始業式![]() ![]() ![]() ![]() 「書き初め」は毎年冬休みの宿題として出されているため、馴染みのある人も多いと思いますが、その始まりと目的について考えたことのある人は少ないと思います。書き初めは平安時代の宮中行事として行われたのが起源とされ、江戸時代に全国的に広まったとされています。目的としては、毛筆を上達させるためと、自分が感じたことを文字に書くことで意欲や士気を高めるための2つあるとされています。宿題として出されている際には書く言葉が決まっているため、毛筆を上達させたいという思いで書いている人が多いと思いますが、新年の初めに自分の考えていることや気持ちを文字に書いて、今年も1年頑張ろうと意欲を高めるために書いてみるのもいいと思います。 そして、校長先生が新年に書き初めを行ったということで、その作品を紹介してくださいました。校長先生が書き初めに書かれた作品は「着眼大局」と「着手小局」という2つの言葉です。「着眼大局」は「広い視野で物事をとらえること」、「着手小局」は「小さな事柄にも心を配り実践すること」という意味があります。新年を迎え、1年の目標を考えようと思っている人も多いと思いますが、まずは「着眼大局」で大きな目標を考え、そのうえで「着手小局」でその大きな目標を実現するための今すぐ実現可能な小さな目標を設定し、実践するといいのではないかと思います。 次に「七草がゆ」のお話です。「七草がゆ」は正月7日に春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ)をいれて炊いた粥のことをいいます。この「七草がゆ」を新年に食べるのは、食べて災いを遠ざけることと、無病息災を祈願すること、それから年末に忘年会等でたくさん食べたりお酒を飲んだりした胃を休めることが理由とされています。年末年始で生活リズムが乱れてしまった人も多いかもしれませんが、早めに切り替えられるといいと思います。 そして、各学年の学級委員長が壇上に立ってお話をしました。どの学年も先を見据えた話ができていてとてもよかったと思います。校長先生からも1・2年生はその学年の総仕上げとして、3年生は義務教育の最後としてまとめの3学期にしていこうというお話があったと思うので、ぜひそのことを意識して3学期を過ごしてほしいと思います。 最後に生活指導部から3学期の生活の仕方について「あいさつの仕方を工夫する」「奇声など人が不愉快になることをしない」「最近も緊急地震速報が鳴る地震があったので、避難訓練を頑張ろう」というお話がありました。 |
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