4月28日 給食今日はきびについてお話します。 きびというと昔話の桃太郎のきび団子のイメージですが、原産地は日本ではありません。東アジアや中央アジアの大陸性気候の温帯地域といわれています。日本へは中国、朝鮮を経(へ)て渡来(とらい)したと推定され、かつては五穀(ごこく)の一つとして数えられるほど主要な穀類(こくるい)でした。 きびは黄色い小さな粒で、千個あたりの重さが4gほどしかありません。お米に混ぜて炊飯したり、粉にしてお餅(もち)やお団子にしたりして利用します。 4月27日 給食今日は、にんにくについてお話します。 にんにくは古代エジプト時代から食用にされていたといわれるほど古くからある食材です。エジプトのピラミッドを建設した労働者たちが、疲れを取るために食べられていたといわれ、疲労回復に強い効果があります。 独特のにおいがあり、苦手な人もいると思いますが、においのもとは、アリシンといい、にんにくの疲労回復効果を含んでいる成分です。 4月26日 給食今日は、ごまについてお話します。 ごまはとても小さな粒ですが、ごまに含まれている成分には優れた(すぐ)効能(こうのう)があります。セサミンやセサミノールという成分は、強い抗(こう)酸化(さんか)作用(さよう)があり、がんや老化防止、コレステロールを正常に保つなどの効果があります。 また、ごまにはビタミンや鉄・カルシウムなどのミネラルがバランスよく含まれています。ただし、皮が固いので消化(しょうか)されにくく、一度にたくさん摂取(せっしゅ)しにいのが難点(なんてん)です。毎日の食事に少しずつ取り入れ、よく噛(か)んで食べると栄養効果がアップします。 4月25日 給食今日は鰯についてお話します。 鰯は、鮮度が落ちるのが早く、日持ちがしないため、漢字で「魚へん」に「弱い」と書きますが、「頭の薬」といわれるほど栄養的には優れた効能があります。中でもEPA(イーピーエー)やDHA(ディーエイチエー)という脂肪(しぼう)酸(さん)が豊富です。EPAは高血圧の予防に効果があり、DHAは記憶力を高めたり、脳の働きを活性化させたりすることでも有名です。カルシウムも豊富なので、成長期の皆さんにおすすめの食材です。 4月22日 給食今日は、玉ねぎについてお話します。 玉ねぎはアジア原産の野菜で、食用にしているのは、根ではなく、茎(くき)の根元がふくらんで大きくなった鱗(りん)茎(けい)という部分です。 日本では明治時代以降に本格的な栽培が始まりました。北海道が国内のおもな産地で、収穫量は55%を占めています。佐賀県や兵庫県がそれに続いています。玉ねぎは貯蔵性(ちょぞうせい)が高いので、夏から秋にとれたものを貯蔵し、春まで出荷しています。 4月21日 給食今日はごぼうについてお話します。 ごぼうは古くから薬草(やくそう)として重宝(ちょうほう)されてきた植物です。現在、日本以外で食用としている国はほとんどないそうですが、日本では平安時代に中国から伝わり、今でも親しまれている食材です。ごぼうには食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富で、整腸(せいちょう)作用、動脈(どうみゃく)硬化(こうか)やがんの予防などに効果があります。また、血糖値(けっとうち)やコレステロールを正常に保つなど、生活(せいかつ)習慣病(しゅうかんびょう)予防にも有効です。 4月20日今日は、トマトの栄養についてお話します。 ヨーロッパでは昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれ、健康維持に役立てられてきました。その理由としては、β(ベータ)カロテン、ビタミンC、ビタミンEの3つの抗(こう)酸化(さんか)ビタミンが含まれていることがあげられます。これらが体内の活性(かっせい)酸素(さんそ)を除去し、血液をサラサラにして動脈(どうみゃく)硬化(こうか)やがんを防ぎ、老化予防にも効果を発揮します。また、ビタミン以外にも、リコピンという赤い色素が、強い抗酸化作用を持っていることがわかり、免疫力(めんえきりょく)を高める食材として注目されています。 4月19日 給食今日は生揚げについてお話しします。 大豆はみなさんもよく知っているとおり、いろいろな加工品の原料になります。豆腐が大豆から作られるのはよく知られていますが、豆腐はさらに加工されます。薄く切って揚げると油揚げに、厚く切って揚げると今日使われている厚揚げになります。生揚げは大豆と同様に、タンパク質が豊富です。また、カルシウムも多く含まれているので、成長期の食事に多く取り入れたい食品です。 41月8日 給食今日は麻婆豆腐についてお話します。 中国は広い国土を持つ国なので、同じ中華料理でも、地域によって味付けも食材もさまざまです。大きく分けると、広東(かんとん)料理、北京(ぺきん)料理、上海(しゃんはい)料理、四(し)川(せん)料理の4つの種類があります。日本でもなじみの深い麻婆豆腐は、四川料理のひとつです。四川地方は、海から遠いので、野菜や肉、川魚を使ったものが多く、とうがらしや山椒(さんしょう)などの香辛料をよく使うのが特徴です。 4月15日今日は、麦についてお話します。 麦は、世界最古の作物といわれていて、麦の穂の付き方で二条(にじょう)種(しゅ)と六条(ろくじょう)種(しゅ)という種類に分けられます。米などの同じ穀類と比べると食物繊維が豊富に含まれているのが特長です。今日のごはんに混ぜている麦は、押(おし)麦(むぎ)といって麦を蒸気で加熱し、ローラーで平たくしたもので大正時代に開発されました。 4月14日 給食今日は、キャベツについてお話します。 キャベツはビタミンCやカルシウム食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富な野菜ですが、食べ物の消化を助けるビタミンUという成分が豊富に含まれているのが大きな特徴です。この成分は胃薬にも使われています。揚げ物や、油っぽい食事のときにキャベツを一緒に食べると、消化を助け、胃もたれ予防に効果的です。また、体内でたんぱく質の合成を促進(そくしん)する作用があり、荒れた胃を修復(しゅうふく)する働きもあります。 4月13日 給食今日は、かやくごはんについてお話します。 かやくごはんの「かやく」は、一般的にはひらがなで書きますが、漢字で書くと「加(くわえる)」に「薬(くすり)」と書きます。「加薬」は関西で使われる言葉で、薬味(やくみ)や様々な具のことを意味します。もともとはお寺の会合(かいごう)で配り物として出されていた料理なのだそうです。精進(しょうじん)料理では、肉を使わず、野菜やこんにゃく、きのこなどを細かく切ってしょうゆ味で炊き上げたごはんのことをいいます。今では、鶏肉やその他の具を炊き込んだ五目ごはん全般(ぜんぱん)をさす言葉として使われています。 4月12日 給食今日はわかめについてお話します。 わかめは一万年以上前の貝塚からも発見されたほど古くから食べられてきました。味噌汁やスープの具、酢の物、サラダなどに利用したり、ふりかけなどの加工品にされるなど、今でも、親しまれている食材のひとつです。わかめには水溶性の食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富で、コレステロールを正常に保つ働きがあり、動脈(どうみゃく)硬化(こうか)や糖尿病(とうにょうびょう)の予防も期待できます。そのほかにも、余分な塩分を体外に出す効果があるカリウムや、骨や歯の健康に役立つカルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル類も豊富に含まれています。 以上、今日はわかめについてお知らせしました。 4月11日献立今日の献立は、桜ごはん・野菜とがんもの含め煮・鶏肉のみそやきの・牛乳です。 今日はじゃが芋についてお話します。 じゃが芋は、カリウムとビタミンCが豊富なため、ヨーロッパでは昔から「畑のりんご」と呼ばれています。南米原産の作物ですが、荒れた土地でも収穫できることから世界中に広まり、現在でも世界の主要な作物のひとつになっています。たくさんの種類がありますが、日本で多く作られているのは、男爵(だんしゃく)とメークインという品種です。 今日はじゃが芋についてお知らせしました。 平成28年4月8日(金)新入生の皆さんは中学校での初めての給食ですね! 今日は、ツナトーストに入っているマヨネーズについてお話します。 マヨネーズの作り方を知っていますか?マヨネーズは卵黄(らんおう)にお酢と塩を混ぜ、油を少しずつ加えて作るソースです。油の加える量がとても重要で、1滴でも多く入れると分離してしまいます。 サラダに使ったり、パンに塗って焼いたり、炒めものをするときに油の代わりに使ったり、とても便利な調味料ですが、脂肪を多く含むので食べすぎには注意しましょう。 |
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