昨日はひな祭りでしたね。桃の節句であり、主に女の子のお祝いの日です。多くのご家庭で、ちらしずしを食べたり、桜餅を食べたりしたのではないでしょうか。そんな桜餅は、関東と関西で大きな違いがありますね。関東では小麦粉を薄く延ばして焼いた生地で餡をまいたものを桜餅と呼びますが、関西では道明寺粉を蒸した生地で餡を包んだものが桜餅と呼ばれます。関東では関西風の桜餅を「道明寺」と呼んでいますが、実は関東風の桜餅も他では「長命寺」と呼ばれます。起源となったお寺の名前が由来らしいですが、これだけ有名なお菓子で、地方によって呼び名も形も違うのは珍しいですね。一説によると、関西風の道明寺の方が、全国的には主流らしいです。地方ごとの桜餅をぜひ食べてみたいものです。