7月19日 給食今日は食育の日です。宮崎県の郷土料理ついてお話します。 宮崎県は日向(ひゅうが)の国といわれ神話と伝説の多い県です。九州地方の東南部に位置し、東側は日向灘(ひゅうがなだ)に面します。黒潮をまともに受ける土地で温暖な気候に恵まれ、野菜類の生育がよく養鶏もさかんな県です。自然の食べ物に恵まれていたため、手の込んだ料理は発達せず、素材の素朴な味を活かした料理が多いです。 宮崎県で人気の料理にチキン南蛮があります。これは洋食屋の料理人がニワトリの胸肉に小麦粉、とき卵をつけて揚げ、甘酢につけたものをチキン南蛮と名付けてメニューに加えました。お好みでタルタルソースを付けて食べても美味しいメニューです。 7月15日 給食今日はきびについてお話します。 きびというと昔話の桃太郎のきび団子のイメージですが、原産地は日本ではありません。東アジアや中央アジアの大陸性気候の温帯地域といわれています。日本へは中国、朝鮮を経て渡来したと推定され、かつては五穀の一つとして数えられるほど主要な穀類でした。 きびは黄色い小さな粒で、千個あたりの重さが4gほどしかありません。お米に混ぜて炊飯したり、粉にしてお餅やお団子にしたりして利用します。 7月14日 給食今日はかき揚げに入っている大豆についてお話します。 大豆はそのまま食べたり、みそやしょうゆ、豆腐や納豆などの加工食品にしたり、日本の食生活には欠かせない食品です。たんぱく質やビタミン類、ミネラルなど、良質な栄養素を豊富に含んでいます。大豆に含まれるレシチンという成分は、記憶力や集中力を高める効果があり、食物繊維も豊富で、生活習慣病予防に摂取がすすめられている食材ですが、現在の日本人の食生活では最も摂取量が不足している食材といわれています。豆のもつ栄養効果を見直し、積極的に食べるようにしましょう。 7月13日 給食今日のビスキュイパンは、パンに手作りのクッキー生地をぬって焼きました。 ビスキュイとはフランス語で、小麦粉にバターや卵を加えて焼いた、やわらかいクッキーのことで、ビスケットと同じ意味です。 7月12日 給食今日はなすについてお話します。 なすは成分の約90%が水分で、さまざまな栄養価が期待できる食品ではありません。しかし、熱をさまし、効率よくビタミンEを摂取するのを助ける働きがあるため、夏バテ防止によいとされています。また、紫色の皮の部分にはアントシアニンという色素があります。アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用や、目や肝臓の機能を向上させ、血圧を正常に保つなどの働きがあります。 7月11日給食今日は、キムチについてお話します。 キムチは日本でもなじみの深い、韓国の漬物です。韓国では白菜だけでなく、きゅうりや大根などのさまざまな野菜のキムチや、魚介類を加えて作るキムチもあるそうです。 キムチは辛いだけでなく、酸味もありますが、これは乳酸菌を使った発酵食品であるためです。食べすぎはよくありませんが、乳酸菌の働きで腸内の環境を整えるのにも役立ちます。また、適度な辛さは体を温め、食欲の増進にも効果的です。 7月8日 給食今日は鮭についてお話します。 鮭は日本人にとって最もなじみの深い魚のひとつです。ほかの魚と違い、焼いても身の色が赤いですが、これはアスタキサンチンという色素で、免疫力を高める働きがあります。また、動脈硬化やガン、白内障、胃潰瘍、老化の予防に役立ちます。そのほかEPAやDHAなど脳を活性化させる成分も多く含んでいます。 7月7日 給食今日、7月7日は七夕です。ひなまつりのひしもちやあられ、子供の日のちまきや柏もちのように、七夕にはそうめんを食べる風習があります。 七夕は笹かざりや短冊などのイメージがありますが、昔は小麦粉と米の粉を練って、ひものようにした「さくべい」というたべものを厄除けのために作り、7日の夜に食べていました。そのため、今でも七夕にはそうめんを食べたり、贈り物にしたりする風習が残っています。今日の給食でも汁物にはそうめん、ゼリーには星空をイメージして星型のパイナップルとナタデココを使用しました。 7月6日 給食今日はじゃが芋についてお話します。 じゃが芋は、カリウムとビタミンCが豊富なため、ヨーロッパでは昔から「畑のりんご」と呼ばれています。南米原産の作物ですが、荒れた土地でも収穫できることから世界中に広まり、現在でも世界の主要な作物のひとつになっています。たくさんの種類がありますが、日本で多く作られているのは、男爵とメークインという品種です。 7月5日 給食中華丼に入っている、いかは、低カロリー、低脂肪、高たんぱくのすぐれた食材です。コレステロールも多く含まれますが、コレステロール値を下げるタウリンが豊富に含まれているため、心配はありません。いかのタウリン含有量は魚介類のなかでもトップクラスです。タウリンはこのほかに、肝臓内で有毒物質の処理を助ける働きがあり、肝臓の健康に役立ちます。緑黄色野菜と組み合わせて食べるとさらに効果的です。 今日の春巻きは一から作った手作り春巻きです。ひとつひとつ手で巻いて揚げました。 7月4日 給食・牛乳です。 今日は、枝豆についてお話します。 枝豆は若い時期に収穫する大豆です。7月から9月にかけて旬を迎える夏の食材です。たくさんの種類がありますが、大粒でさやや実が鮮やかな緑色をしているものがおいしいといわれます。また、さやに毛茸という短い毛があるほうが新鮮です。 日本国内の主な生産地は新潟県、群馬県、千葉県です。最近では、山形県のダダチャマメ、新潟県の茶豆などが、独特の香りや風味のよさで人気があります。 7月1日 給食今日はごぼうについてお話します。 ごぼうは古くから薬草(やくそう)として重宝(ちょうほう)されてきた植物です。現在、日本以外で食用としている国はほとんどないそうですが、日本では平安時代に中国から伝わり、今でも親しまれている食材です。ごぼうには食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富で、整腸(せいちょう)作用、動脈(どうみゃく)硬化(こうか)やがんの予防などに効果があります。また、血糖値(けっとうち)やコレステロールを正常に保つなど、生活(せいかつ)習慣病(しゅうかんびょう)予防にも有効です。 6月30日 給食今日はじゃが芋についてお話しします。 じゃが芋は南アメリカ、アンデス地方が原産です。主な成分はでんぷん質ですが、カリウムやビタミンCなども多く含まれています。 料理だけでなく、ポテトチップスやフライドポテトなどのスナックとしても利用されますが、ゆでた時ものと比べると、カロリーは約7倍、塩分は約20倍になるといわれています。肥満や生活習慣病の原因にもなるので、間食として食べるときには、食べる量や回数に注意しましょう。 6月29日給食今日はカリフラワーについてお話します。 カリフラワーはヨーロッパの地中海沿岸が原産の野菜です。ブロッコリーと同じ系統の野菜で、19世紀に入る前までは、ブロッコリーとの区別はされずに栽培されていました。葉がかぶらないように、日にあてて緑色のブロッコリーを育て、葉をかぶせて日にあてずに白いカリフラワーを育てていたそうです。ブロッコリーの生産が急増し、近年では、カリフラワーの生産量は減少していますが、カリフラワーにはビタミンCやカリウムなどが含まれ、ストレスの改善や、血圧を正常に保つ働きがあります。 6月28日 給食今日は、マヨネーズについてお話します。 マヨネーズの作り方を知っていますか?マヨネーズは卵の黄身にお酢と塩を混ぜ、油を少しずつ加えて作るソースです。油を加える量がとても重要で、入れすぎると分離してしまいます。 サラダに使ったり、パンに塗って焼いたり、炒めものをするときに油の代わりに使ったり、とても便利な調味料ですが、脂肪を多く含むので食べすぎには注意しましょう。 6月27日 給食今日は、ごまについてお話します。 ごまはとても小さな粒ですが、ごまに含まれている成分には優れた効能があります。セサミンやセサミノールという成分は、強い抗酸化作用があり、がんや老化防止、コレステロールを正常に保つなどの効果があります。 また、ごまにはビタミンや鉄・カルシウムなどのミネラルがバランスよく含まれています。ただし、皮が固いので消化されにくく、一度にたくさん摂取しにいのが難点です。毎日の食事に少しずつ取り入れ、よく噛(か)んで食べると栄養効果がアップします。 6月24日 給食今日は白いんげん豆についてお話します。 今日のスープには、白いんげん豆という豆を使っています。白いんげん豆は料理に使われるだけでなく、白あんの原料にもなる豆です。 豆類はたんぱく質や食物繊維が豊富で、生活習慣病予防に摂取がすすめられている食材ですが、現在の日本人の食生活では最も摂取量が不足している食材といわれています。皆さんの中には豆料理が苦手な人もいるようですが、豆のもつ栄養効果を見直し、積極的に食べるようにしましょう。 6月23日 給食今日はきのこについてお話します。 きのこの特徴は、日に当たるとビタミンDに変化するエルゴステリンという成分を含んでいることです。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨(こつ)粗(そ)しょう症の予防に効果的といわれています。また、食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富なので、がんや生活習慣病の予防にも効果が期待されています。その他、ビタミンB2も多く含まれ、髪(かみ)や爪、皮ふを健康に保つ効果もあります。 6月22日今日はえびについてお話します。 えびは、世界各地で食べられている魚介ですが、日本人のえび好きは世界一で、年間の消費量は世界で最も多く、一人当たりの年間消費量は、世界の平均と比べて10倍です。国内でも、関東の太平洋沿岸や東海、九州地方で漁獲されていますが、日本人の消費量には追いつかず、養殖をしたり、東南アジアやオーストラリアからの輸入に頼ったりしています。えびの主成分はたんぱく質ですが、キチンという食物繊維も豊富です。キチンには免疫力を高める効果があります。 6月21日 給食今日はパエリアについてお話します。 パエリアは、スペインのバレンシア地方の料理で米と野菜、魚介類、肉などを一緒に炊き込みます。パエリアという言葉は、バレンシア語でフライパンを意味しますが、これはパエリアがフライパンで作る料理のためだと言われています。パエリアは、本来サフランとよばれる香辛料を使用しますが、給食では代用品として黄色く色づくターメリックと呼ばれる香辛料を使って作りました。 |
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