生徒のみなさんへ(4月15日)
生徒のみなさんへ
今日の午前中、そして午後の過ごし方はどうでしたか。人は学ぶ、人は変わる、人は輝く。今、校長先生がいつも話されている言葉をぜひ思い出してください。学ぶは「まねぶ」、すなわち「まねる」ところから始まったとはよく言われることです。ぜひ、学校の時間の過ごし方を真似て、規則正しい生活を送るとともに、委員会や係の仕事のように、家事のお手伝いを進んで行ってほしいと思います。 さて、今日は教科書の「トリセツ2」です。昨日は裏表紙と目次の説明をしました。保護者の方や先生たちが使ってきた時代の教科書は授業で使うことが前提に作られていました。先生という説明をする人がいる前提なので、トリセツは必要ないかそこまで重要ではありませんでした。でも今の教科書は授業で使うのはもちろんのこと、家で自習をしているときにも使えることが前提で作られるようになってきています。 「トリセツ2」は目次の次のページにある教科書の使い方や教科書で使われているマークの説明の部分です。教科書によっては、教科書の構成(どこに何が載っているか)やどのような力がつけられるか、どういう活動をしたらよいかといった点も載っています。例えば英語なら、Unit、Daily Scene、Presentationの3部構成になっていて、Unitは英語の基本的な文を学ぶ、Daily Sceneは日常のいろいろな場面におけるコミュニケーションの仕方を学ぶ、PresentationはUnitとDaily Sceneで学んだことを活かして、自己表現活動を行うという説明があります。そのほかにも「学び方コーナー」には英語学習のコツ、"Let's Read"には長めの読み物、「まとめと練習」には文法の整理と復習、と説明が書かれています。このUnit、Daily Scene、Presentation、「学び方コーナー」、"Let's Read"、「まとめと復習」という6つの小見出しの意味を知っていると、教科書が作られている工夫を最大限活用できるようになります。例えば、「学び方コーナー」の部分だけ各ページから抜き取ってノートにまとめてみると、教科書を作った先生方が知っている英語学習がうまくできるコツを知ることができるはずです。そして、そのノートは学習する時の参考書のひとつになるでしょう。 この教科書の使い方を知っていると授業の取り組みもぐっと楽になります。ぜひ、教科書のトリセツを手に入れ、教科書の分析も勉強の一環として行ってみましょう。そして、その分析の中で出てきた疑問や調べてみてもわからなかったことは先生たちに質問してみてください。そういう勉強の仕方を手に入れると、近い未来の自分への大きなプレゼントとなるはずです。 ※教科書の使い方(トリセツ)資料を当ホームページ「配布文書」(お知らせ)にアップしました。ぜひ、確認してみてください。 生徒のみなさんへ(4月14日)
生徒のみなさんへ
今日は1年生の教科書と課題等の配布日でした。1年生のみなさんは、教科書の量にびっくりしたでしょうか。今日はほとんどの人が家に教科書がある状態になったので、教科書の「トリセツ」をお伝えしたいと思います。まだ受け取ることができなかった人は焦らなくて大丈夫です。教科書が家に来たら、今日のコメントを見て確認してみてください。2・3年生は授業で教科書の読み方を勉強していると思いますが、1年生と一緒に振り返ってみてください。 まず、教科書の裏表紙を見ましょう。ほとんどの教科書はそこに名前を記入することになります。「年と組」を書くところが1カ所の教科書は「1年生で使う」教科書、2カ所の教科書は「1・2年生で使う」教科書、3カ所ある教科書は「3年生までずっと使う」教科書です。まだ、学年担当の先生方の「入学式を大切にしたい」という思いで、もう少しの間「何組だろう??」というドキドキ感をもったまま待つことになりますが、名前の記入をするときには(特に3年間使う教科書については)気合いを入れて書くようにしましょう。1年生の時に記入されたまま3年生まで使うことになることを前提に。 ただ、もう知っている人もいるかもしれませんが、みなさんの学年は2年生に進級できたら新しい学習指導要領に則って、今の2年生とは違う新しい教科書に変わる学年です(2年生には繰り返し伝えていますね)。教科によっては2、3年生まで使う予定の教科書でも追加で配布されるかもしれません。これからの授業などで説明があると思いますが、少し頭の片隅においておいてください。 次に、目次を見ましょう。目次を見たら、自分が知っている言葉、興味があって勉強してみたいと思う言葉、人生で初めて聞いたという言葉をマークしてみましょう。みなさんは、中学校は当然初めてですが、小学校では6年間学習をしてきていますね。小学校と中学校の学習は「つながっている」という前提があります。小学校で勉強してきたことは、中学校の勉強でも形を変えて再登場したり、仲間を引き連れてパワーアップして登場してきたりします。つまり、中学校で初めて勉強する内容もありますが、その中心となっていることは小学校で勉強していることだったりするわけです。目次はその一番のキーワードが並んでいるページです。ぜひ、知っている言葉があるかを探してみたり、中学校で初めて目にする言葉を見つけてみたりしてみましょう。1年後にはその知っている言葉も、勉強してみたい言葉も、人生で初めて聞いた言葉もすべて中1の範囲のものは学習するわけですからね。 4月の授業がないと焦るかもしれませんが、今挙げた2つ(名前を書く、目次を見る)を全教科やるだけで1時間は軽く必要です。2、3年生も課題だけをやったり、他の問題集をこなして勉強したつもりになるのではなく、前学年の教科書を見返したり、新しく手に入れた教科書をじっくり読むことはできているでしょうか。日本の中に教科書ほど時間をかけて検討されている教科に関する本はありません。そこで取り上げられている事例や写真、資料(読み物も含めて)をじっくり読む機会は授業が始まってからではなかなか取りづらい人もいますね。この機会を活かしましょう。 また、これからは1年生から3年生まですべての「規則正しい」のベースがそろいます。 中学校では遅くても8:15までに門を通り、8:25に出欠確認をします。1時間目の授業は8:50から始まり、授業時間は50分間です。午前中4時間、午後2時間の6時間授業があります。給食は小学校より10分短く準備から喫食終了まで30分間です。放課後の部活動は6時間授業の場合は16:00から始まります。冬時間になるまでは18:30まで部活動でその後家に帰ることになります。 2・3年生もしばらくこの学校生活から離れていますが、これが学校がある時の「規則正しい」生活ですね。1日5時間も勉強すると勉強をとってもやったという感じがすると思いますが、学校ではその5時間はベースにあります。この学習時間を確保する鍵は午前中の過ごし方です。午後から夜にかけての時間は学校では2時間しか授業設定がないのに、午前中に4時間授業があることに注目しましょう。午前中の少なくとも3時間は勉強することを日課にしてみてください。午前中の達成感は、午後からの過ごし方を明らかに変えてくれるはずですよ。 生徒のみなさんへ(4月10日)
1年生のみなさんは来週の教科書配付日に向けて、検温と体調管理を行ってください。学校に来られた時に、担当の先生たちが確認をします。
保護者の方が来校する場合には、保護者の方におかれましてもご協力をお願いします。 先ほど、保護者の方向けに通知文をHPでアップしましたが、運動会が2学期以降に延期になりました。 もし、例年通り5月中の実施にした場合、3密の状態を避けて全校生徒が校庭にいること、競技をどうするか……と担当の先生方も前回の3月臨時休業中からずっと悩んできました。そこに今回の臨時休業の延期となったため、5月は難しいという判断になったということです。体育委員も決まっていない中ではありますが、運動会に強い思いを持っている人は「またか…」という気持ちになってしまっているかもしれませんね。でも、何よりもみなさんの安全をきちんと確保し、運動会自体の準備時間とみなさんと先生たちの思いを実現するために行った判断なので、1晩寝て切り替えてもらえると信じたいです。 こういう話も、みなさんと直接話をしたいと思っている先生ばかりです。みなさんも先生や友達とそうした思いを共有したいと思っている人がたくさんいると思います。また、学校が再開したときに、どういう行事にできるかを一緒に考えていきましょう。
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