6月27日 給食今日は石狩汁についてお話します。 石狩汁は北海道の郷土料理です。北海道にある石狩川は鮭が産卵のために海から遡上してくることで有名です。 昔から、冬になるとこの地方では、鮭と野菜類をみそで味付けした石狩鍋という料理がよく食べられていました。 このことから、鮭をいれたみそ汁を石狩汁と呼びます。鮭の身の赤い色はアスタキサンチンという色素で、強力な抗酸化作用をもっているため、免疫力を高める効果があります。 以上、今日は石狩汁についてお話ししました。 6月26日 給食&クイズ ゼリー今日はバジルについてお話します。 バジルはハーブのひとつです。ハーブは香りがよく、薬効成分がある植物の総称です。葉っぱの部分を使うものが最も種類が多いとされていますが、実や茎、根っこ、種などもハーブとして利用されます。 バジルは花が咲く前の葉っぱの部分を食用にします。イタリア語のバジリコという名前でも知られていますが、トマトによく合い、イタリア料理には欠かせないハーブです。生でも使われますが、今日のサラダには乾燥して細かくしたものを使用しています。 今日は季節の食べ物クイズの日です。ゼリーについての問題です。 問題、次のうちゼリーに入れると固まりにくくなるのはどれでしょうか? 1番 牛乳 2番 レモン汁 3番 桃の缶詰め 正解は2番のレモン汁です。 レモン汁の様に酸味の強いものや、生のパイナップルやキウイフルーツなどを多く使うち固まりにくくなります。 ゼリーはフランス語で「ジュレ」といい、今から200年ほど前にフランスの菓子職人が考案したと言われています。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 6月25日 給食今日はパエリアについてお話します。 パエリアは、スペインのバレンシア地方の料理で米と野菜、魚介類、肉などを一緒に炊き込みます。 パエリアという言葉は、バレンシア語でフライパンを意味しますが、これはパエリアがフライパンで作る料理のためだと言われています。パエリアは、本来サフランとよばれる香辛料を使用しますが、給食では代用品として黄色く色づくターメリックと呼ばれる香辛料を使って作りました。 以上、今日はパエリアについてお知らせしました。 6月24日 給食今日は古代米についてお話します。 古代米には黒米と赤米があります。 弥生時代から作られていたといわれているお米です。どちらも玄米の皮の部分に色素があります。 黒米は濃い紫色で、ほんの少し白米に混ぜて炊くだけで鮮やかな色に炊き上がります。赤米は黒米ほど濃い色はつきませんが、祝い事に用いられる赤飯のはじまりはこの赤米を炊いたものだったそうです。 以上、今日は古代米についてお知らせしました。 6月21日 給食今日は油淋鶏についてお話します。 油淋鶏は、中華料理のひとつで、粉をまぶして油で揚げた鶏肉に、甘酢あんをかけた料理です。 「油淋(ユーリン)」は油で「まんべんなく揚げる」という調理法のことです。鶏肉のほかにも、鯉(こい)などの魚を丸ごとじっくり揚げたりもします。 この油淋鶏にも使われるお酢は、最古の調味料といわれ、メソポタミア文明が栄えていた頃にはすでにあったといわれています。お酢には食欲を増進させる効果や、筋肉の疲れをやわらげたり、血液をさらさらにしたりする健康効果もあります。 以上、今日は油淋(ユーリン)鶏(チー)についてお知らせしました。 6月20日 給食今日は、こんにゃくついてお話します。 こんにゃくは昔から「腹の砂をとる」と言われています。 その理由はこんにゃくの主成分の食物繊維のマンナンというものが体内ではほとんど消化されず、腸の働きを活発にし、体内の老廃物を外に出す働きがあるためです。 しかしこんにゃくは非常に消化されにくいので1度に大量のこんにゃくを食べることは好ましくありません。豚汁や煮物のようにほかの食物と組み合わせて食べるのが体に良いとされています。 こんにゃくの種類には板こんにゃく、したらき、玉こんにゃくなど色々な形と種類があります。 以上、今日はこんにゃくついてお知らせしました。 6月19日 練馬キャベツ献立 &クイズ今日は練馬区立の全ての小中学校で、練馬産のキャベツを使った献立を実施しています。 練馬中では、普段からキャベツや大根、小松菜、ほうれん草、にんじんなど、地場野菜を給食に使用していますが、同じ区内でも、畑が近くにない学校などは使えないこともあります。 そこで、そのような学校でも新鮮な練馬の野菜を味わってもらいたいと、練馬区教育委員会から全校にキャベツが配られました。感謝の気持ちをもっていただきましょう。 今日は季節の食べ物クイズの日です。けんちん汁についての問題です。 問題、けんちん汁に欠かせない食材は次のうちどれでしょう? 1番、肉 2番、魚 3番、油 正解は3番の油です。 欠かせない食材は油です。けんちん汁は千切りにした大根、にんじん、ごぼう、しいたけ、キクラゲ、崩した豆腐などをごま油で炒め、油揚げや湯葉で巻いて揚げる、中国の「ケンチャン」という料理が元になっていると言われています。なのでけんちん汁を作るときは、野菜を油で炒めるのがポイントです。 けんちん汁は仏教のお坊さんが食べる精進料理なので、肉や魚は入れません。 けんちん汁の名前は、神奈川県鎌倉市にある建長寺が作った「建長寺汁」がなまってけんちん汁になったと言われています。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 6月18日 給食今日は、ごぼうついてお話します。 ごぼうはユーラシア大陸北部原産で平安時代に中国から薬草として渡来したといわれています。独自の歯ごたえと香りがあり古くから親しまれています。 ごぼうに含まれるイヌリン・セルロース・リグニンの含有率は野菜のなかでもトップクラスです。これらは便秘の解消、動脈硬化やがんの予防に効果があります。また、イヌリンは血糖値を下げる働きがあるので糖尿病にも有効です。 ごぼうは肉や魚との相性がよくごぼうのポリフェノールにはにおいを消す効果があるため、肉や魚と一緒に調理されることが多いです。 以上、今日はごぼうついてお知らせしました。 6月17日 給食今日は、メープルシロップついてお話します。 はちみつとメープルシロップはよく似ていますが、はちみつはハチの巣から採れる蜜のことです。ミツバチが採取した花の蜜で、それを巣の中で貯蓄したものです。ねっとりとした琥珀色の液体で古くから食用や薬用として親しまれています。 一方メープルシロップはサトウカエデというメープルの木から採れる樹液のことです。メープルの木に傷を付けておくとそこから樹液があふれだします。それを集め沸騰させて水分を飛ばし濃縮させたものをメープルシロップと呼びます。 以上、今日の給食ついてお知らせしました。 6月14日 給食今日は、ホキついてお話します。 ホキは体長40センチから100センチで鱈(たら)のような顔をしていますが、尾びれがウナギのように紐状に長いです。 主な生息域はニュージーランドやアルゼンチン、チリなどです。 日本へは昭和40年代後半に切り身用食材として輸入が始まりました。昭和50年代後半からは冷凍すり身にも加工されはじめました。ホキは白身魚でたんぱくな味のためバター焼きやムニエル、白身フライや塩焼きなどに調理されて食べられるのが一般的です。 今日の ホキには玉ネギ、マッシュルーム、マヨネーズ、チーズ・パン粉をのせてオーブンで焼きあげました。 以上、今日はホキついてお知らせしました。 6月13日 給食今日は、海苔ついてお話します。 今では黒い板状の海苔が一般的ですが、板状にするようになったのは江戸時代初期からだそうです。 東京の浅草は紙の産地でしたが、その前に広がる荒川河口は海苔の産地でもあり、もともと摘んではバラバラに干していた海苔を、いつしか紙のように、すくうようになったそうです。同じ頃に養殖も始まり、現代に至ります。 最近の海苔はほとんどが養殖されたもので、年間国内生産量が板海苔で 100億枚近くになっています。 都心から近い木更津は海苔の産地としても有名で収穫は冬に行うそうです。 以上、今日は海苔ついてお知らせしました。 6月12日 給食&クイズ鱚今日は、みそついてお話します。 みそは微生物の力で作られる発酵食品です。みその種類は大きく分けて米みそ・麦みそ・豆みそ・調合みその4種類になります。国内で生産されている8割が米みそです。 米みそは米と大豆、塩を原料に作られます。 麦みそは麦と大豆、塩が原料で中国、四国、九州を中心に作られています。 豆みそは大豆と塩のみで中京地方を中心に作られます。 調合味噌は米・麦・豆みその中から2種類か3種類を調合して作られたり、麹(こうじ)を混ぜて作られます。 練馬中学校で使われているみそは米みそになります。 今日は季節の食べ物クイズの日です。魚のキスについての問題です。 問題、キスは魚へんにどの漢字を書くでしょう? 1番、占う 2番、喜ぶ 3番、参(まい)る 正解は2番の喜ぶ です。 キスのキの音から「喜ぶ」が当てられ鱚(きす)という字になったと言われています。占うは鮎(あゆ)、参るは鯵(あじ)でキスと同じく6月頃が旬です。 「6月のキスは絵に描いたものでも食え」ということわざは、産卵前の6月ごろに脂がのって美味しくなることから、絵に描いたキスでさえ美味しい、ということを伝えています。 以上、今日の給食ついてお知らせしました。 あじさいゼリー完成させました♪ 6月11日 給食今日は、あじさいゼリーについてお話します。 あじさいゼリーは名前の通りあじさいの花をイメージして作りました。 二色のゼリーはアセロラ味とぶどう味で、今日のゼリーも給食室で手作りしたものです。ゼリーをバットに流しいれてから冷やして固めて、包丁で小さく切り、カルピスゼリーの上にのせるとあじさいゼリーの完成です。 以上、今日はあじさいゼリーについてお知らせしました。 6月10日 給食今日は、生姜ついてお話します。 生姜ご飯は高知県の郷土料理です。 高知県は生姜の生産量が全国第1位です。生姜は本来、日照量が多く高温多湿を好む作物です。 高知県は年間日照量と年間降雨量が全国1位だそうです。そのため、日照量と高温多湿を好む生姜が育ちやすい環境であり、生姜の生産が盛んになりました。 生姜の辛み成分であるジンロゲンは血行を促進し体を温める作用がるのでカゼのひき始めや冷え性、生理痛に有効だそうです。 以上、今日は生姜ついてお知らせしました。 6月7日 給食今日は豆腐についてお話します。 豆腐は木綿豆腐と絹ごし豆腐の2種類に大きく分けられます。 木綿豆腐は豆乳ににがりを加えた後、布をしいた型に流し込んで固めます。水分が抜けるため、固くしっかりしていてくずれにくいのが特長です。 絹ごし豆腐は水分ごと固めるので、やわらかく、なめらかに仕上がります。同じ重量で比べると、水分が少ないぶん、木綿豆腐の方が、大豆の成分を多く含みます。絹ごし豆腐には水分に溶け込んだミネラル類が多く残っています。 以上、今日は豆腐についてお知らせしました。 6月5日 給食&クイズ桃今日は、かやくごはんについてお話します。 かやくごはんの「かやく」は、一般的にはひらがなで書きますが、漢字で書くと「加(くわえる)」に「薬(くすり)」と書きます。「加薬(かやく)」は関西で使われる言葉で、薬味(やくみ)や様々な具のことを意味します。 もともとはお寺の会合で配り物として出されていた料理なのだそうです。精進料理では、肉を使わず、野菜やこんにゃく、きのこなどを細かく切ってしょうゆ味で炊き上げたごはんのことをいいます。 今では、鶏肉やその他の具を炊き込んだ五目ごはん全般をさす言葉として使われています。 今日は季節の食べ物クイズの日です。桃についての問題です 問題、桃は植物でいうとバラ科ですが、ほかにバラ科のくだものは次のうちどれでしょうか? 1番 いちご 2番 メロン 3番 柿 正解は1番のいちごです。 いちごのほかにもりんごや梨、さくらんぼ、梅などもバラ科になります。 桃は中国が原産で果肉が白いものを白桃、黄色いものを黄桃といいます。 桃農家では桃の木にピンク色の花が咲くと、専用の道具を使って花から花へと授粉させ、実がなると、虫や日焼けから守るために袋かけをして大切に栽培されます。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 6月4日 給食今日はキーマカレーについてお話します。 キーマカレーはひき肉を使って作るカレーのことです。キーマはヒンズー語で「細かいもの」を示すことばで、ひき肉にたまねぎやにんじんなどの材料もみじん切りにして作ります。 インドでは羊のひき肉でつくり、ごはんにかけて食べるのが一般的なようですが、日本では鶏のひき肉を使って作るのがほとんどです。 カレーパンはこのキーマカレーをパンにはさみ、パン粉をつけて揚げたのが始まりだそうです。 以上、今日の給食についてお知らせしました。 |
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