2月6日 給食今日はたこについてお話します。 たこは世界中に分布する生物ですが、日本近海には30種類以上が生息しています。特に兵庫県の明石市あたりはたこの産地で、質のよいたこが水揚げされることで有名です。そのため、兵庫や隣接する大阪では、たこを使ったたこ焼きの食文化が発達したといわれています。 世界中で獲れるたこですが、ヨーロッパではイタリアとスペイン以外の国ではほとんど食用にされておらず、たくさんたこを食べているのは世界で日本人だけだといわれています。 今日は季節の食べ物クイズの日です。ごぼうについての問題です。 問題、ごぼうと同じ種類に分類される野菜は次のうちどれでしょうか? 1番、アスパラガス 2番、にんじん 3番、春菊 正解は3番の春菊です。 ごぼうは春菊と同じキク科の野菜です。土の中に細く長く伸びた根っこの部分を食べます。皮の部分に香りやうま味があるので調理する時には皮をタワシや包丁で薄く削りとるようにします。 ごぼうにはおなかの調子を良くする食物繊維が豊富で糖尿病やがんなどの生活習慣病を予防する栄養もあります。 以上、今日はたこについてお知らせしました。 2月5日 給食今日はカレーについてお話します。 カレーはご存知の通り、インドの家庭料理です。 インドのカレーは日本のようにとろみがあるものは少なく、一つの具材を沢山のスパイスでさっと煮たものを数種類作り、ごはんやナンなどをつけて食べます。 インドで食べられていたカレーは一度イギリスへ伝わり、そこから日本へ伝わりました。そのため、もともとのインドカレーとは違う日本独自(どくじ)のカレーができたといわれています。 今日は、ひき肉と野菜を炒めてカレーソースを作り、パンにのせて焼きました。 以上、今日はカレーについてお知らせしました。 2月4日 立春メニュー今日は、節分の豆まきついてお話します。 2月3日は節分でした。節分には豆まきをして邪気を追い払います。豆まきの作法は地域により様々(さまざま)です。大豆ではなく落花生をまいたり、豆まきのかけ声も「鬼は外、福は内」の以外にも色々あります。 そこで今日は豆まきのかけ声を紹介します。 東京の浅草寺では観音様の前に鬼はいないとされているため、「千秋(せんしゅう)万歳福は内」と言います。 京都の大原神社では、鬼を神社に迎え改心させてから外へ放すため、「鬼は内、福は外」 群馬県鬼石(おにし)地域では、鬼石(おにし)の地名にちなみ追い出された鬼を呼び入れるため「鬼は内、福は内」 埼玉県の鬼(き)鎮(じん)神社では、鬼は神の使者で、悪魔を追い払ってくれるとされているため「福は内、鬼は内、悪魔そと」とかけ声をかけます。 このように地域によって豆まきのかけ声は様々なので調べてみると面白いです。 以上、今日は豆まきついてお知らせしました。 2月1日 節分メニュー今日は恵方巻きと節分についてお話しします。 恵方巻きは節分の夜にその年の縁起の良い方角の「恵方」を向き無言で太巻きを丸かじりすると、その年は無病息災で過ごせると言われ関西から広まりました。太巻きを無言で食べるのは食べ終わる前にしゃべると福が逃げるとされているためです。七福神にちなみ具は7種類入れると縁起がよいそうです。 節分といえば、豆まきのイメージがありますが、これは豆を、魔物の「魔」に「滅ぼす」で「魔滅(まめ)」と当て字で表し、豆には魔除(まよ)けの力があると信じられていたためです。豆まきの他にも、に柊(ひいらぎ)の葉や鰯の頭を玄関に飾る風習もあります。 今日は節分にちなんで、大豆を入れたごはんと、骨ごと食べられる鰯のしょうが煮の献立です。大豆は良質のたんぱく質の他にも、ビタミン、鉄分、カルシウム、食物繊維など、不足しがちな栄養素を豊富に含んでいるため、完全栄養食品とも言われています。記憶力や集中力を高める効果もあるので積極的に摂取してください。 以上、今日は恵方巻きと節分についてお知らせしました。 1月31日 給食今日は、白花豆についてお話します。 給食ではいろいろな種類の豆を料理に取り入れています。 今日は、白花豆という豆を使いました。白花豆は、紅花インゲンという種類の豆です。もともと赤い花が咲く豆でしたが、時々白い花が咲くものがあり、それを選抜して栽培するようになったのが白花豆です。 大粒の白い豆で、煮豆や甘納豆(あまなっとう)・和菓子(わがし)の原料にもなります。今日は柔らかくゆでてすりつぶし、ポタージュにしました。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月30日 給食今日は、かてめしついてお話します。 かてめしは茨城県の郷土料理です。 米に他に穀物や野菜・海藻などの食材を混ぜて炊き込んだ料理です。昔、米の消費を抑える目的で雑穀や野菜をいれて増量して食べていました。入れる具の種類によって大根飯・いも飯・栗飯・小豆飯・エンドウ豆飯・海藻飯など色々種類があるそうです。 今日は季節の食べ物クイズの日です。エビについての問題です。 問題、「エビで○○を釣る」ということわざがあります。○○に入る言葉は次のうちどれでしょう? 1番、ウニ 2番、タイ 3番、タコ 正解は2番のタイです。 「エビでタイを釣る」とは「ほんの少しの努力で大きな収穫を手に入れることが出来る」という意味です。 おせち料理には尾頭つきにエビが使われ腰が曲がったエビの姿に「長生き」の願いが込められています。エビは低脂肪で高タンパク、ミネラルもバランス良く含まれています。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月29日 給食今日はもやしについてお話します。 もやしは本来、豆や米、麦などを水に浸して発芽させたものをまとめて呼ぶ呼び名ですが、一般的には、豆を使った豆もやしのことをいいます。 今日使ったのは緑豆という豆を発芽させた緑豆もやしです。もやしには豆の状態では含まれていないビタミンCが多く含まれ、ビタミンB群やカリウム、カルシウムなども多いのが特長です。また野菜には珍しくたんぱく質も含んでいます。胃腸の働きを助け、胃もたれを防ぐ効果や、肝臓の機能を高める効果があります。 以上、今日はもやしについてお知らせしました。 1月28日 給食今日は、玉ねぎについてお話します。 玉ねぎはアジア原産の野菜で、食用にしているのは、根ではなく、茎の根元がふくらんで大きくなったりん茎という部分です。 日本では明治時代以降に本格的な栽培が始まりました。北海道が国内のおもな産地で、収穫量は55%を占めています。佐賀県や兵庫県がそれに続いています。玉ねぎは貯蔵性が高いので、夏から秋にとれたものを貯蔵し、春まで出荷しています。 以上、今日は玉ねぎについてお知らせしました。 1月25日 給食今日は、プルコギついてお話します。 「プル」は「火」、「コギ」は「肉」という意味だそうです。日本での焼き肉とは違いすき焼きに近い肉料理のひとつです。 しょうゆベースで甘口の下味をつけた薄切りの牛肉を野菜や春雨と共に焼くあるいは煮る調理法です。 給食では豚肉をつかった料理にしました。 以上、今日はプルコギついてお知らせしました。 1月24日 給食今日は練馬大根ぬか漬けたくあんについてお話します。 練馬大根は全国的にも有名なブランド野菜ですが、根もとよりも先が太くて抜きにくく、栽培(さいばい)が難しいため昭和30年ごろからほとんど生産されなくなってしまいました。 練馬大根は繊維がしっかりしているので、たくあん作りに向いているといわれている大根です。たくあんは大根を10日ほど天日に干し、糠(ぬか)と塩とざらめと一緒に1ヶ月ほど漬け込んで作ります。 今日は練馬区で収穫された練馬大根で作ったたくあんを使いました。よく味わって食べてください。 以上、練馬大根ぬか漬けたくあんについてお知らせしました。 1月23日 給食今日は全国学校給食週間についてお話します。 学校給食は明治22年に山形県の小学校で始まったとされています。 戦争によって中止されながらも、さまざまな歴史をたどり、現在まで続いています。 戦後、アメリカの支援団体からの援助により学校給食が再開されたことを記念して「全国学校給食週間」が定められました。学校給食の意義や役割についいての理解を深め、関心を高めることを目的としています。 今日のジャージャー麺の麺は給食室で蒸していますが、昭和38年に「ソフト麺」が登場したころは、ジャージャー麺・パスタ・ラーメン・うどん料理はすべて同じソフト麺での給食だったそうです。 ソフト麺は学校給食向けに開発された日本特有の麺で、地域により知名度にかなり差があります。関東や東北地方、中国地方では知っている・食べたことのある人は多いですが、東北、関西、四国、九州、北海道、などではほとんど知らない人が多いそうです。ソフト麺はビニール袋に個別包装されているのもが1人1袋配膳され、自分で袋からだしてソースに絡めて食べるそうです。 1月22日 給食今日のしゅうまいに入っている、いかは、低カロリー、低脂肪、高たんぱくのすぐれた食材です。コレステロールも多く含まれますが、コレステロール値を下げるタウリンが豊富に含まれているため、心配はありません。いかのタウリン含有量は魚介類のなかでもトップクラスです。タウリンはこのほかに、肝臓内で有毒物質の処理を助ける働きがあり、肝臓の健康に役立ちます。緑黄色野菜と組み合わせて食べるとさらに効果的です。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月21日 給食今日は、生姜ついてお話します。 生姜ご飯は高知県の郷土料理です。 高知県は生姜の生産量が全国第1位です。生姜は本来、日照量が多く高温多湿を好む作物です。高知県は年間日照量と年間降雨量が全国1位だそうです。そのため、日照量と高温多湿を好む生姜が育ちやすい環境であり、生姜の生産が盛んになりました。 生姜の辛み成分であるジンロゲンは血行を促進し体を温める作用がるのでカゼのひき始めや冷え性、生理痛に有効だそうです。 以上、今日は生姜ついてお知らせしました。 1月18日 給食今日は、深川めしについてお話します。 深川めしは東京の郷土料理です。現在の江東区のあたりは昔、深川地区と呼ばれ、一帯には海が広がっていました。3月から6月にかけてあさりがよく獲れていたそうです。昔は冷蔵庫などがなく、たくさん獲れたあさりを保存するために、しょうゆや砂糖で甘辛く煮た佃煮が作られるようになりました。それをごはんに入れて炊くようになったのが深川めしのはじまりといわれています。 あさりは日本で1番食べられている貝です。春になると身が大きくなりうま味が増します。潮干狩(しおひが)りなどでとることもでき、ビタミンやタンパク質など多くの栄養素を含んでいます。 以上、今日は深川めしについてお知らせしました。 1月17日 給食今日は、みかんについてお話します。 かんきつ類にはたくさんの種類がありますが、日本で最も一般的なのがみかんです。正式な名前は「温州みかん」といって、国内では愛媛や静岡、和歌山など、冬でも比較的温暖な地域で栽培されます。 ビタミンCが豊富なのは有名ですが、みかんの表面の白いしぶは食物繊維が豊富なので、外皮をむいたらしぶを取らずにそのまま食べることをおすすめします。 以上、今日はみかんについてお知らせしました。 1月16日 給食今日は、ささみについてお話します。 ささみは鶏肉の部位ですが、手羽の付け根から2つしかとれません。形が笹の葉に似ているところからこの名前がつきました。 高タンパク、低脂肪で消化にもよく、スポーツ選手が筋肉を強化するのに活用することもある食材です。 今日は季節の食べ物クイズの日です。伊達巻きについての問題です。 問題、おせち料理のひとつである伊達巻きの材料に使われているのはどれでしょう? 1番、かぼちゃ 2番、小麦粉 3番、魚 正解は3番の魚です。 伊達巻きには白身魚やエビのすり身が使われています。といた卵にすり身を加えて、みりん・砂糖・しょうゆ・で味付けします。オーブンや卵焼き器で焼いたら熱いうちに巻きすを使って巻き、冷めるまで置いておくことで外側にでこぼことしたあとがつきます。 伊達巻きは書物に見立てて学問・教養を高めるなどの意味がこめられ、おせち料理に使われています。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 1月15日 給食今日は、カルピスついてお話します。 カルピスは明治41年にカルピス創業者の三島海雲がモンゴルを訪れたとき、長旅ですっかり疲れていた彼は現地の遊牧民が好んで飲んでいた液状のすっぱい「酸乳」を飲みました。その後体力がみるみる回復しこの経験をいかし日本で乳酸菌飲料のカルピスを大正8年の7月7日に誕生させました。 「カルピスは初恋の味」というキャッチフレーズが有名ですが、三島海雲が大正11年の新聞広告に使用したのが始まりです。当時はかなり話題になったそうです。 以上、今日はカルピスついてお知らせしました。 1月11日 給食今日は、小松菜についてお話します。 東京都は畑の面積が年々減っていますが、小松菜は今でも東京が生産量1位の野菜で、練馬区内でも栽培が盛んです。練馬中がある高松地区でもたくさん栽培されています。栄養はビタミンCやカルシウムが豊富で骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防、ストレスの軽減(けいげん)に効果があるといわれています。 以上、今日は小松菜についてお知らせしました。 1月10日 給食今日はナムルについてお話します。 今日のナムルは韓国料理の和えもので、もやしやきゅうり、大根、ぜんまいなどを、にんにくとごま油、塩、とうがらしなどで和えるのが特徴です。韓国ではキムチと同様に、日常食としていろいろな種類のナムルが食べられています。給食ではすべての具を混ぜて和えますが、韓国では食材ごとに別々のナムルを作って盛り付け、好みによって食べる時に混ぜるのが一般的だそうです。 以上、今日はナムルについてお知らせしました。 1月9日 給食今日は、ごまついてお話します。 ごまは大きく分けて白ごま、黒ごま、金ごまの3種類になります。 ごまの成分は50%が油分、20%がたんぱく質、残りの30%がビタミン・ミネラル・食物繊維です。良質の栄養成分が豊富でしかも含有量が多く栄養価は植物性食品の中でもトップクラスです。 ごまの油分は主に不飽和脂肪酸のリノール酸とオレイン酸で構成されています。リノール酸は血中の悪玉コレステロールをとかし排出すると言われていて、オレイン酸は善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らす役割があります。 今日は季節の食べ物クイズの日です。なますについての問題です。 問題、「あつものにこりて、なますを吹く」ということわざがありますが、その意味は次のうちどれでしょう? 1番、口の中を火傷してしまう。 2番、笑いをこらえきれなくなる。 3番、必要以上に心配をする。 正解は3番の必要以上に心配する、です。 熱く煮た汁物で口の中を火傷してしまったことに懲りて、冷たいなますにまで用心深くなり「ふーふー」と吹いて冷まそうとする、と言う意味で、失敗を恐れて必要以上に心配することを言います。 なますは日本に古くからある酢の物です。おめでたい色の紅白なますはお正月やお祝いの行事に食べられています。また、北海道や東北地方の一部、新潟県には「氷頭(ひず)なます」という鮭の頭の軟骨部分をうすく切って酢の物にした郷土料理があります。氷のように透明なのでこの名前がつきました。コリコリした食感が楽しめるなますだそうです。 以上、今日はごまついてお知らせしました。 |
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