月の2時間と今回の2時間の計4時間しかありません。実際は、片仮名の練習帳やプリントを使いながら、ていねいに指導してきています。また、普段ノートに書いたり本を読む中から片仮名の使い方を学んでいるということもあります。まだ時々間違った使い方があるかもしれませんが、その都度指導して正しく書けるようにしていくことが欠かせません。 教科書には、「のばす おんや、小さく かく かたかなに気をつけて、かきましょう」と書いてあり、「ケーキ」や「ヘルメット」、「ショベルカー」などの例が載っています。それを受けて、先生が「『しゅうくりいむ』を片仮名で描きましょう」という問題を出しました。「シュークリーム」と正しく書けた子もいれば、「シュウクリーム」と書いた子も何人かいました。(写真上) 5年生は、国語の時間に「和語・漢語・外来語」という学習をしています。「和語」「漢語」「外来語」それぞれの意味や由来、特徴の違いを理解するとともに、日常で使えるようになることを目的とした学習単元です。(写真中) 元々あった日本語を「和語」と言い、中国から渡来した日本語を「漢語」、主にヨーロッパから室町時代以降に渡来した日本語を「外来語」と呼んでいます。どれも日本語の語彙であって、「外国語」ではありません。例えば、「宿(やど)」は和語、「旅館」は漢語、「ホテル」は外来語になります。 さらに、この3種類の言葉が文章内で使われると、ずいぶん感じ方に違いが出てきます。(1)昼飯をたのむ…和語 (2)昼食を注文する…漢語 (3)ランチをオーダーする…外来語 同じことを表現していても、使用する場面や相手などによっても使い分けている時があります。 教科書にはありませんが、これ以外に「混種語」という言葉があります。「荷物、手順、場所」は「和語+漢語」でできています。また、「番組、円高、非常口」は「漢語+和語」でできています。さらに、「筆ペン、窓ガラス」は「和語+外来語」、「電子レンジ、省エネ」は「漢語+外来語」です。 6年生は、国語の時間に「発見、日本文化のみりょく」という学習をしています。前の単元の説明文「『鳥獣戯画』を読む」で学習したことを生かして「書く」学習であることは、先週火曜日に1組の授業でお伝えしました。2組では、図書室に行って日本文化に関する図書資料を探し、そこから自分の考えを書く学習へとつなげていました。 あらかじめ、図書管理員の先生に伝えてあったのでしょう。机の上にはたくさんの日本文化に関する関連図書が並べてありました。また、書架には和食に関する図書資料もたくさん用意されていました。たくさんあり過ぎて迷うほどでしたが、これらの中から日本文化について情報を得ていくようです。(写真下) タブレットを使って検索キーワードを入れれば、様々な情報を得ることができます。しかし、図書資料を利用するというアナログな調べ方も大切です。インターネットで出てきた文章を単にコピペして流用するのでは、自分の文章になりません。図書資料であれば、まずはきちんと内容を読み、自分の考えをもって文章に表す活動に結び付けられます。こういう学習を大切にしていきたいものです。 11月18日(月) その1
小雨が降っていたため、全校朝会は体育館で行いました。「音楽のすばらしさを味わおう」というテーマで話をしました。
・・・先週から、音楽会に向けた学年練習が体育館で始まりました。来週の水曜日まで、どの学年も合計7回の練習を積み重ねて完成させ、28日の木曜日にはリハーサルを行うことになります。そして、29日の金曜日は児童鑑賞日、30日の土曜日は保護者鑑賞日と、本番の日が2日間続きます。 ところで、音楽会の『音楽』という言葉は、どのような意味をもっているか知っていますか? 「音」という漢字と「楽しむ」という漢字が組み合わさってできているので、「音を楽しむから『音楽』」ととらえられがちです。校長先生も以前からそう思っていました。しかし、よく調べてみると、『音楽』には少し違った意味合いがあることが分かりました。 もともとの『音楽』という言葉の由来は、「音」は人の声を表していて、「楽」は楽器の音を意味するそうです。「音を楽しむから『音楽』」ではなかったのですね。しかし、だれにとっても音楽はとても楽しいものであることに変わりはありません。テレビをつけたら、どんな番組でも、そしてCMにも音楽が必ず使われています。さらにドラマや映画にも、セリフの背景に効果的に音楽が使われています。また、スーパーマーケットや病院、銀行の中でも音楽が流れていて、利用する人たちの心に響いてきます。だから、「音を楽しむから『音楽』」ととらえていいのではないかなと思います。 さて、その音楽には、大きく2つの楽しみがあります。「音楽を聴く楽しみ」と、「音楽を演奏する楽しみ」です。校長先生は音楽を聴く楽しみがとても好きで、休みの日はほぼ一日中自分の好きな音楽を聴いています。みなさんの音楽会では、児童鑑賞日にお互いの学年の演奏を聴き合います。音楽を聴く楽しみを感じることができます。 もう一つの音楽を演奏する楽しみは、まさに今、学年練習で取り組んでいるところです。合唱と合奏の練習をしていて、楽しさを感じていますか? 学年練習が始まったばかりなので、まだそういう気持ちが味わえていないかもしれません。しかし、これからみんなの歌声や合奏がそろってくると、きっと演奏する楽しさを感じることができるはずです。 今回の音楽会のスローガンは、「届けよう 心のハーモニー」です。ハーモニーというのは、「調和」です。つまり、全員の歌声や合奏が溶け合って一つにまとまることを言います。白い絵の具に青色の絵具を混ぜると、きれいな水色ができます。でも、しっかり絵の具を混ぜないと、青色が飛び出して目立ってしまいます。合唱や合奏も同じです。全員の歌声がちょうどよく混ざり合うのがハーモニーです。一人の声だけ飛びぬけて聞こえてきたり、何人かの歌声が聞こえてこなかったりしたら、きれいなハーモニーとは言えません。合奏も同じです。音楽専科の中野先生が、学年のハーモニーを作るために、歌や楽器のバランスを指導していきます。音楽では、指揮者の役割がとても重要です。中野先生の指導で、学年全員の心を一つにして、すばらしいハーモニーが作れるようにがんばりましょう。そして、旭町小全員に、音楽のすばらしさが味わえるようになってほしいと思います。・・・ 11月18日の給食イカ大根の煮つけ 塩ちゃんこ汁 みかん 牛乳 一口メモ みかんは、11月頃から出回り、2月頃まで楽しめる果物です。ビタミンCが豊富なので、これからの季節は風邪予防におすすめの果物です。 おいしいみかんかどうか、見た目だけでは分かりにくいものです。でも、食べる前にあることをすると、少し甘くなると言われています。さて、それは次のうちのどれでしょうか? (1) 温める (2) 上下をひっくり返す (3) 軽くもむ 答えは、(3)の軽くもむです。もむことで、酸味の成分であるクエン酸が減るので、甘味をより感じるようになると言われています。しかし、あまり強くもみ過ぎると食感が悪くなり、おいしくなくなってしまいます。優しくもむぐらいがちょうどよいので、ぜひ試してみてください。 11月15日(金)続く「じどう車ずかんを つくろう」の単元は、説明する文章を書く学習をします。あらかじめ子ども達に、自分で調べてまとめたい車の種類の希望調査がありました。ダンプトラックやポンプ車、冷凍車、ショベルカー、ミキサー車などの中から、各自が選んだ車の説明文が配られていきました。その説明文を読み、「しごと」と「つくり」に分けて、車の絵とともにカードにまとめていきます。クラスのみんなが書いたものを集めると、すてきな自動車図鑑ができ上がるという学習です。 2組では、「キッチンカー」を選んだ子が多かったようです。まず、「キッチンカーは、いろいろなところに行って、料理を作ったり売ったりする仕事をしています。」(車の仕事です)と書いてあります。次に、「そのために、」という言葉で始まる段落があり、「食べ物を煮たり焼いたりするガス台があること」、「料理をよそったり盛り付けたりするテーブルがあること」、「お客さんに渡すための大きく開く窓がついていること」(車のつくりです)が書かれています。(写真上) ところで、明日とあさっての2日間、「光が丘公園フェスタ」が開催されます。昨日、公園内を自転車で通ったら、すでにたくさんのイベント用テントが用意されていました。お祭りの内容を見ると、はたらく車の展示やキッチンカーの出店があるようです。キッチンカーでは、どんな食べ物が販売されるのでしょうか…楽しみです。 5年生は、国語の時間に「浦島太郎 『御伽草子』より」という学習をしています。古典から理解できる昔の人のものの見方や感じ方を知ったり、昔の言葉の響きやリズムに親しんだりすることを目標とした教材です。教科書には、「浦島太郎」の一部分の古文とともに、現代語で書かれたあらすじと訳文が示されています。今まで昔話として自分たちが聞かされてきた「浦島太郎」と比べて、気付いたことや思ったことを伝え合う活動から始めていきました。(写真中) 『御伽草子』に書かれている浦島太郎の物語では、「いじめられていた亀」ではなく、「釣った亀」を海に逃がしたとなっています。また、大きく違うのは、竜宮城で結婚した相手が釣った亀だったことと、人間の世界で現実を知った浦島太郎が鶴になり、女性と再会する結末があることです。 ところで、5年生は1学期にも「古典の世界」の学習がありました。竹取物語や平家物語を通して、古文について学んできています。古典作品の言い回しやおもしろさに触れるとともに、興味関心をもたせていきます。 3,4校時に、2年生が町たんけんに出かけました。1学期の町たんけんでは、学年全員でそろって歩き、学区内にある施設や光が丘図書館の様子を見に行きました。今回の町たんけんでは、グループで分かれて自分たちの調べたい施設に行き、質問をしてくるという活動を取り入れました。 出かけた場所は、北地区区民館、旭町派出所、林商店(ネジ屋さん)、旭町保育園、AST Bikes(スポーツサイクル専門店)の5か所でした。あらかじめよく考えて質問内容が決めてあったので、それぞれの場所でのインタビューが上手にできていました。また、普段はなかなか見学できないお店の中の様子など、どの場所でもとてもていねいに対応していただくことができました。(写真下) それぞれの施設の役割は違いますが、地域の方々が一生懸命仕事をされている様子を子どもなりに感じ取ることができたようです。引率していただいた保護者やひろばのスタッフの方々には、大変お世話になりました。ありがとうございました。 町たんけん(2年生)今日は、用意してきた質問を直接施設の方に聞き、聞いた話を一生懸命メモしていました。また、その店や施設でしか見られない物を見ることができ、大興奮で学校に戻ってきました。「話を聞けてよかった。」「おもしろいものが見られてよかった。」と感想を伝えてくれました。 今後は、それぞれグループごとに、見つけたことや聞いたことをまとめて、ほかの友達にも知らせていきます。また、今回の町たんけんのために、保護者の方々にもご協力いただきました。どうもありがとうございました。 11月15日の給食わかめスープ 米粉の黒糖ケーキ 牛乳 一口メモ 「焼肉ガーリックライス」は、ガーリック風味のピラフに、焼き肉の味付けをした豚肉と玉ねぎ、にんじん、小松菜をのせて食べるようにしています。とても食欲がそそる味付けになっています。 豚肉には、疲れをとってくれる「ビタミンB1」がたくさん入っています。では、そのビタミンB1は、どのくらい入っているでしょうか? (1) 牛肉の半分 (2) 牛肉の2倍 (3) 牛肉の10倍 答えは、(3)の牛肉の10倍です。牛肉もおいしいのですが、疲れている時には豚肉の方がお勧めです。ビタミンB1は、玉ねぎや長ねぎ、にんにくと一緒に食べると、体への吸収がよくなると言われています。給食をしっかり食べることで、疲れを吹き飛ばしていけるようにしていきます。 学校かくれんぼ集会たて割り班の友達と一緒に、校舎内に隠れている8人の集会委員を探しに行きます。初めての企画に、集会委員の児童もとてもワクワクしていました。 集会が始まると、子ども達は集会委員の児童を次々と見つけてとても嬉しそうな様子でした。3つの班が、8人の集会委員を全員見つけることができました。 子ども達の豊かな発想力で、これからも新しい集会を企画して学校のみんなを楽しませていってほしいと思います。 11月14日(木)楽器を運び入れた後、最後にひな壇を用意しました。合唱や合奏の際に子ども達が立ち、体育館全体にハーモニーを響かせるためのひな壇です。今日は、2年、3年、1年、5年の順に学年練習を行いました。音を合わせていく練習はもちろんですが、一人一人の立ち位置を決めていくのも重要な指導の一つです。歌のパートごとに分かれたり、楽器の担当で位置を決めたりもします。さらに、背の高さも考慮しながら調整していきます。(写真上) 27日(水)まで、学年練習の特別時間割が組まれています。各学年への配当時間は7時間です。この7時間を有効に使い、音楽専科と学年担任との3人で全力を尽くして指導していきます。28日(木)はリハーサル、そして29日(金)と30日(土)が音楽会当日です。 3年生は、図工の時間に「ふしぎな乗りもの」という学習をしています。タブレットを使った図工作品の制作です。 まず、タブレットを使って、身近な物を写真に撮ります。撮影した画像からどんな乗り物にしたいか想像をふくらませて、お絵かきツールで線や色を付け加えていきます。廊下にあった黒板消しクリーナーを写真に撮った子が、画像に色をつけてバスに変身させていました。また、三角すべり台を写真に撮った子が、UFOのような宇宙船を描いていきました。大人にはなかなかない発想が、子どもにはたくさん存在します。(写真中) 月曜日のホームページで、1年生がタブレットを使ってお絵描きをする様子を伝えました。その際に、「手や服を汚しながら絵を描く図工の時間は、なくなってほしくはありません」と書きました。しかし、その一文は訂正しなければならないような気がしてきました。各学年の図工の教科書を見ると、どの学年にもタブレットの活用が載っています。作品を写真に撮って自分の図工アルバムを作るものもあれば、友達と作品の鑑賞をする際にタブレットを使う方法、さらに高学年では、タブレットを使った作品制作についても紹介されています。何度でもやり直しができ、作成した作品をデータに残しておくこともできます。タブレットを使った図工の授業は、これからさらに活用の仕方が広まっていきそうです。 一方で、タブレットが使えなければ、今日の図工の2時間はその子にとって何もできません。タブレットを忘れてきた子やきちんと充電してきていない子、不具合があって使えなかった子と、作品に向かう前に先生がそれらの子の対応にいつも追われている状態です。(高学年も同じようです) 6年生は、算数の時間に「比例の関係をくわしく調べよう(比例と反比例)」という学習をしています。比例については、5年生の1学期に学習済みです。その時は、簡単な場合の比例の関係について理解することを目的とした内容にとどまっていました。今回6年生で学習する内容は、伴って変わる2つの数量に着目して、表や式、グラフを用いて特徴を見い出し、さらに2つの数量関係を考察する力を養うことを目的としています。また、比例に加えて反比例の関係についても学びます。 比例の式では、xとyを使います。xとyについては、1学期の「数量やその関係を式に表そう(文字と式)」という単元で学習済みです。続けて反比例でも文字を使った式やグラフを学習します。いよいよ中学校の数学に近づいてきた感がする学習内容になってきました。(写真下) 11月14日の給食シシャモのみりん焼き もやしと小松菜の生姜炒め 根菜の味噌汁 牛乳 一口メモ みなさんは、「根菜」と聞いてどんな野菜を思い浮かべますか? じゃがいもやさつまいも、にんじん、大根、れんこんなど、土の中で育つ野菜のことを「根菜」と呼んでいます。 今日は、里芋とごぼう、大根、にんじんと、4種類の根菜がたっぷり味わえる味噌汁を作りました。 根菜は、秋から冬が旬の野菜です。栄養がたっぷりで、一番おいしい時期です。また、根菜は体を温めてくれるはたらきがあります。だんだんと秋が深まり、朝晩が寒く感じられるようになってきました。根菜類をしっかり食べて、寒さに負けない体をつくりましょう。 サクラ草の植え替え(1年生)朝顔を育てた鉢に、校長先生が育てたサクラ草の苗とチューリップの球根を植えました。赤玉土、培養土、肥料を植木鉢に入れるところも自分でやりました。苗は、友達と協力してポットから出し、慎重に植え替えました。 チューリップは自分で選んだ色の花が咲く予定です。サクラ草は、赤、ピンク、白のどの色が咲くかはお楽しみです。 校長先生のお話をよく聞いて、全員上手に作業ができました。子どもたちは、「楽しかった。」「何色の花が咲くのかが楽しみ。」などと感想を話していました。 明日から愛情と水をたっぷり注いで、世話をしていきます。 11月13日(水)真ん中に給食のイラストがあり、その周りに給食ができ上がるまでにどんな人が関わっているのかが写真で示されています。子ども達に「給食ができるまでに、どんな人が関わっていると思う?」と聞いたら、きっと「栄養士さん」や「給食室の人たち」と答えることでしょう。しかし実際は、そういう方々だけではありません。 食材を作っている人たちや、食材を売ったり仕入れたりしている人たち、さらにはそれを運んできている人などなど、たくさんの人々が関わっています。この掲示物にも、漁師さんや酪農家さん、畜産家さん、農家さん、米農家さん、配送業者さん…そして調理員さんと栄養士さんが写真やイラストで表され、一つの輪で結んであります。(写真上) そして、資料にはこんな説明書きがあります。「…食事があることが当たり前と思わず、感謝の気持ちを込めて『いただきます』と『ごちそうさま』が言えるといいですね。」さらにさらに、「いただきます」は、私たちが生きていくために命をくれた動物や植物、手間をかけてくれた人たちに対しての感謝の気持ちを表す言葉であることが表示されています。(「ごちそうさま」も同様です) 私は、子どもの頃から「食べ物を粗末にするな」と親からこっぴどくしつけられてきました。きっと、私の両親が戦中〜戦後を経験していたからでしょう。食べ物の好き嫌いや、立ち歩いて食べること、箸の使い方など、事あるごとにひどく叱られたものでした。今から思うと、その教えにはとても感謝しています。現代でも、毎日食べ物がいただけることに感謝する気持ちは、決して忘れてはなりません。 1,2校時に、1年生の各クラスにサクラ草の植え替え指導を行いました。いつもの年より1か月遅れとなりましたが、これで全学年の植え替え作業が終了しました。 1年生の子ども達にとって、サクラ草の植え替え作業は初めてです。お手本を示しながら、上手に植え替えるコツや土をこぼさないコツを説明していきました。みんな目を輝かせるようにして、しっかり話を聞いていました。 低学年には、2人組で植え付けるようにさせています。サクラ草の苗をそっとひっくり返し、黒いビニールポットを友達に外してもらいます。そして1年生は、チューリップの球根も一緒に植え付けるようにしています。サクラ草の苗と球根が隣同士になるように置いてから、培養土を入れて完成です。(写真中) アサガオが終わった後の鉢は、チューリップの球根だけで植え付けている学校が多いはずです。チューリップは、冬の寒さを経験してから芽が伸びてきます。それまでずっと、土しか見えない鉢に水やりをしているのでは面白くないでしょう。その点、サクラ草の苗が植えてあれば、毎日水やりを楽しく行うことができます。 サクラ草は、冬休み前後には咲き始め、4月中旬まで花を楽しむことができます。一方、チューリップの花は、春休み頃に咲く予定です。2年生への進級に向けて期待が高まっている頃、サクラ草とチューリップの花の競演が楽しめることでしょう。 2年生は、国語の時間に「紙コップ花火の作り方」という説明文の学習をしています。説明文を読むとともに、その説明の工夫を生かして書くことも含めた、「読むこと」と「書くこと」の複合単元になっています。 昨日1組では、説明文を読みながら、実際に自分たちで紙コップ花火を作ってみました。今日は、その制作の経験をもとに、作り方の説明書を書くための表現の工夫を見つけていきました。「紙コップ花火の作り方」は、「前書き」、「材料と道具」、「作り方」、「楽しみ方」という内容のまとまりで書かれています。さらに「作り方」では、5段落で手順が示されています。(写真下) これから子ども達は、自分で作りたいおもちゃを選び、その作り方を分かりやすく説明する文章を考えていきます。さらに、生活科の「作ってためして」の学習にもつなげていきます。 ところで、教科書の改訂によって、今年から「紙コップ花火の作り方」になりました。昨年までは、「馬のおもちゃの作り方」が教科書に載っていて、各家庭からレトルトカレーの空き箱を用意してもらっていました。馬のおもちゃも面白かったのですが、材料の準備としては今回の説明文の方が簡単です。 11月13日の給食コールスローサラダ 牛乳 一口メモ クイズです。コールスローサラダは、給食でも定番のサラダの一つです。では、コールスローサラダとは、どんなサラダのことを言うのでしょうか? (1) ゆっくりと時間をかけて作るサラダのこと (2) マヨネーズで味付けをしたサラダのこと (3) キャベツの千切りが入ったサラダのこと 答えは、(3)のキャベツの千切りが入ったサラダです。オランダ語で「キャベツの千切り」のことを「コールスラ」と言います。その言葉から、千切りのキャベツを使ったサラダのことを「コールスロー」と呼ぶようになったそうです。 11月12日(火)1組では、自分が伝えたい日本文化について、まずタブレットを使ってインターネットで情報集めをしていました。神社や歌舞伎、着物、お茶、納豆など、日本特有の文化について、インターネットを使うと様々な角度から調べることができます。しかし、情報を集めることが重要なのではなく、調べた情報を取捨選択する力が大切になります。伝えたいことに応じて詳しく書く部分と、簡単に書く部分とを考えながら文章にしていくことが必要になります。そのような書くことの資質・能力を身に付けるための単元であると言えます。(写真上) 今年になり、日本各地にたくさんの外国人観光客が訪れています。テレビ等の報道を見ていると、観光客の目的のほとんどは、日本文化に触れることのようです。衣食住、さらには日本のアニメなど、外国の人たちにアピールできるものがたくさんありそうです。 2校時に、5年2組で教育アドバイザー訪問の授業がありました。若手教員の育成のために行われている取り組みです。今回は、3年次研修の一環として授業を参観し、指導・助言をいただきました。教育アドバイザーは、本校の前校長の道山先生です。 行われていたのは、「おばあちゃんからもらった命」という資料を使った道徳の授業でした。「感謝」について考えさせる道徳の内容項目にあたる資料です。・・・広瀬めぐみさんは、中学3年生の時に阪神・淡路大震災で被災しました。おばあさんと一緒に建物の下敷きになりました。おばあさんがめぐみさんを守るように覆いかぶさってくれたことで、かろうじて助かりました。しかし、めぐみさんがおばあさんの頭を抱えていた手をずらした途端、梁が頭に当たっておばあさんは亡くなってしまいます。その後、めぐみさんは自身を責める日々が続きました。やがて、助けてもらった命の恩返しをするつもりで、めぐみさんは介護福祉士になることを決意したのでした。・・・ 罪悪感に自分を責めてばかりいためぐみさんに、お父さんが声をかけるところで気持ちが変わります。「めぐみの無事が、おばあちゃんの何よりの望みだったはずや。」と繰り返し諭したと書かれています。周りの人の支えを知ることにより、人は感謝の気持ちをもつようになります。実話に基づいた道徳の資料ということもあり、さらに命にかかわる内容でもあるため、子ども達は真剣に授業に向かい、考えを発表していました。(写真中) 3校時に、5年生全員が1組の教室に集まり、学年集会を行っていました。音楽会に向けて、学年全員で気持ちを高めていくことを目的にした指導のようでした。 音楽会に向けた体育館での学年練習は、いよいよあさってから始まります。体育館のステージにひな壇を用意し、学年ごとに合唱や合奏の練習に取り組んでいきます。 まず、5年生が歌う合唱曲「君をのせて」の音声を子ども達に聴かせていました。他校の児童の歌声から、歌い出しのすばらしさに気付かせていきました。次に、自分たちの歌声を録音し、みんなで聴いてみました。ソプラノとアルトパートに分かれた二部合唱がきれいに聴こえてきたものの、部分的に歌声が小さくなってしまったり、そろわなかったりしたところがあったようです。本格的な練習はこれからです。まずは、学年全員が一丸となって気持ちを入れて取り組むことの重要性を確認し合いました。運動会の表現で一致団結したように、今度は音楽を通じて心を一つにしていきます。(写真下) |
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