2月22日の給食タラのハーブパン粉焼き 押し麦のスープ いちご 牛乳 一口メモ 「タラのハーブパン粉焼き」は、タラにニンニク、パセリ、バジル、オレガノ、ローズマリーを混ぜたパン粉をのせて、オーブンで焼きました。ハーブの香りがして、とてもおいしく仕上がっています。 ハーブの種類は、数えきれないくらいたくさんあります。日本語では、「香草」や「薬草」などと呼ばれています。昔からの日本のハーブには、「しそ」や「ショウガ」、「山椒」などがあります。 ハーブは、魚や肉の臭みを消したり、食欲をアップさせるなどの効果があります。また、料理に彩りを加えたり、味のアクセントになったりもします。ハーブをうまく使いこなすことで、料理が幅広いものになります。 2月21日の給食じゃこふりかけ 筑前煮 野菜のごま酢和え 牛乳 一口メモ クイズです。筑前煮は、別の名前でも呼ばれていますが、それは次のうちのどれでしょう? (1) がめ煮 (2) まめ煮 (3) しめ煮 答えは、(1)のがめ煮です。筑前煮は、福岡県の郷土料理です。福岡県の北部は、「筑前の国」と呼ばれていたことからこの名前がついたとされています。鶏肉や野菜などのいろいろな材料を使うので、「寄せ集める」という方言の「がめくりこむ」から「がめ煮」と呼ばれています。 筑前煮は、具だくさんで栄養バランスのよい料理です。今日は、鶏肉やにんじん、たけのこ、こんにゃく、里芋、干ししいたけ、ごぼう、さつま揚げ、いんげんの9種類の具材を使っています。 2月20日の給食春雨スープ スイートポテト 牛乳 一口メモ 「ルーローハン」とは聞きなれない料理ですが、台湾料理の一つです。 まず、豚肉をしょう油と砂糖などで甘辛く味付けします。そこに、八角やシナモン、山椒などをミックスした五香粉(ウーシャンフェン)という中国を代表するスパイスで独特の香りをプラスして、ご飯と一緒に食べる料理です。一緒に卵や青菜を乗せたり、ご飯と別々に盛り付けたりと、地域によって様々な食べ方があります。台湾には、ルーローハンを出すお店がたくさんあって、台湾の人々にはとてもなじみのある料理だそうです。 今日は、子ども達が食べやすいように、少しアレンジしています。台湾の味が楽しめると思います。 2月19日の給食ししゃものピリ辛焼き はりはり漬け 鶏つみれ汁 牛乳 一口メモ 今日の給食は、カルシウムが豊富な食材であるししゃもを使った献立です。 ところで、「骨貯金」という言葉を知っていますか? 実は、一生分の骨の量は、十代の時にもう決まってしまうと言われています。骨は、日々「壊す」と「作る」を繰り返しています。そして、十代までに作られた骨の量が一生分の骨の量となり、大人になってから増やそうとしても難しいとされています。そのため、十代のうちにたくさんの骨貯金をしておくことがとても重要です。 今の子ども達は、骨貯金がしっかりできる年代です。ぜひカルシウムが豊富な食材をしっかり摂って、骨貯金がたくさんできるようにしていきましょう。 2月16日の給食和風キャベツバーグ 白菜のスープ みかん 牛乳 一口メモ ご飯とおかずをどんな順番で食べていますか? 「好きなものは最初に食べる」、「最後までとっておく」など、人それぞれに食べる順番のこだわりがあるかもしれません。しかし、ご飯とおかずを交互に食べることで、どちらもよりおいしく食べることができます。 おかずは、ご飯と一緒に食べることでおいしくなるように味付けしてあります。ですから、おかずばかり食べていると、味が濃く感じられることがあるかもしれません。逆にご飯ばかり食べていると、味がたんぱくなので、ご飯が進まないことが考えられます。そのため、ご飯とおかずを交互に食べることで、両方をよりおいしく食べることができるのです。 また、食べ物の味をよく味わえるように、よく噛んで食べることも重要です。 2月15日の給食魚の彩り焼き 大根とわかめの酢の物 豚汁 牛乳 一口メモ 今日の「魚の彩り焼き」は、アジを使っています。マヨネーズや玉ねぎ、ピーマン、赤パプリカを混ぜたソースをかけて焼きました。 クイズです。「アジ」の名前の由来は、次のうちのどれでしょう? (1)「アジ」さんが発見したから (2)味がいいから「アジ」になった (3)「アジ」という地域でとれる魚だったから 答えは、(2)の味がいいから「アジ」と呼ばれるようになったが正解です。アジは、漢字で「魚」に「参る」で「鰺(アジ)」と書きます。おいしすぎて参ってしまうことから「鰺」になったとも言われています。臭みがなく、旨味がたっぷりなので、魚嫌いの人にも食べやすい魚と言えます。また、世界中で食べられている魚の一つでもあります。 2月14日の給食ブロッコリーサラダ ココアケーキ 牛乳 一口メモ 今日は、バレンタインデーにちなんで、ココアを使ったケーキを作りました。 世界には、いろいろなバレンタインの習慣があります。フィンランドでは、友達の日とされていて、友達同士でメッセージカードやチューリップなどを贈り合うそうです。アメリカでは、男性が女性にカードや花束を贈ります。 日本では、バレンタインと言えは「チョコレート」ですね。今では甘くておいしいチョコレートですが、元々はカカオ豆をすりつぶした飲み物から始まりました。それは、「神様の食べ物」と言われるほど貴重なものだったそうです。また、不老長寿の薬ともされていて、それはそれは苦い飲み物だったとのことです。チョコレートが薬だったなんて、今では想像できないことですね。 2月13日の給食キャベツの塩昆布和え こしね汁 牛乳 一口メモ 今日は、群馬県の郷土料理の献立です。 カツ丼というと、卵とじのものが一般的です。しかし、群馬県では、揚げたカツにソースのタレをかけた「ソースカツ丼」が親しまれています。さらにソースの味は、それぞれの店で特徴があるそうです。給食では、ウスターソースとしょう油、だし汁、みりんで作りました。 こしね汁は、群馬県の名産品のこんにゃくとしいたけ、ねぎを使った汁物です。それぞれの頭文字をとった味噌汁なので、「こしね汁」と呼ばれています。群馬県は、こんにゃくの生産量が全国1位で、しいたけとねぎの生産量も全国トップクラスです。 2月9日の給食チーズタッカルビ トックスープ 牛乳 一口メモ 今日は、韓国料理の献立です。「タッカルビ」の「タッ」は「鶏」、「カルビ」は「あばら骨」という意味です。ですから、「タッカルビ」は「骨のまわりの肉を食べる鶏肉料理」という意味になります。 ぶつ切りにした鶏肉とにんじん、玉ねぎなどの野菜に、甘辛いコチュジャンをベースにしたタレをかけて、鉄板の上で炒めて食べます。その中に「チーズ」を入れると味がまろやかになり、さらにおいしくなります。これが「チーズタッカルビ」です。給食では、食べやすくするために一人分ずつをカップに入れてから、チーズをのせてオーブンで焼いて作りました。 中の具材が減ってきたら、麺を入れたりご飯を入れたりして、チャーハンのようにして食べるとおいしいそうです。 2月8日の給食おでん ひじきのさっぱり和え オレンジ 牛乳 一口メモ 今日は、寒い季節にうれしいおでんの献立です。おでんは、煮物料理の一つで、かつおや昆布でとっただし汁にしょう油などの調味料で味を付けて、様々な具材を入れて煮込む料理です。 具材の代表的なものは、大根、卵、こんにゃく、さつま揚げ、昆布などがあります。地域によって、タコや貝などの魚介が入っていたり、味付けも味噌味や生姜風味など、それぞれの地域で特徴のあるおでんが親しまれています。 昔、豆腐を焼いて味噌をつけた味噌田楽が、ある時からしょう油で煮込んで食べるようになったのが、おでんの始まりだそうです。 関東では、おでんの呼び名が一般的ですが、関西ではおでんのことを関東煮(かんとだき)とも呼ぶそうです。 2月7日の給食若草ポテト コーンポタージュ 牛乳 一口メモ 今日のチキンピザトーストは鶏肉、玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマン、ケチャップでピザソースを作りました。食パン全部がおいしく食べられるように、食パンの隅々までソースを塗るのがポイントです。 ピザが生まれたのはイタリアですが、世界で一番ピザを食べている国はどこか知っていますか?答えはアメリカです。アメリカの学校の給食はピザが定番で、子供が集まるパーティーには必ずと言っていいほどピザが出されます。 ピザトーストは日本でピザが高価だった頃に、東京の喫茶店でもっと気軽に食べてもらいたいとメニューに登場したのが始まりだとされています。 2月6日の給食人参シリシリ アーサ汁 冷凍パイン 牛乳 一口メモ 独自に食文化が根付いている沖縄には、他の都道府県では見かけない郷土料理がたくさんあります。今日はそんな沖縄県の郷土料理の献立です。 シシジューシーの「シシ」は豚肉、「ジューシー」は炊き込みご飯という意味です。今日の給食では角切りの豚肉、細切りの昆布、人参を入れました。柔らかくなるまで煮た豚肉がおいしいです。 人参シリシリの「シリシリ」はせん切りという意味です。すりおろす時の「すりすり」という音から「シリシリ」と言われるようになったそうです。沖縄県の人はこのシリシリを作るためのシリシリ器がある家が多いそうです。 アーサ汁は「あおさ」という海苔がたっぷり入ったすまし汁です。 2年生のお芋掘りや生活科の授業でもお世話になっている区内の農家さんより、楽しい人参を頂きました。2本の人参が仲良く大きくなっています。今日は17キロとたっぷりの人参をシリシリ用にせん切りにしました。(写真2、3枚目) 昨晩から降っていた雪の影響で給食の食材の納品が心配でしたが、無事に給食が提供できました。たくさんの人々の協力のおかげで、給食が提供できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 2月5日の給食小松菜入り卵焼き ごぼうとさつま芋の甘辛揚げ 具だくさんみそ汁 牛乳 一口メモ 今日の「ごぼうとさつま芋の甘辛揚げ」は薄く切ったごぼうに片栗粉をまぶしてカリカリに揚げて、揚げたさつま芋と醤油、砂糖、みりんなどで作った甘辛いタレに絡めて作りました。パリパリのごぼうがとても美味しいメニューです。 ごぼうは独特の香りと食感が楽しめる野菜で、煮物や汁物、サラダなどの多くの料理に使われていますが、ごぼうを食用にしている国は日本だけということを知っていましたか?初めてごぼうを食べたと言われている中国でも、食材としてではなく、薬草として用いていたそうです。 クイズです。ごぼうはある花の仲間なのですが、その花とはどれでしょう? (1)アサガオ (2)キク (3)ユリ 答えは(2)のキクです。ごぼうの見た目からは想像つきませんが、同じキク科の「あざみ」という花によく似たとてもきれいな花を咲かせます。 2月2日の給食イワシの梅煮 大豆の青のり揚げ すまし汁 牛乳 一口メモ 今日は、「節分の献立」です。節分は、「季節を分ける日」のことです。連日寒い日が続きますが、暦の上では冬から春になります。 節分には、ヒイラギの枝にイワシの頭を刺して、玄関にかけておく風習があります。これは、イワシのにおいで鬼を寄せつけないようにするためや、ヒイラギの葉先のトゲで目を突かれて鬼が逃げ出したという伝説から始まっています。また、大豆を歳の数だけ食べると、一年間健康で幸せに過ごせるとも言われています。 今日の給食は、そのような節分にちなんで、イワシと大豆を使っています。イワシの梅煮は、朝早くからじっくりと煮込んでいるので、骨まで食べられるようになっています。すまし汁には、鬼の顔のかまぼこが入っています。節分メニューを食べて、体の中からも鬼を退治できるようにします。 2月1日の給食わかめとツナのサラダ いちご 牛乳 一口メモ 2月の給食目標は、「給食のルールを守ろう」です。給食をおいしく、楽しく、気持ちよく食べるために、守らせたいルールがあります。 (1) 給食の前に、しっかり手を洗っていますか? (2) 食べ物や作ってくれた人に感謝の気持ちを込めて食事のあいさつをしていますか? (3) 食器の置き方、箸の持ち方は正しくできていますか? (4) 姿勢よく、よく噛んで食べていますか? (5) 協力して準備、片付けができていますか? 給食を楽しくおいしく食べることはとても大切ですが、給食を通して食事のマナーもしっかり身につけていけるように指導しています。 1月31日の給食鮭の塩焼き 小松菜と豚肉のごま炒め 打ち豆汁 牛乳 一口メモ 福井県をはじめとする北陸や東北地方には「打ち豆」と呼ばれる大豆の保存食があり、打ち豆を使った郷土料理が親しまれています。 打ち豆は大豆を水にひたして柔らかくし、石臼の上にのせて木づちでつぶし、再び乾燥させて作ります。乾燥している状態だと、コーンフレークのような見た目をしています。(写真2枚目) つぶしているので普通の大豆よりも火の通りがよく、味が染み込みやすいのが特徴です。みそ汁の他、煮物やサラダ、炊き込みご飯など様々な料理に使えて便利な食材です。 1月30日の給食キャベツのキッシュ風 ポテトスープ 牛乳 一口メモ 「キャベツのキッシュ風」は、鶏肉やキャベツ、玉ねぎと、卵、生クリーム、チーズを混ぜてオーブンで焼いて作りました。 「キッシュ」とは、フランスを代表する家庭料理の一つです。パイ生地やタルト生地の中に、炒めた野菜やベーコン、チーズ、生クリーム、卵を混ぜた具を入れ、オーブンで焼いて作ります。中に入れる具は、家庭や地域で様々で、ケーキのようにカットして食べます。 今日の給食では、パイ生地は使わずに、カップに1人分ずつ入れて作りました。生クリームやチーズを使っているので、いつもの卵焼きよりもコクが出て、ふんわりとした仕上がりになっています。 1月29日の給食マーボー大根 生揚げの中華スープ おかしなおかしな生卵 牛乳 一口メモ 今日の「おかしなおかしな生卵」は、新作のメニューです。どんな食材で作られたメニューか分かったでしょうか? 今まで出したことがある「おかしなおかしな目玉焼き」は、桃の缶詰にミルクゼリーを入れた、見た目が目玉焼きにそっくりなデザートでした。今日のデザートは、生卵バージョンです。生の白身を再現するために、ミルクゼリーではなくりんごジュースを使うようにしました。 黄身にあたる部分は、アンズの缶詰を使うとさらに完成度が高くなりますが、今日は手に入らなかったので黄桃の缶詰を使いました。見た目も味も楽しめるデザートです。 1月26日の給食いちごジャム くじらのマリアナソース ワンタンスープ 牛乳 一口メモ 今日は、昔の給食の献立です。昭和25年頃に出されていた献立を再現しました。 この頃の給食は、パンと牛乳におかずといった献立で、当時は安価だった鯨肉やちくわがよく使われていたそうです。 「鯨の肉はおいしいの?」と思う人もいるかもしれません。しっかりと下味をつけた鯨を揚げて、子ども達が好きなケチャップやカレー粉で作ったソースをからめているので、とてもおいしく食べられます。鯨のマリアナソースは、リクエストメニューで選ぶ人がいるほどの人気メニューです。 昨年は、大雪の影響で輸送がストップしたため、鯨肉を出すことができませんでした。また、鯨は今では高価で貴重な食材です。味わって食べてほしいと思います。 1月25日の給食キャベツシュウマイ 五目さっぱりスープ 牛乳 一口メモ 今日は、練馬大根のたくあんを使った「キムチたくあんご飯(キムタクご飯)」を作りました。たくあんのポリポリとした食感が楽しいご飯です。 練馬大根は、作るのに手間がかかることや、環境の変化、食生活の変化などにより、昭和30年頃から栽培が減ってきました。そのため、現在では市場に出回ることがほとんどなくなり、幻の大根となっています。 練馬区では、地元のJAと生産者さんの協力により、伝統野菜である練馬大根を復活させる取り組みを行っています。練馬大根の引っこ抜き大会もその取り組みの一つです。 今日は、練馬区の漬物業者さんが作ったたくあんを学校に届けてもらいました。 |
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