6月8日 給食今日はなすについてお話します。 なすは成分の約90%が水分で、さまざまな栄養価が期待できる食品ではありません。しかし、熱をさまし、効率よくビタミンEを摂取するのを助ける働きがあるため、夏バテ防止によいとされています。また、紫色の皮の部分にはアントシアニンという色素があります。アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗(こう)酸化(さんか)作用や、目や肝臓(かんぞう)の機能を向上させ、血圧を正常に保つなどの働きがあります。 6月7日 給食今日はわかめについてお話します。 わかめは一万年以上前の貝塚からも発見されたほど古くから食べられてきました。味噌汁やスープの具、酢の物、サラダなどに利用したり、ふりかけなどの加工品にされるなど、今でも、親しまれている食材のひとつです。わかめには水溶性の食物(しょくもつ)繊維(せんい)が豊富で、コレステロールを正常に保つ働きがあり、動脈(どうみゃく)硬化(こうか)や糖尿病(とうにょうびょう)の予防も期待できます。そのほかにも、余分な塩分を体外に出す効果があるカリウムや、骨や歯の健康に役立つカルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル類も豊富に含まれています。 6月6日 給食今日は回鍋肉についてお話します。 回鍋肉は中華の四川料理のひとつで、豚肉と野菜のみそ炒めのことです。 漢字では「回す鍋」と書きますが鍋を回して作るという意味ではなく、一度調理したものをもう一度鍋に戻して調理をすることを意味しています。今日の給食でも、一度豚肉に下味をつけてから炒めて取り出し、次に野菜を炒め、取り出しておいた豚肉を入れて作りました。 6月3日 給食今日はしょうがについてお話します。 しょうがは日本で古くから薬として使われていたほど、優れた食材です。独特の辛味(からみ)や香りの成分に健康に役立つたくさんの効果があります。 辛味の成分には抗(こう)酸化(さんか)作用や血行をよくする効果があり、香りの成分には抗菌(こうきん)・殺菌(さっきん)作用、食欲(しょくよく)増進(ぞうしん)効果があります。 夏の暑い時期には、発汗(はっかん)作用を促(うなが)すので体温調節に役立ち、冬の寒い時期には、体を温め、のどの痛みやせきを鎮(しず)めるなど、風邪(かぜ)の症状に効果的な食材です。 6月2日 給食今日は、大根についてお話します。 大根は昔から作られている野菜で、日本は生産量・消費量とも世界一です。大根の白い根の部分にはアミラーゼやジアスターゼという消化酵素(こうそ)が含まれているため、胃腸の働きを助け、消化(しょうか)を促進(そくしん)するとともに、胃もたれや胸やけを解消する効果もあります。 また、大根は根の部分は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜です。ビタミンA、C、カルシウムが豊富に含まれています。 6月1日 給食今日は、とうもろこしについてお話します。 とうもろこしは、アメリカが原産で、米、小麦と並ぶ世界の三大穀物(こくもつ)のひとつです。コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界各地で栽培されるようになりました。日本では、明治時代に北海道で栽培が始まりました。とうもろこしの主な栄養素は糖質とたんぱく質で、エネルギー源となる栄養が多く含まれています。腸をきれいにしてくれる食物繊維も豊富です。また、生のとうもろこしでも缶詰のとうもろこしでも栄養はあまり変わらないと言われています。 5月27日 給食今日はさつま芋についてお話します。 さつまいもは、中南米が原産で、コロンブスによってヨーロッパに渡り、日本へは江戸時代に伝わりました。やせた土地でも栽培できるため、飢饉(ききん)の際に多くの人々を救った食物です。さつま芋という名前は、日本では薩摩藩(さつまはん)で栽培が始まったことに由来しています。 関東では、明治時代に川越で改良が進み、収穫量が増えました。今でも川越がさつま芋で有名なのはそのためです。 5月26日 給食今日は、にんじんについてお話します。 にんじんにはビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAには粘膜(ねんまく)を丈夫にし、目の疲れをやわらげる働きがあります。トマトやほうれんそうなどの色の濃い緑(りょく)黄色(おうしょく)野菜に特に多く含まれます。他にも目の疲れをやわらげる食べ物の代表としてアントシアンという成分を多く含むブルーベリーがあります。 5月25日 給食今日はマスタードについてお話します。 からしには和からしと洋からしの2種類があり、和からしはカラシ菜(な)という植物の種子(しゅし)、洋からしは黒カラシと白カラシという植物の種子が使われます。それぞれ、種子を粉末(ふんまつ)にし、お湯で練って使用します。和からしはおでんやシュウマイなどにからしじょうゆとして使われ、洋からしはホットドッグやドレッシングによく使われます。洋からしはマスタードとも呼ばれます。また、白カラシの種子を完全に粉にせず、粗(あら)びきにしてペースト状にしたものを粒(つぶ)マスタードといい、辛さは控えめです。 5月24日 給食今日はしょうがについてお話します。 しょうがは日本で古くから薬として使われていたほど、優れた食材です。独特の辛味(からみ)や香りの成分に健康に役立つたくさんの効果があります。 辛味の成分には抗(こう)酸化(さんか)作用や血行をよくする効果があり、香りの成分には抗菌(こうきん)・殺菌(さっきん)作用、食欲(しょくよく)増進(ぞうしん)効果があります。 夏の暑い時期には、発汗(はっかん)作用を促(うなが)すので体温調節に役立ち、冬の寒い時期には、体を温め、のどの痛みやせきを鎮(しず)めるなど、風邪(かぜ)の症状に効果的な食材です。 今日のこぎつねご飯にしょうがが入っているので、ご飯と一緒に食べてみましょう。 5月23日 給食今日は豆腐についてお話します。 豆腐は木綿(もめん)豆腐と絹(きぬ)ごし豆腐の2種類に大きく分けられます。 木綿豆腐は豆乳ににがりを加えた後、布をしいた型に流し込んで固めます。水分が抜けるため、固くしっかりしていてくずれにくいのが特長(とくちょう)です。絹ごし豆腐は水分ごと固めるので、やわらかく、なめらかに仕上がります。同じ重量で比べると、水分が少ないぶん、木綿豆腐の方が、大豆の成分を多く含みます。絹ごし豆腐には水分に溶け込んだミネラル類が多く残っています。 5月20日 給食今日は、ツナについてお話します。 ツナは食感が肉にも似ていますが、まぐろから作られる海産物(かいさんぶつ)加工品です。かつおを原料にして作られることもありますが、まぐろで作るほうが一般的です。缶詰として売られていますが、水煮のものや、油漬けのものなど種類はたくさんあります。また、油漬けのものは調味料や野菜スープを加えてあるため、独特の味がついています。サラダに添えたり、さまざまな料理に加えることもでき、手軽に使えるので、自分で食事を作る時などに活用してみてください。 5月19日 給食今日は鮭についてお話します。 鮭は日本人にとって最もなじみの深い魚のひとつです。ほかの魚と違い、焼いても身の色が赤いですが、これはアスタキサンチンという色素で、免疫力を高める働きがあります。また、動脈硬化やガン、白内障(はくないしょう)、胃潰瘍(いかいよう)、老化の予防に役立ちます。そのほかEPAやDHAなど脳を活性化させる成分も多く含んでいます。 5月18日 給食今日はマカロニについてお話しします。 マカロニは、スパゲッティとともに12世紀にイタリアで作られました。日本には明治時代に伝わり、昭和30年頃に普及しました。マカロニはスパゲッティなどと合わせてパスタとよばれ約300もの種類があるといわれています。その中から形状、長さ、大きさによって大きく4つに分類され、同じ材料でも呼び方が異なります。 5月17日 給食今日は、くるみについてお話します。 くるみは種のなかの仁(じん)という部分を食用にします。中国では明(みん)の時代から貴族の間で美容や病気治療のために食べられていたそうです。 くるみは脂質(ししつ)を多く含んでいますが、ほとんどがリノール酸やオレイン酸などの健康によい脂肪(しぼう)酸(さん)で、ビタミンEとの相乗(そうじょう)効果で血液中のコレステロールを正常に保つのに役立ちます。また、疲労回復や老化防止、肌や髪の毛の健康にも効果的な食品です。 5月16日今日は、玉ねぎについてお話します。 玉ねぎはアジア原産の野菜で、食用にしているのは、根ではなく、茎(くき)の根元がふくらんで大きくなった鱗(りん)茎(けい)という部分です。 日本では明治時代以降に本格的な栽培が始まりました。北海道が国内のおもな産地で、収穫量は55%を占めています。佐賀県や兵庫県がそれに続いています。玉ねぎは貯蔵性(ちょぞうせい)が高いので、夏から秋にとれたものを貯蔵し、春まで出荷しています。 5月13日 給食・牛乳です。 今日は鯖についてお話します。 鯖(さば)は青魚(あおざかな)のひとつで、血中のコレステロールを正常に保ち、血液をサラサラにする効果や、脳を活性化させる効果があります。「鯖(さば)を読む」という言葉がありますが、これは江戸時代にできた言葉といわれています。鯖(さば)は鮮度(せんど)が落ちるのが早いため、今のように冷蔵設備のなかった江戸時代の魚売りの商人たちは、数を数えるときに急いで数えるため、数をごまかしていた、ということからこの言葉ができたといわれています。 以上、鯖についてお知らせしました。 5月12日 給食今日は、ヨーグルトについてお話します。 ヨーグルトは生乳(せいにゅう)に乳酸(にゅうさん)菌(きん)を加え、発酵(はっこう)させた食品です。ヨーグルトの中の乳酸菌には、腸内の大腸菌などの悪玉(あくだま)菌(きん)の増殖(ぞうしょく)を抑え、ビフィズス菌などの善玉(ぜんだま)菌(きん)を増やして腸内環境を整えるはたらきがあります。 ヨーグルトは乳製品なのでカルシウムが豊富ですが、さらにマンガンという栄養素も多く含まれています。マンガンはカルシウムの吸収を助けるため、ヨーグルトを食べると効率よくカルシウム摂取ができます。 以上、今日はヨーグルトについてお知らせしました。 5月11日 給食今日は卵についてお話しします。 「卵」というと、日本では鶏の卵のことを指すことがほとんどです。うずらやあひる、ダチョウの卵も世界では食用にされていますが、鶏の卵だけでいうと、日本は世界一卵を消費している国です。卵の黄身の色は、鶏が食べたえさの色によって異なります。濃い色をしているから栄養が豊富ということではありません。 以上、今日は卵についてお知らせしました。 5月10日 給食今日は春雨についてお話します。 春雨は原料のでんぷんの種類によって2種類に分けられます。じゃが芋とさつま芋のでんぷんから作る普通春雨と、もう一つは緑豆という豆のでんぷんから作る緑(りょく)豆(とう)春雨というものです。 普通春雨は、日本で戦前から作られていました。少し太めでもちもちとした食感があり、鍋物などに使われます。緑豆春雨は中国から伝わったもので、細くてこしがありスープやサラダ、炒め物などに使われます。 以上、今日は春雨についてお知らせしました。 |
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