1月31日 給食今日は、白花豆についてお話します。 給食ではいろいろな種類の豆を料理に取り入れています。 今日は、白花豆という豆を使いました。白花豆は、紅花インゲンという種類の豆です。もともと赤い花が咲く豆でしたが、時々白い花が咲くものがあり、それを選抜して栽培するようになったのが白花豆です。 大粒の白い豆で、煮豆や甘納豆・和菓子の原料にもなります。今日は柔らかくゆでてすりつぶし、ポタージュにしました。 今日は季節の食べ物クイズの日です。なますについての問題です。 問題、「あつものにこりて、なますを吹(ふ)く」ということわざがありますが、その意味は次のうちどれでしょう? 1番、口の中を火傷してしまう。 2番、笑いをこらえきれなくなる。 3番、必要以上に心配をする。 正解は3番の必要以上に心配する、です。 熱く煮た汁物で口の中を火傷してしまったことに懲りて、冷たいなますにまで用心深くなり「ふーふー」と吹いて冷まそうとする、と言う意味で、失敗を恐れて必要以上に心配することを言います。 なますは日本に古くからある酢の物です。おめでたい色の紅白なますはお正月やお祝いの行事に食べられています。また、北海道や東北地方の一部、新潟県には「氷頭(ひず)なます」という鮭の頭の軟骨部分をうすく切って酢の物にした郷土料理があります。氷のように透明なのでこの名前がつきました。コリコリした食感が楽しめるなますだそうです。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月30日 給食今日は麻婆豆腐についてお話します。 中国は広い国土を持つ国なので、同じ中華料理でも、地域によって味付けも食材もさまざまです。大きく分けると、広東料理、北京料理、上海料理、四川料理の4つの種類があります。 日本でもなじみの深い麻婆豆腐は、四川料理のひとつです。四川地方は、海から遠いので、野菜や肉、川魚を使ったものが多く、とうがらしや山椒などの香辛料をよく使うのが特徴です。 麻婆豆腐は昔の中国で、貧しくて材料もない中であり合わせのものでお婆さんが来客に作った料理が元になっているという説があります。なので麻婆豆腐のには名前に「婆」という漢字が使われているそうです。 以上、今日は麻婆豆腐についてお知らせしました。 1月29日 給食今日の給食について説明します。 ヌイユスープの「ヌイユ」というのはフランス語で、英語のヌードルと同じ、麺を意味する言葉です。スパゲッティよりもやわらかく、幅広で平たいのが特徴です。 パセリの原産地はヨーロッパで紀元前から食用にされていたハーブです。日本に入ってきたのは18世紀といわれています。パセリには目の健康にいいとされるカロテンが豊富に含まれており、また、独特の香りの成分には食欲増進や疲労回復の効果があります。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月26日 給食今日は、キムチについてお話します。 キムチは韓国語で「野菜の塩漬け」という意味の「チムチェ」が長い年月を経てチムチェ→ヂムチェ→キムチェ→キムチとなり、キムチと言う名前が定着したそうです。 韓国では「キムチの日」があり「キムジャン」と呼んでいます。このキムチの日に合わせて、家庭や漬け物屋では来年分のキムチをいっきにつけ込む作業をするそうです。そのためキムチの材料である白菜を買うための「キムチボーナス」がでる会社があり、キムチを作るための「キムチ休暇」もあるそうです。 今日はキムチに関する韓国語を紹介します。 「キムチを食べました」を韓国語で「キムチ モゴッソヨ」 「キムチが好きです」を韓国語で「キムチ チョアヘヨ」と言います。 「キムチ モゴッソヨ」「キムチ チョアヘヨ」ぜひ今日使ってみてください。 今日の果物は栃木県産のとちおとめです。 ひとつひとつ調理員さんがヘタを取ってから配膳しています。 以上、今日はキムチついてお知らせしました。 1月25日 給食今日は練馬大根ぬか漬けたくあんについてお話します。 練馬大根は全国的にも有名なブランド野菜ですが、根もとよりも先が太くて抜きにくく、栽培が難しいため昭和30年ごろからほとんど生産されなくなってしまいました。 練馬大根は繊維がしっかりしているので、たくあん作りに向いているといわれている大根です。 たくあんは大根を10日ほど天日に干し、糠と塩とざらめと一緒に1ヶ月ほど漬け込んで作ります。 今日は練馬区で収穫された練馬大根で作ったたくあんを使いました。よく味わって食べてください。 以上、練馬大根ぬか漬けたくあんについてお知らせしました。 1月24日 給食 クイズ今日は全国学校給食週間についてお話します。 学校給食は明治22年に山形県の小学校で始まったとされています。戦争によって中止されながらも、さまざまな歴史をたどり、現在まで続いています。 戦後、アメリカの支援団体からの援助により学校給食が再開されたことを記念して「全国学校給食週間」が定められました。学校給食の意義や役割についいての理解を深め、関心を高めることを目的としています。 今日のジャージャー麺の麺は給食室で蒸していますが、昭和38年に「ソフト麺」が登場したころは、ジャージャー麺・パスタ・ラーメン・うどん料理はすべて同じソフト麺での給食だったそうです。 ソフト麺は学校給食向けに開発された日本特有の麺で、地域により知名度にかなり差があります。関東や東北地方、中国地方では知っている・食べたことのある人は多いですが、関西、四国、九州、北海道、などではほとんど知らない人が多いそうです。ソフト麺はビニール袋に個別包装されているのもが1人1袋配膳され、自分で袋からだしてソースに絡めて食べるそうです。 今日は季節の食べ物クイズの日です。みかんについての問題です。 問題、みかんの花は次のうちどれでしょう? 1番、黄色い大きな花 2番、白い小さな花 3番、赤い小さな花 正解は2番の白い小さな花、です。 白くて小さなみかんの花は、5月頃に一斉に咲きます。愛媛県の県花(けんか)でもあります。花が散るとみかんの実がなり、収穫は10月〜12月に行われ、冬の間、出荷が続きます。 現在みかんとして流通している温州(うんしゅう)みかんは生産量第1位が和歌山県、2位が愛媛県、3位が静岡県で、この3つの県で日本全国のみかんの半分を生産しています。みかんは肌をきれいにしたり、風邪予防になるビタミンCや体の疲れをとるのに効果的なクエン酸を多く含んでいます。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月23日 給食今日は、じゃが芋ついてお話します。 じゃが芋は江戸時代にオランダ船によって長崎に伝えられました。インドネシアのジャカルタからやってきたのでじゃが芋と言う名前になったそうです。 じゃが芋の栽培には春植えと秋植えがあり、春植えの約80%が北海道産、秋植えの約40%が長崎で生産されています。そのため毎年新じゃがの時期には差があり、長崎などの暖かい地域では5〜6月、北海道などの寒い地域では7月頃に出回ります。 じゃが芋は何科の植物でしょうか? 実はじゃが芋はナス科でナスやトマトの仲間なのです。そしてじゃが芋として私達が食べているのは茎の部分です。 以上、今日はじゃが芋いてお知らせしました。 1月22日 給食今日はもずくについてお話します。 もずくは海藻の一種です。たくさんの種類があり、北海道以外の海に分布(ぶんぷ)しています。有名なのは沖縄もずくで、鹿児島から南西諸島にかけて生息しています。 もずくは生で食べられる海藻ですが、貯蔵のために塩漬けにしてあるので使うときには水で塩抜きをし、さっと熱湯をかけてから使います。 もずくにはフコイダンという成分が豊富で、がんを予防する働きや肝臓を丈夫にする作用があります。 以上、今日はもずくについてお知らせしました。 1月19日 給食今日は、深川めしについてお話します。 深川めしは東京の郷土料理です。 現在の江東区のあたりは昔、深川地区と呼ばれ、一帯には海が広がっていました。 3月から6月にかけてあさりがよく獲れていたそうです。 昔は冷蔵庫などがなく、たくさん獲れたあさりを保存するために、しょうゆや砂糖で甘辛く煮た佃煮が作られるようになりました。それをごはんに入れて炊くようになったのが深川めしのはじまりといわれています。 あさりは日本で1番食べられている貝です。春になると身が大きくなりうま味が増します。潮干狩りなどでとることもでき、ビタミンやタンパク質など多くの栄養素を含んでいます。 呉汁にはミキサーですりつぶした大豆が入っています。 以上、今日は深川めしについてお知らせしました。 1月18日 給食今日は、ハンバーガーついてお話します。 ハンバーガーの由来について色々な説がありますが、よく知られているのは昔アメリカで開催された「セントルイス万国博覧会」の会場で丸いパンにハンバーグを挟んで「ハンバーガー」という名前で売り出したのが始まりと言われています。 日本では戦後まもなく長崎県佐世保市にできた米軍基地周辺のお店で、アメリカ人向けにハンバーガーが売り出され、地元の人たちも食べるようになったのが有名な佐世保(させぼ)バーガーです。その後、東京や横浜にもハンバーガーショップがオープンし大人気になりました。 今では照り焼きバーガーなど日本独自にアレンジされたハンバーガーが販売されており、今でもハンバーガーは人気の食べ物となっています。 以上、今日はハンバーガーついてお知らせしました。 1月17日 給食今日はきびについてお話します。 きびというと昔話の桃太郎のきび団子のイメージですが、原産地は日本ではありません。東アジアや中央アジアの大陸性気候の温帯地域といわれています。日本へは中国、朝鮮を経て渡来したと推定され、かつては五穀の一つとして数えられるほど主要な穀類でした。 きびは黄色い小さな粒で、1000個あたりの重さが4gほどしかありません。お米に混ぜて炊飯したり、粉にしてお餅やお団子にしたりして利用します。 今日は季節の食べ物クイズの日です。大根についての問題です。 問題、大根を使用する漬け物は沢山ありますが、次のうち大根が使用されていない漬け物はどれでしょう? 1番、福神漬け 2番、しば漬け 3番、たくあん 正解は2番のしば漬けです。 大根は「いぶりがっこ」や「べったら漬け」などさまざまな漬け物に使われますが、しば漬けにはきゅうりやナスが使われます。また大根を細切りにして干すと「切り干し大根」という保存食になります。干すことであまさや風味が増すだけでは無く栄養も凝縮されます。 大根は七草粥には春の七草のひとつである「すずしろ」としれ使われます。 また、葉に近い方が甘く、先へ行くほど辛くなるので料理によって使い分けると大根がさらに美味しく食べられます。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月16日 給食今日は、生姜(しょうが)ついてお話します。 生姜ご飯は高知県の郷土料理です。 高知県は生姜の生産量が全国第1位です。生姜は本来、日照量(にっしょうりょう)が多く高温(こうおん)多湿(たしつ)を好む作物です。高知県は年間日照量と年間降雨量(こううりょう)が全国1位だそうです。そのため、日照量と高温多湿を好む生姜が育ちやすい環境であり、生姜の生産が盛(さか)んになりました。 生姜の辛み成分であるジンロゲンは血行を促進(そくしん)し体を温める作用がるのでカゼのひき始めや冷え性、生理痛(せいりつう)に有効だそうです。 以上、今日は生姜ついてお知らせしました。 1月15日 給食今日は、ポトフについてお話します。 ポトフはフランスの家庭料理で、骨付きの牛肉のかたまりとにんじん・玉ねぎ・かぶ・セロリ・にんにくなどと香辛料を水から長時間煮込んで作ります。 「ポトフ」というのはひとつの単語ではなく、「ポ」は「鍋」、「フ」は「火」の意味で、「火にかけた鍋」という意味だそうです。 地域によっては豚肉や鶏肉など加えるものの種類は変わりますが、肉も野菜も、かたまりのまま煮込んで、食べるときに切り分けて食べるのが正式なのだそうです。 今日の揚げパンはきな粉とすり胡麻を炒って、砂糖を混ぜ込んだものを揚げたてのパンにまぶしました♪ 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月12日 給食今日は、牛乳ついてお話します。 人間が動物のミルクを食用に利用するようになったのは8000年くらい昔だそうです。群れを作って暮らす、羊・山羊・牛・馬などの草食動物のミルクが多く利用されています。 日本での牛乳飲用は明治の文明開化から始まりました。 その後明治政府の洋風化政策により全国各地に牛乳の利用が普及していきましたが、現在でも欧米諸国に比べると牛乳の消費量は低いです。 以上、今日は牛乳ついてお知らせしました。 1月11日 給食今日は、麦についてお話します。 麦は、世界最古の作物といわれていて、麦の穂の付き方で二条種と六条種という種類に分けられます。米などの同じ穀類と比べると食物繊維が豊富に含まれているのが特長です。 今日のご飯に混ぜている麦は、押麦といって麦を蒸気で加熱し、ローラーで平たくしたもので大正時代に開発されました。 この押し麦ですが、沖縄では5月5日の節句ご飯として「あまがし」の材料にも使われます。あまがしは押し麦・緑豆・うずら豆・小豆を黒砂糖と煮て作られるぜんざいのような物だそうです。 手作りふりかけは、かつお節・胡麻・のりを醤油とみりんで味付けしながらじっくり炒りました♪ 以上、今日は麦についてお知らせしました。 1月10日 給食今日は、椎茸ついてお話します。 椎茸が本格的に食用にされたのは室町時代、栽培が始まったのは江戸時代と言われています。 ビタミンB群が多く、豊富に含まれているエルゴステロールは日光に当たるとビタミンDに変化し、骨の形成を助けます。 うまみ成分であるグアニル酸は加熱すると増加し、香りとうま味がアップします。椎茸の旬は春と秋で、冬を越した春の椎茸は春子(はるこ)と呼ばれ身がしまってうま味があります。秋に獲れる秋子(あきこ)は香りがいいのが特徴です。 今日は季節の食べ物クイズの日です。七草粥についての問題です。 問題、七草粥を食べる習慣がある1月7日は「○○を大切にする日」とされています。 その○○とはなんでしょうか? 1番、鳥 2番、犬 3番、人 正解は3番の人です。 中国では古くから1月1日は鶏の日、2日は狗(いぬ)の日、3日は豚の日、4日は羊の日、5日は丑(うし)の日、6日は馬の日とし、それぞれの家畜をその日は特に大切にしました。そして7日は人の日で「人(じん)日(じつ)の節句」といい、7種類の野菜でお吸い物を作って食べ、1年の無病息災を祈りました。 日本でも昔から年の初めに若菜をつむ風習があり、この中国の習慣と結びついて「七草粥」となったと言われています。 七草粥にいれる具は春の七草ですが地域によって違うので、調べてみると面白いです。 以上、今日の給食ついてお知らせしました。 1月9日 給食今日は七草についてお話します。 1月7日は七草といって、春の七草を入れたお粥を食べる風習があります。 春の七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七種類です。 聞き慣れない名前が多いですが、すずなはかぶ、すずしろは大根のことです。これらの草は、どれもたくましく生える草なので、その力をもらって、一年を健康に過ごせるように、という意味があります。 また、お正月の間、豪華な食事で疲れた胃をいたわるためにも、七草入りのお粥を食べるようになったとも言われています。 今日の七草がすいとんに入る予定だったカブですが、今年は不作のため入荷出来ませんでした。代わりに大根の量を増やして調整しました。 冬休み前に行われた給食委員によるリクエストメニューは、3年生のリクエストを中心に1月から3月にかけて献立に入れていきます。 3年生の給食はあと42回で終了になります。よく味わって給食を楽しんでください。 以上、今日は七草についてお知らせしました。 |
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