6月1日(木)牛乳 ふわふわ団子のつみれ汁 さつまいもの青のり和え 今日の献立の「さつまいもの青のり和え」の「さつまいも」は荒れた土地でも作れることから、昔は食べ物が不足した時にお米のかわりに作られた食べ物でした。現在では煮物や天ぷらや汁物やお菓子などいろいろと活用されています。 「さつまいも」は、カリウムやカルシウム、ビタミンも多く含んでおり、その栄養バランスの良さから準完全食品とも呼ばれています。 食物繊維が豊富に含まれているので、便秘の予防・改善に役立つほか、ビタミンCも多く含まれており、主な成分であるでんぷん質がビタミンCを保護するので、調理などで減少しにくいというメリットがあります。 5月31日(水)牛乳 コーンシチュー きゅうりとわかめのサラダ 今日の「シチュー」は牛乳と小麦粉で作る、ホワイトソース仕立てのシチューです。この白いシチューは大正時代より見られましたが、その存在が爆発的に広まったのは戦後のことです。 学校給食に取り入れられたことがきっかけでした。 食糧事情がよくない時代、子どもたちに栄養のある食事を与えようと政府が先導して作ったのがクリームシチューの原型です。それが、一般家庭へと広まったのは、1966年(昭和41年)に食品メーカーからクリームシチューの粉末ルウが発売されたことがきっかけだと言われています。「クリームシチュー」という言葉そのものが日本で生まれた造語であることから、海外においては日本料理として紹介されることもあるようです。 5月30日(火)牛乳 スキヤキコロッケ 野菜のねぎソース和え 白菜と油揚げのみそ汁 「すき焼き」は肉に砂糖と醤油の甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。ねぎや豆腐、白滝などの具が用いられ、溶き卵をつけて食べます。関西地方と関東地方で調理法が少し異なることが特徴です。寿司や天ぷらと並んで、代表的な日本料理として世界中に知られています。 そのすき焼きを「コロッケ」にしてみました。じゃがいもの生地にすき焼きの具を混ぜ合わせて、すき焼きと「コロッケ」の人気の味をいいとこ取りした、ぜいたくな味わいです。しっかり味がついているので、そのままでもおいしくいただけます。 5月29日(月)牛乳 野菜とシェルマカロニのスープ 果物 メロンは果肉の色味から「赤肉メロン」と「青肉メロン」に大きく二分されます。果肉がオレンジ色をしているのが「赤肉メロン」です。赤肉メロンは一般的に、コクのある強い甘みと芳醇な香りが特徴です。完熟前でも青臭い香りは少ないです。果肉が柔らかめな品種も多いです。一方、果肉が黄色から緑色をしているのが「青肉メロン」です。爽やかで清涼感のある甘みと香りが特徴で、赤肉メロンと比べるとコクは少ないかもしれません。熟す前には、青臭い香りを感じることもあります。赤肉メロンの方が果肉が柔らかい品種が多いので、食べ頃の時期が短い傾向です。赤肉・青肉による糖度の違いはなく、どちらが美味しく感じるかは好みによって左右されます。今日の給食は赤肉の「クインシーメロン」です。 5月26日(金)牛乳 鶏肉のトマトソースがけ 小松菜とポテトのスープ 今日の献立の「鶏肉のトマトソースがけ」のトマトの旬は5月下旬〜8月で、初夏から夏の間が出荷量の多い時期です。 日本で生産量がもっとも多いのは熊本県で、北海道、愛知県と続きますが、他にも日本各地でさまざまな品種のトマトが栽培されています。 「トマトは野菜か果物か?」とよく議論されますが、分類ではナス科の果菜です。果菜とはあまり聞きなれないですが、果実を食用とする野菜のことで、ナスやキュウリ、トマトやカボチャなどのことです。 トマトはフランスでは「愛のリンゴ」、イタリアでは「黄金のリンゴ」と呼ばれており、日本でも愛されている野菜の一つです。 5月25日(木)牛乳 さばの塩焼きおろしぞえ 野菜と豚肉の炒め物 根菜の味噌汁 今日の給食の魚は「さば」です。「さば」は日本のまわりの海でもとれますが、最近は北欧のノルウェーやアイスランドから輸入されてくるものも多くなりました。さば、あじ、いわし、さんまなど背中が青い魚、つまり青魚はどの魚も日本の食卓を支えている大切な魚たちです。青魚には血液をサラサラにして病気を予防して、勉強に集中できるような働きがあるといわれています。成長期のみなさんにはたくさん食べてほしい魚のひとつです。小さい骨もありますので、はしを上手につかって気をつけて食べてください。 5月23日(火)牛乳 ごぼうと大豆の甘辛揚げ 「京都」の衣笠山からの名前がついた「衣笠丼」のご飯の代わりにうどんにした料理が「衣笠うどん」です。 油揚げと青ネギを卵でとじたものをのせるのですが、これを衣笠と呼ぶのは「京都」だけのようです。甘い油揚げと、それを卵でとじて、うどんにかけると「衣笠うどん」は、「きつねとじうどん」とも呼ばれています。 「京都」では京都特有の呼び方があるうどんが多くあるようです。 「けいらんうどん」はあんかけ卵とじのうどんで、「しっぽくうどん」はしいたけやかまぼこやほうれん草などが入っているうどんです。「花まきうどん」は焼き海苔やほうれん草やわさびなどが入っているうどんのことです。このように、いろいろな呼び方のうどんが、まだまだあるようです。 5月22日(月)牛乳 家常豆腐 春雨の中華和え 今日は、中国料理の「家常豆腐」です。「家常豆腐」の名前の意味と由来は、「家常豆腐」が家庭料理であることに関係します。家常とは、「家庭でいつも食べる」という意味なのです。中国においては、あまりにも当たり前すぎる料理のひとつなので、決まったレシピが存在していないといわれています。必ず材料として使う「厚揚げ」以外は、好きな野菜や肉を組み合わせて各家庭で好みの味に仕上げているようです。 「家常豆腐」は中国語では、「ジョーチャントウフ」や「ジアチャンドォウフ」などと読みます。日本では日本語の音読みをあてて、「かじょうどうふ」と読むことが多いようです。 5月19日(金)牛乳 豚肉の生姜焼き 五目みそ汁 キャベツのおかか炒め 今日の給食の「豚肉の生姜焼き」の「生姜」は世界中の広範囲に分布しているため、原産地は未だに解明されていません。国内消費量の半分は輸入されていますが、日本国内でも盛んに栽培されています。世界では中国が最も多く生産されていますが、ご存知のように日本でも多く生産されています。 「生姜」は特有の香りと辛味を持つ薬効の高い野菜で、おもに香辛料として利用されます。 肉や魚の消臭効果をはじめ殺菌作用や解毒作用、さらには血行をよくする働きもあり、風邪予防や冷え症対策としても使われます。 5月18日(木)牛乳 揚げ魚の和風あんかけ 七彩汁 「あんかけ」の「あん」とは、煮汁に水かだし汁で溶いたでん粉を加えて加熱し、「とろみ」をつけたものです。「あんかけ」とは、「あん」をかけた料理のことを言い、粘り気のある「あん」でおおうので、口当たりがなめらかで、温かい料理を冷めにくくしてくれます。 今日は、でん粉を付けて揚げた「さかな」に「あん」をかけました。「あんかけ」は口触りが良く、食べやすくなるので、「さかな」が苦手な子供たちにも人気がある料理です。 5月16日(火)牛乳 和風塩麹ハンバーグ みそドレ和え 吉野汁 奈良県の吉野地方は、「くず」という植物の根から「くず粉」を作っており、これを「吉野くず」と言います。 くず粉は水でといて熱い料理の中にいれ、さっとかきまわすと、とろみがついてなめらかな舌ざわりになり、冷めにくい汁物です。 くずの主産地が奈良県吉野であるところから、「吉野汁」と言う名前がつけられました。現在ではくず粉でなく、でん粉を使っていても、「吉野汁」と言います。 今日の給食の「吉野汁」は、くず粉とでん粉で作りました。 5月15日(月)牛乳 ツナのチーズローフ ポテト野菜スープ チーズの起源説にはとにかくたくさんの言い伝えがありますが、最も有名な話といえば、アラビア民話の「カナナとチーズ」です。 昔、アラビアの商人のカナナが旅に出ようと、羊の胃袋を干して造った水筒に羊の乳を入れ、 ラクダの背にくくりつけました。 旅の途中で喉が乾き、その水筒を開けてみると、なんと、中の羊の乳は 白く固まっていました。それを食べてみるとなんともいえない美味しさだったというのです。その白く固まったものこそが、現在のチーズの基だというお話です。 いずれにしてもチーズの発祥はそんな偶然から始まったと言われています。 5月12日(金)牛乳 ビーフンスープ 「ガパオライス」とは、日本語でバジル炒めごはんのことです。タイでは一般的な料理で家庭でもよく作られております。日本では具材を良く混ぜながら食べるようですが、本場タイでは具やご飯を混ぜずに食べるのが主流となっています。「ガパオライス」の味の決め手となるナンプラーは、小魚を塩漬けにして発酵させて作るタイの調味料のことです。 原料となる魚はカタクチイワシを使用するのが主流です。 日本ではその独特の香りで有名ですが、タイでは料理の味のバランスを整えるのに欠かせない仕上げの調味料としても重宝されています。また日本では、豚肉の代わりに鶏肉を使用するものが多く見られます。ウスターソースを使用する「ガパオライス」もあるなど、比較的自由にアレンジして楽しめるのも特徴です。 5月11日(木)牛乳 コーンとツナのサラダ 「カレー」はインドで生まれた料理ですが、日本へやってきたのは今から100年以上前の明治時代です。インドのカレーはもっとさらさらの汁のようなものですが、日本ではごはんにかけて食べられるように小麦粉や片栗粉を入れてとろみをつけるようになりました。その後日本では色々な食べ方を考えました。カレーうどんやカレーパン、それからカレーが簡単に作れるカレーのルーも日本で開発されたものです。「カレー」には食欲を出してくれるスパイスが含まれているので、体調がよくなくて食欲がないときには最適な料理です。 5月10日(水)牛乳 照り焼きチキン ゆで野菜 クラムチャウダー 「チャウダー」はアメリカ合衆国で生まれた料理です。魚介類や乳製品を使う事が多く、アメリカ東海岸の名物料理「クラムチャウダー」などがよく知られています。「クラムチャウダー」はあさりが入っている、「チャウダー」です。 最近では、小さめの具材がたっぷり入り、ややねばりのあるクリームベースやトマトベースのものが多く見られるようになりました。シチューよりは具が小さくソースのとろみも少なく、また一般的にスープと呼ばれるものと比べると、具がたっぷり入っていて、ソースにとろみがついていることが多いことから、「スープとシチューの中間ぐらい」に位置する煮込み料理と言えそうです。 今日の給食は「チャウダー」の中でも代表的な「クラムチャウダー」を作りました。 5月9日(火)牛乳 鰆の味噌チーズ焼き 野菜の塩昆布和え のっぺい汁 今日は高菜と言う野菜を漬け物にした高菜漬けと豚肉を使って、混ぜご飯を作りました。高菜は小松菜と同じアブラナ科の野菜で、“からしな”ともいわれるように少しぴりっとした辛さもあります。日本では西の地域で多く作られています。主な産地は九州です。 実は、九州の高菜は「日本三大菜漬け」の一つとして、長野県の野沢菜、広島県の広島菜にならんで有名です。 高菜を漬け物にしたものは、ラーメンのトッピングや、寿司めしを高菜漬けでまいた「めはりずし」など、色々な食べ方があります。 高菜は栄養豊富な緑黄色野菜です。 5月8日(月)牛乳 みそポテト(埼玉県) ちくわぶ汁 今日の献立の「ちくわぶ汁」の「ちくわぶ」とは、小麦粉と塩から作られるもので、「ちくわぶ」そのものにはほとんど味はありませんが、煮ると「すいとん」をさらにもちもちとさせたような歯ごたえになり、出汁をよく吸い込むのが特徴です。 戦後の食べ物が少なかった時代には、安く手に入る小麦粉で作れる「ちくわ」の代用品として食べられていたそうです。今では東日本を中心にそこそこ知名度のある「ちくわぶ」ですが、やはり関東以外ではあまり生産されていないようです。北海道や東北、東海などの東日本では食べたことのある人も多いですが、関西などの西日本では見たことすらない人や、見たことはあるけど食べたことがないという人もまだまだ多くいます。 5月1日(月)牛乳 じゃこ入りサラダ 日本の「ミートソース」はスパゲッティ・ソースの定番として広く知られています。 「ミートソース」はイタリアのパスタ料理の「ボロネーゼ」が「アメリカ」に渡ったのちに、そこでアメリカンスタイルに変化したものです。「ボロネーゼ」はトマトペーストを使うのに対し、アメリカの「ミートソース」はトマトケチャップを使い、砂糖やウスターソースなどで甘みを加えることで、「ボロネーゼ」よりも甘めに仕上げています。茹でたままのパスタの上にのせて食べるのが日本スタイルです。ナス、ピーマン、きのこなどを具材に加えることも一般的です。 給食ではケチャップだけでなく、トマトを裏ごしした加工食品の、トマトピューレも加えて、味に深みを加えています。 4月28日(金)牛乳 ポークシチュー もやしとわかめのサラダ 「はちみつ」は、蜜蜂が野山を飛び回り、咲き乱れる花の蜜を採集して、自分たちが住む巣に蓄え、熟成したものです。 もともとは、蜜蜂が生きていくために必要なエネルギー源を花から集めて保存し、食べるために行っている習性です。一般的に「はちみつ」は蜜蜂が採集した花の蜜と考えられていますが、花の蜜と「はちみつ」は異なるものです。花の蜜は糖度が20〜40%であとは水分ですが、「はちみつ」の糖度が80%くらいと非常に高いです。蜜蜂が、その小さな体で集めた花の蜜は、巣に運ばれ仲間の蜜蜂が羽を思いっきり振って風を起こし、おいしくなるまで熟成し、濃縮されることでやっと、採取した花の蜜独特の風味と甘味をもった「はちみつ」になります。 4月27日(木)牛乳 かつおの香り揚げ きゅうりのおろし和え かきたま汁 かつおという魚は旬が2回もあるとても珍しい魚です。獲れた時期によって違った味が変化し私たちを楽しませてくれます。 1回目が4月〜5月頃で、2回目が8月〜9月頃です。このうち、4月〜5月頃に獲れるかつおは「初鰹」、8月〜9月頃に獲れるかつおは「戻り鰹」と呼ばれます。たくさんのエサを食べることによって身に脂がたっぷりと乗る「戻り鰹」に対し、「初鰹」はまだ脂ののりが少ないものの、身は引き締まっており、クセが少なくあっさりとした味わいと弾力のある食感が特徴です。 ちなみに「かつお節」は脂肪分が多いと完成に時間がかかり、脂が酸化して風味も落ちてしまうため脂が少ない「初鰹」をつかうことが多いそうです。 |
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