11月14日(土)、石神井西中学校の生徒会と、関町小学校、石神井西小学校、立野小学校の児童会の皆さんが集まって、「いじめ防止サミット」を開催しました。これは、小学校と中学校との連携を深めながら、いじめのない学校を作っていくためにどうすればよいのかということについて、子どもたち自身に考えてもらい、実践していこうという試みです。はじめに、事前に行ったアンケート調査をもとに、それぞれの学校で集計をし、分析を行った結果について発表がありました。アンケート結果をグラフ化したり、ポイントとなる文言を黒板に貼ったりしながら、それぞれに見ごたえのある発表でした。次に、中学生をリーダーとして、5つのグループに分かれて、学校での現状や対策などについて意見交換をしました。子どもたちは、最初こそ緊張した面持ちでしたが、意見交換を進めるにつれて、だんだんとにこやかになり、十分に話し合いを深めることができたようです。その後、話し合った内容について全体で発表し合い、意見の共有化を図りました。
サミットについて、子どもたちからは「他の学校の実態がわかってよかった」とか「自分の学校でやっているもの以外にも、いろいろな対策があることがわかってよかった」などの感想が多数寄せられました。また、小中学生が本音で話し合うことを通じて、学校間のつながりも深まったようです。
閉会に際して、生徒会役員から「いじめプロジェクトは、このサミットで終わるものではなく、ここで話し合われたことをそれぞれの学校に持ち帰り、対策を考え、実践していくことが大切だと思います。」というまとめがなされました。いじめは、一筋縄ではいかない難しい課題だと思いますが、皆さんの思いが、水面に波紋が広がっていくように学校全体に伝播し、より良い学校、より良い社会を実現していけるように、これからもがんばっていきましょう。皆さんの活躍を期待しています。