5/2(金)は芸術鑑賞教室として演劇を鑑賞しました。今回は手塚治虫さんの短編『雨ふり小僧』というお話で山村の分教場で一人ぼっちの中学生がひょんなことから妖怪雨ふり小僧と出会い友達になり、三つの願いを叶えてもらうお話です。願いを叶える代わりに履いている長靴をあげる約束をするのですが、主人公は約束を忘れ、都会へ引っ越してしまいます。40年後大人になった主人公はふとしたことから昔の約束を思い出し、約束の場所へでかけます。すると雨ふり小僧はずっと彼を待っているというお話で約束を忘れてしまい、都会へ行った主人公を信じて待つ雨ふり小僧の純真さに感動してしまいました。大人になっていく中で忘れてしまう大切な何かを教えてくれる、とてもすばらしい演劇でした。劇団民話芸術座が何十年も演じているお芝居で、いろいろな日本の妖怪も出てきて、昔の日本を思い出させるお芝居でした。