5月19日(金)牛乳 豚肉の生姜焼き 五目みそ汁 キャベツのおかか炒め 今日の給食の「豚肉の生姜焼き」の「生姜」は世界中の広範囲に分布しているため、原産地は未だに解明されていません。国内消費量の半分は輸入されていますが、日本国内でも盛んに栽培されています。世界では中国が最も多く生産されていますが、ご存知のように日本でも多く生産されています。 「生姜」は特有の香りと辛味を持つ薬効の高い野菜で、おもに香辛料として利用されます。 肉や魚の消臭効果をはじめ殺菌作用や解毒作用、さらには血行をよくする働きもあり、風邪予防や冷え症対策としても使われます。 5月18日(木)牛乳 揚げ魚の和風あんかけ 七彩汁 「あんかけ」の「あん」とは、煮汁に水かだし汁で溶いたでん粉を加えて加熱し、「とろみ」をつけたものです。「あんかけ」とは、「あん」をかけた料理のことを言い、粘り気のある「あん」でおおうので、口当たりがなめらかで、温かい料理を冷めにくくしてくれます。 今日は、でん粉を付けて揚げた「さかな」に「あん」をかけました。「あんかけ」は口触りが良く、食べやすくなるので、「さかな」が苦手な子供たちにも人気がある料理です。 5月16日(火)牛乳 和風塩麹ハンバーグ みそドレ和え 吉野汁 奈良県の吉野地方は、「くず」という植物の根から「くず粉」を作っており、これを「吉野くず」と言います。 くず粉は水でといて熱い料理の中にいれ、さっとかきまわすと、とろみがついてなめらかな舌ざわりになり、冷めにくい汁物です。 くずの主産地が奈良県吉野であるところから、「吉野汁」と言う名前がつけられました。現在ではくず粉でなく、でん粉を使っていても、「吉野汁」と言います。 今日の給食の「吉野汁」は、くず粉とでん粉で作りました。 5月15日(月)牛乳 ツナのチーズローフ ポテト野菜スープ チーズの起源説にはとにかくたくさんの言い伝えがありますが、最も有名な話といえば、アラビア民話の「カナナとチーズ」です。 昔、アラビアの商人のカナナが旅に出ようと、羊の胃袋を干して造った水筒に羊の乳を入れ、 ラクダの背にくくりつけました。 旅の途中で喉が乾き、その水筒を開けてみると、なんと、中の羊の乳は 白く固まっていました。それを食べてみるとなんともいえない美味しさだったというのです。その白く固まったものこそが、現在のチーズの基だというお話です。 いずれにしてもチーズの発祥はそんな偶然から始まったと言われています。 5月12日(金)牛乳 ビーフンスープ 「ガパオライス」とは、日本語でバジル炒めごはんのことです。タイでは一般的な料理で家庭でもよく作られております。日本では具材を良く混ぜながら食べるようですが、本場タイでは具やご飯を混ぜずに食べるのが主流となっています。「ガパオライス」の味の決め手となるナンプラーは、小魚を塩漬けにして発酵させて作るタイの調味料のことです。 原料となる魚はカタクチイワシを使用するのが主流です。 日本ではその独特の香りで有名ですが、タイでは料理の味のバランスを整えるのに欠かせない仕上げの調味料としても重宝されています。また日本では、豚肉の代わりに鶏肉を使用するものが多く見られます。ウスターソースを使用する「ガパオライス」もあるなど、比較的自由にアレンジして楽しめるのも特徴です。 5月11日(木)牛乳 コーンとツナのサラダ 「カレー」はインドで生まれた料理ですが、日本へやってきたのは今から100年以上前の明治時代です。インドのカレーはもっとさらさらの汁のようなものですが、日本ではごはんにかけて食べられるように小麦粉や片栗粉を入れてとろみをつけるようになりました。その後日本では色々な食べ方を考えました。カレーうどんやカレーパン、それからカレーが簡単に作れるカレーのルーも日本で開発されたものです。「カレー」には食欲を出してくれるスパイスが含まれているので、体調がよくなくて食欲がないときには最適な料理です。 5月10日(水)牛乳 照り焼きチキン ゆで野菜 クラムチャウダー 「チャウダー」はアメリカ合衆国で生まれた料理です。魚介類や乳製品を使う事が多く、アメリカ東海岸の名物料理「クラムチャウダー」などがよく知られています。「クラムチャウダー」はあさりが入っている、「チャウダー」です。 最近では、小さめの具材がたっぷり入り、ややねばりのあるクリームベースやトマトベースのものが多く見られるようになりました。シチューよりは具が小さくソースのとろみも少なく、また一般的にスープと呼ばれるものと比べると、具がたっぷり入っていて、ソースにとろみがついていることが多いことから、「スープとシチューの中間ぐらい」に位置する煮込み料理と言えそうです。 今日の給食は「チャウダー」の中でも代表的な「クラムチャウダー」を作りました。 5月9日(火)牛乳 鰆の味噌チーズ焼き 野菜の塩昆布和え のっぺい汁 今日は高菜と言う野菜を漬け物にした高菜漬けと豚肉を使って、混ぜご飯を作りました。高菜は小松菜と同じアブラナ科の野菜で、“からしな”ともいわれるように少しぴりっとした辛さもあります。日本では西の地域で多く作られています。主な産地は九州です。 実は、九州の高菜は「日本三大菜漬け」の一つとして、長野県の野沢菜、広島県の広島菜にならんで有名です。 高菜を漬け物にしたものは、ラーメンのトッピングや、寿司めしを高菜漬けでまいた「めはりずし」など、色々な食べ方があります。 高菜は栄養豊富な緑黄色野菜です。 5月8日(月)牛乳 みそポテト(埼玉県) ちくわぶ汁 今日の献立の「ちくわぶ汁」の「ちくわぶ」とは、小麦粉と塩から作られるもので、「ちくわぶ」そのものにはほとんど味はありませんが、煮ると「すいとん」をさらにもちもちとさせたような歯ごたえになり、出汁をよく吸い込むのが特徴です。 戦後の食べ物が少なかった時代には、安く手に入る小麦粉で作れる「ちくわ」の代用品として食べられていたそうです。今では東日本を中心にそこそこ知名度のある「ちくわぶ」ですが、やはり関東以外ではあまり生産されていないようです。北海道や東北、東海などの東日本では食べたことのある人も多いですが、関西などの西日本では見たことすらない人や、見たことはあるけど食べたことがないという人もまだまだ多くいます。 5月1日(月)牛乳 じゃこ入りサラダ 日本の「ミートソース」はスパゲッティ・ソースの定番として広く知られています。 「ミートソース」はイタリアのパスタ料理の「ボロネーゼ」が「アメリカ」に渡ったのちに、そこでアメリカンスタイルに変化したものです。「ボロネーゼ」はトマトペーストを使うのに対し、アメリカの「ミートソース」はトマトケチャップを使い、砂糖やウスターソースなどで甘みを加えることで、「ボロネーゼ」よりも甘めに仕上げています。茹でたままのパスタの上にのせて食べるのが日本スタイルです。ナス、ピーマン、きのこなどを具材に加えることも一般的です。 給食ではケチャップだけでなく、トマトを裏ごしした加工食品の、トマトピューレも加えて、味に深みを加えています。 4月28日(金)牛乳 ポークシチュー もやしとわかめのサラダ 「はちみつ」は、蜜蜂が野山を飛び回り、咲き乱れる花の蜜を採集して、自分たちが住む巣に蓄え、熟成したものです。 もともとは、蜜蜂が生きていくために必要なエネルギー源を花から集めて保存し、食べるために行っている習性です。一般的に「はちみつ」は蜜蜂が採集した花の蜜と考えられていますが、花の蜜と「はちみつ」は異なるものです。花の蜜は糖度が20〜40%であとは水分ですが、「はちみつ」の糖度が80%くらいと非常に高いです。蜜蜂が、その小さな体で集めた花の蜜は、巣に運ばれ仲間の蜜蜂が羽を思いっきり振って風を起こし、おいしくなるまで熟成し、濃縮されることでやっと、採取した花の蜜独特の風味と甘味をもった「はちみつ」になります。 4月27日(木)牛乳 かつおの香り揚げ きゅうりのおろし和え かきたま汁 かつおという魚は旬が2回もあるとても珍しい魚です。獲れた時期によって違った味が変化し私たちを楽しませてくれます。 1回目が4月〜5月頃で、2回目が8月〜9月頃です。このうち、4月〜5月頃に獲れるかつおは「初鰹」、8月〜9月頃に獲れるかつおは「戻り鰹」と呼ばれます。たくさんのエサを食べることによって身に脂がたっぷりと乗る「戻り鰹」に対し、「初鰹」はまだ脂ののりが少ないものの、身は引き締まっており、クセが少なくあっさりとした味わいと弾力のある食感が特徴です。 ちなみに「かつお節」は脂肪分が多いと完成に時間がかかり、脂が酸化して風味も落ちてしまうため脂が少ない「初鰹」をつかうことが多いそうです。 4月26日(水)牛乳 小松菜の中華スープ 今日の「中華スープ」に使われている小松菜は東京の江戸川区の小松川周辺で多く栽培されていたため、その名前になったと言われています。原産地は日本で、主な産地は東京や関東地方になります。外国ではほとんどお目にかかることのできない野菜です。小松菜は古くから関東で作られてきた野菜と言う事もあり、今でも主に関東で作られています。1年を通して出回る野菜なので、給食にもよく使われます。 カルシウムや鉄分は、ほうれん草よりも小松菜の方がたくさん含まれているので、成長期の皆さんには特に、食べてもらいたい野菜の一つです。 4月25日(火)牛乳 豚肉の香味焼き もやしと切干しの炒め物 じゃが芋と生揚げの味噌汁 「生揚げ」は基本的には「木綿豆腐」を高温の油で揚げて作ります。高温の油で揚げることで表面はきつね色になりますが、中心までは火が通らず、生の木綿豆腐のままになっていることが特徴です。「生揚げ」という名前は、中が生のままであることから付けられました。油で揚げた「生揚げ」は香ばしさが加わり食べごたえがあります。また、表面がこんがり揚がっていることで、崩れにくく調理がしやすいこともポイントです。 厚さをくらべて、「薄揚げ」「厚揚げ」と呼ばれることもあります。「薄揚げ」は油揚げのことで、「厚揚げ」は生揚げの事です。 4月24日(月)牛乳 ベーコンソテー ぶどうゼリー 「ベーコン」という名前は本来、豚肉の部位名で、三枚肉やばら肉のことで、この部分の肉を塩漬けしたり、木材の煙でいぶしたりしたものも「ベーコン」とよばれるようになりました。 豚ばら肉の他にも、豚ロース肉を使用した「ロースベーコン」、豚肩肉を使用した「ショルダーベーコン」などもあります。 「ベーコン」はタンパク質と脂質が主成分で、脂質はソーセージやハムに比べて多く含まれていますが、豚肉が原料なのでビタミンB1も多く、疲労回復効果が期待できます。塩漬けしたり、木材の煙でいぶしたりしたものなので、特有の風味をもたせると同時に、保存性も増します。 4月21日(金)牛乳 のりの佃煮 五目肉じゃが 茎わかめのきんぴら 江戸時代から保存食として食べられてきた「佃煮」は、現在の東京都中央区佃周辺あった佃島にちなんで生まれた東京の名産品です。 江戸幕府始まりの時に徳川家康が、墨田川河口にある佃島に、漁師たちを移住させたことで、この地は漁業の中心的な場所となりました。漁師が江戸湾で採れた小魚や貝などを味付けして煮たものが始まりです。 佃煮にされるのは イカナゴのような小魚、アサリなどの貝類、昆布などの海藻類が用いられました。しそやごまなどを加えることもあります。 今日は海苔で作った「佃煮」です。 4月20日(木)牛乳 鯖のにんにくみそ焼き キャベツときゅうりの和え物 さといも汁 「たけのこ」とは皆さんもご存知のとおり、竹の芽の部分です。竹にはいくつかの種類がありますが、「たけのこ」とはすべての竹の芽の総称として使われています。 「たけのこ」の食べごろは土から少し顔を出すか出さないかのときに限られます。十日もすると若竹に成長してしまうので、それだけに有り難く、季節を感じることができるご馳走です。 「たけのこ」はそんなに成長が早いにもかかわらず、竹の寿命は百年以上とも言われています。不思議ですね。 今日の「たけのこご飯」は「たけのこ」の旬である3月から5月にかけての時期なので、新たけのこの混ぜご飯を作りました。新たけのことは生のたけのこのことです。この「たけのこご飯」を食べて、春の訪れを感じてください。 4月19日(水)牛乳 豆腐とツナの揚げ餃子 日本で「餃子」といえば焼き餃子が一般的だと思います。カリッと焼いた皮とジューシーな具材を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? 一方で中国では焼き餃子ではなくて水餃子が主流であり、そもそもは貴族の食べ物として知られていたそうです。揚げ餃子は、日本ではよく見かけるものの、中国ではあまり一般的ではないようです。揚げ餃子の発祥は、モンゴルの代表的な国民食として人気のあるホーショールと呼ばれている「餃子」です。主な具材として羊や牛のひき肉を皮に包み、揚げています。屋台や食堂、もちろん一般の家庭でも日常的に食べられているモンゴルの定番料理です。 今日の給食では豆腐やツナを餃子の皮で包み、油で揚げて揚げ餃子を作りました。 4月18日(火)牛乳 キャベツのキッシュ風 チキンのカレースープ 「キッシュ」とはフランスのアルザスロレーヌ地方発祥の家庭料理で、「キッシュロレーヌ」とも呼ばれています。卵や生クリームまたは牛乳、チーズ、ベーコン、野菜などを混ぜ合わせた卵液を「アパレイユ」と言い、「アパレイユ」をパイ生地やタルト生地の中に流し入れてオーブンで焼いたものです。 「キッシュ」という名前は、ドイツ語でケーキを意味する「クーヘン」に由来するとされています。フランスのロレーヌ地方はドイツとの国境に近く、言葉も影響を受けていたようです。「クーヘン」がロレーヌ語の「キューシュ」へ、さらにフランス語の「キッシュ」へと変化していきました。 今日の給食では「アパレイユ」をパイ生地やタルト生地ではなく、カップに流し入れて、オーブンで焼きました。 4月17日(月)牛乳 チンゲン菜のスープ 果物 今日の果物は「りんご」です。「りんご」は人類が食べた最古の果物で、起源は約8000年前とされています。16世紀以降に欧米での生産が盛んになり、日本では明治時代から本格的に栽培が始まりました。栄養価が高く、食べやすいため、世界中で好まれています。欧米では「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言われてきました。それは、1日1個のりんごで医者がいらなくなるほど、りんごは健康にとってよい食べ物だという意味です。りんごポリフェノールは、動脈硬化を抑制する作用、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、むし歯の原因となる歯垢形成酵素の働きを阻止する作用、肌を白くする作用などが知られています。 |
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