11月30日(水)牛乳 スキヤキコロッケ 野菜の塩昆布和え 白菜と油揚げのみそ汁 「コロッケ」は、「クロケット」というフランスの料理からきていると言われています。そもそもの「クロケット」は、日本のクリームコロッケのようなもので、ホワイトソースベースの具材にパン粉をつけて揚げたものです。これをヒントに、ポテトコロッケやひき肉をまぜたミートコロッケ、野菜多めの野菜コロッケやカボチャコロッケなど、様々なコロッケメニューが日本で誕生しました。 今日の「コロッケ」はすき焼きの具材とじゃがいもで作りました。 11月29日(火)牛乳 ガーリックサラダ スイートポテト 「スイートポテト」は日本が発祥です。 考案者や発祥地域が国内のどこなのかといった詳細は記録がなく、明らかになっていません。 サツマイモを洋菓子の主材料とするのは明治時代に始まりました。 元々、サツマイモに鶏卵と砂糖をまぜて、サツマイモの皮に盛って料理としていたものが、明治20年に小さく作って表面に卵黄を塗って焼くお菓子に変わりました。 戦後、各地の有名な複数の菓子店が「スイートポテト」を売り出して、全国に定着していきました。残念ながら「スイートポテト」は日本発祥のため海外ではあまり浸透していません。 11月28日(月)牛乳 豚肉の薬味焼き 野菜とわかめのごま和え 沢煮椀 「沢煮椀」とは具だくさんの汁物のひとつです。具だくさんの煮物である沢煮から転じたと言われています。千切りに切った野菜と豚の脂や鶏肉など多くの材料を使って作った汁物です。昔、多いということを「さわ」といったところからこの名がついたといいます。豚の脂を細く切り、塩でよくもんで、千切りにしたにんじんやみつばやねぎや大根など、たくさんの野菜とともにさっと煮て作ります。 給食では、「だし」をしっかりきかせて豚の脂のかわりに鶏肉を使い、さっぱりと仕上げています。 11月25日(金)牛乳 さわらの南部焼き(青森岩手郷土料理) 白滝ピリ辛炒め はっと汁(宮城郷土料理) 「南部焼き」とは、南部せんべいで知られる岩手県と青森県にまたがる地域の郷土料理です。この地域は胡麻の名産地であることから、胡麻を使った料理にこの名がつけられています。 「南部焼き」は肉や魚介類などに下味をつけ、胡麻を全体にまぶしつけて焼いたものや胡麻を加えたタレに漬け込んで焼いたものもあります。 南部せんべいは黒胡麻が多く使用されていますが、「南部焼き」は白胡麻も黒胡麻も使用します。 11月24日(木)牛乳 キャベツ入りミートローフ ツナサラダ ABCスープ 「ミートローフ」とは、お肉の旨みがぎゅっと詰まったジューシーな味わいが楽しめる、アメリカの伝統的な家庭料理のひとつです。諸説ありますが、もともとのルーツはヨーロッパで、移民たちによってアメリカにもたらされたと言われています。 「ミートローフ」の主な材料は、牛や豚のひき肉や玉ねぎやパン粉、牛乳などです。これらを混ぜ合わせて作った肉ダネを長方形や円形の型に詰めたらオーブンでこんがりと焼き上げます。 給食ではキャベツや豚肉を入れて、「キャベツ入りミートローフ」を作りました。横割りのパンに挟んで食べてください。 11月22日(火)牛乳 みそポテト(埼玉郷土料理) のっぺい汁 埼玉県の秩父地方の農家では、「小昼飯(こぢゅうはん)」といって、農作業の合間など小腹がすいたときに食べる郷土料理がいろいろあります。その一つが「みそポテト」です。収穫したジャガイモのうち小ぶりなものをいろりで焼き、味噌だれをぬって食べたのが「みそポテト」の始まりだと言われています。 サクサク衣とホクホクしたじゃがいもが味噌だれと相性抜群の一品で、現在では、秩父地方の代表的な郷土料理となりました。「みそポテト」はおやつやおつまみやおかずとして食べられています。 11月21日(月)牛乳 にらの中華炒め 「にら」は冬から春にかけて多く収穫される野菜ですが、収穫した後もまた葉が伸びてきて、一つの株から10回くらい収穫できるそうです。 「にら」はとてもにおいが強い野菜ですが、このにおいのもとが体を元気にして、病気にかかりにくくする働きがあります。「にら」と言ったら「レバニラ炒め」が代表料理ですが、ぎょうざ、卵とじ、汁物などにもよく使われます。今日の給食ではごま油を使い、中華炒めにしました。 11月18日(金)牛乳 五目みそ汁 今日の給食の「秋色豚丼」の豚肉は、中国では料理にできないのは鳴き声だけ、と言われているほどにいろいろな料理に使うことができます。それに栄養面では、特にビタミンB1は牛肉や鶏肉に比べて10倍以上含まれています。ビタミンB1はごはんやお菓子などに含まれている糖質をエネルギーに変える働きがあり、ダイエットにも向いています。さらに鉄分が含まれていることから、貧血の予防にも効果があります。 今日の給食は、秋のきのこのしめじやしいたけが入った「豚丼」を作りました。 11月17日(木)牛乳 カラフルサラダ 「カレー」はインドで生まれた料理ですが、日本へやってきたのは今から 100年以上前の明治時代です。インドのカレーはもっとさらさらの汁のようなものですが、日本ではごはんにかけて食べられるように小麦粉や片栗粉を入れてとろみをつけるようになりました。その後日本では色々な食べ方を考えました。カレーうどんやカレーパン、それからカレーが簡単に作れるカレーのルーも日本で開発されたものです。「カレー」には食欲を出してくれるスパイスが含まれているので、体調がよくなくて食欲がないときには最適な料理です。 11月16日(水)牛乳 油淋鶏(ユーリンチー) 野菜の華風和え 白菜の中華スープ 「油淋鶏」は、大きめに作った鶏の唐揚げに甘い酢醤油や、しょうがやネギやにんにくのみじん切りとごま油を合わせて香ばしいソースを作り、それを鶏の唐揚げの上にかけた中華料理です。日本の中華料理店でも人気のメニューですが、「油淋鶏」と言う料理名の店は少なく、『鶏の唐揚げ香味ソース』、『鶏の唐揚げ(ネギソースがけ)』などと、わかりやすい料理名であることが多いです。 「油淋鶏」は「唐揚げ」に調理を加えたもの、ということです。 11月15日(火)牛乳 トルティージャ にんにくスープ 今日の給食の「パエリア」はスペインの料理です。お米と野菜や魚介類、肉などと一緒に炊き込んだ料理です。 スペイン東部にあるバレンシア州のバレンシア地方発祥の米料理です。世界的に人気のあるスペイン料理の1つで、本場バレンシア地方では「パエリア」の祭りなどもあるようです。 スペインではこの「パエリア」を作るのに、パエリア鍋という専用の鍋を使っていたので、この名前がついたそうです。 11月14日(月)牛乳 油揚げの肉詰め焼き きゅうりとえのきの和え物 高野豆腐と野菜の煮物 高野豆腐は「凍り豆腐」または「しみ豆腐」とも呼ばれます。豆腐を凍結させて、低温熟成した後に乾燥させた保存食品です。乾燥状態では軽く締まったスポンジ状で、これを水で戻して、だし汁で煮込むなどして味を付けて料理します。高野豆腐は、豆腐から水分を取り除いたものなので、生のお豆腐と同じ量の場合、高野豆腐のほうがより多くの栄養が摂れます。少ない量でビタミンや鉄分を豊富に含んでいる上に、血液をサラサラにしてくれます。豆腐を凝縮してパワーアップした食品と言うことになります。今日の給食は高野豆腐の煮物を作りました。 11月11日(金)牛乳 ツナとポテトのグラタン チキンのトマトスープ 「グラタン」はマカロニや鶏肉や野菜などを容器に入れ、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いた料理です。「焦げた膜が張る」という意味のフランス語、「グラティネ」から「グラタン」という名前になったそうです。「グラタン」にかけるホワイトソースは小麦粉とバターを弱火で炒めたものに牛乳を少しずつ加えて作ります。焦げないように火加減に注意して、固まりができないように牛乳を入れて、なめらかに出来上がります。今日は鶏肉ではなくツナを使い、牛乳ではなく豆乳を使って作りました。 11月10日(木)牛乳 白身魚の変わり焼き 吉野汁 今日は海草のなかまの「ひじき」を使った「混ぜご飯」です。「ひじき」に含まれる栄養成分は野菜類と同様にミネラル類やビタミン類、また、骨を強くするカルシウムや腸を綺麗にする食物繊維が、たっぷり含まれているので、成長期のみなさんにはとても大切な栄養です。「ひじき」は私達の健康維持に欠かすことのできない食品と言えます。 生の「ひじき」を煮て乾燥させたものが1年中スーパーなどで売っているので、家庭でもたくさん食べてほしい食品の一つです。 今日は鶏肉とにんじん、こんにゃく、油揚げなどと「ひじき」を煮て、栄養満点の混ぜご飯を作りました。 11月9日(水)牛乳 青菜の中華スープ 黒糖豆乳ゼリー 今日は「練馬産キャベツの日」です。練馬区で収穫したキャベツを練馬区の小学校や中学校の給食でいただくことになっています。練馬区は東京の中でも1番多くキャベツを作っています。現在はいろいろな土地で作られた食べ物を食べられる時代ですが、みなさんの住んでいる土地でこんなにおいしい野菜が作られていることを知ってほしいなと思います。今日は、農家の方が夏の暑い時に種をまいて、大切に育ててくださったキャベツをたっぷり使って、赤みそや豆板醤、オイスターソースなどで炒めて、「練馬キャベツの回鍋肉丼」を作りました。 11月8日(火)五穀ご飯 牛乳 ごぼう入りつくね かみかみサラダ 根菜のごま味噌汁 11月8日は「いい歯の日」です。「118」が「いい歯」の語呂合わせで、「日本歯科医師会」が歯の健康増進の啓発のために作った記念日です。80歳になっても自分の歯を20本残そう、という「8020運動」の一環として作りました。 〇よく噛むと唾液がたくさん出て、食べ物の消化を助けたり、歯を丈夫にします。 〇脳に酸素や栄養が循環しやくなります。 〇満腹感が得られ、肥満の予防につながります。 〇歯並びがよくなり、虫歯予防につながります。 このように、よく噛むとこんなに良いことがいっぱいあります。ひと口30回以上を目安にたくさん噛むことを心掛けましょう。 11月7日(月)牛乳 もみ菜ふりかけ きのこと野菜のおろし和え 鶏肉とコーンの揚げ煮 「もみ菜」とは大根を若採りした間引き菜です。大根そのものがふっくらしてくる真冬までの間、スーパーなどで見かけるのが、「大根の葉」または「もみ菜」とも呼ばれるその葉は、高い抗酸化作用を持つβ-カロテンをはじめ、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどを豊富に含み、大根そのものを上回る高い栄養価を誇ります。 「もみ菜」は2種類あります。「もみ菜」の種で育てた物は大きくなっても大根にはならないのですが、間引いた、「大根の葉」は大きくなると大根になります。「大根の葉」、うっかり捨てるべからず。と昔の人はよく言ったものです。 11月4日(金)牛乳 チンゲン菜の中華スープ 果物 今日の果物は「ラ・フランス」です。シャリシャリした和梨とも全く違う食感で、ねっとりとなめらかな舌ざわりです。「ラ・フランス」が日本にやって来たのは、明治時代です。1864年にフランスのクロード・ブランシュ氏が発見し、そのおいしさに「我が国を代表するにふさわしい果実」と賛美したことから、「ラ・フランス」の名前がついたと言われています。 日本には1903年に入ってきました。山形県には大正初期に入りました。現在日本で作られる西洋梨の中では最も沢山作られている品種となっていますが、もともとのフランスでは、手間がかかりすぎるということで敬遠され、ほとんど栽培されなくなってしまったようです。 11月2日(水)牛乳 豆腐ナゲット 「カレーうどん」との違いが分かりにくい「カレー南蛮」ですが、このネーミングに使われている南蛮というのは、実は「ネギ」を意味しているのです。このように「カレーうどん」ではなく、「カレー南蛮」と呼んでいるのは、もともと日本で食べられていた鴨南蛮に、西洋から入ってきたカレーを合わせたメニューだからです。ちなみに、「チキン南蛮」にも長ネギが入っているのは、同じことです。 日本で最初に食べられていたカレーは現在のように幅広いレパートリーのものではなく、鴨南蛮を基本にした、カレーのルウをご飯にのせていたものでした。鴨南蛮とは鴨肉や鶏肉に加えて、長ネギを使っていたため、南蛮というネーミングがそのまま「うどん」にも用いられるようになったようです。 11月1日(火)牛乳 鯖のもみじおろしがけ 野菜の味噌和え きりたんぽ汁 「きりたんぽ」はすりつぶした米のご飯を杉の棒に先端から包むように巻き付けて焼いた「たんぽ餅」を、棒から外し、食べやすく切った食品です。 「きりたんぽ」の発祥については諸説ありますが、その昔、秋田県の大館・北鹿地方の熊や鹿などを鉄砲で仕留める猟師さんが、余り飯を長い棒に握り付け味噌を付けて焼いて食べたのがその発祥だと伝えられています。 「きりたんぽ」が入っている「きりたんぽ鍋」は秋田の人にとっては正に「ふるさとの味」と言える料理なのです。 給食では「きりたんぽ」を入れて醤油味の汁ものを作りました。 |
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