情報モラル講習会兼セーフティ教室講師は、一般社団法人メディアリテラシー協会の寺島絵里香さんです。 メディアリテラシーというのは、本来は「情報を見極めるスキル」「情報をそのまま受け取るのではなく、自分で考え確認するスキル」のことです。 今回は、情報モラル講習会ということで、タブレットPCを使い始めた皆さん向けに、インターネットの長所と短所を話していただきました。 日本はOECD諸国と比べてスマホ・タブレットPCを学習に使用している率が極めて低いという話や、上手にデジタル端末を使っていくためのEQというスキルの話は初めて聞く話だったと思います。 また、いじめや誹謗中傷の被害にあってしまい、命を落とした生徒の話は他人事とは思えない内容でした。 最後に質問を受け付ける時間があり、Zoomのチャット機能を使ってたくさんの質問があがりました。「fffってなんですか?」や「炎上したらどうすればよいですか?」などは、すでに皆さんがスマホやタブレットでSNSを使用していることがよく分かる質問が多かったですね。それだけに、ぜひ上手に使ってほしいと思いました。 今回の会は保護者の方にも別室で参加していただきました。生徒向けの話の後、講師と保護者の方と私たち教員とで意見交換会を行いました。生徒向けの会で話された内容以上の盛りだくさんの情報に、私たちは皆、「世界の現状を知らなさすぎている」と感じました。と同時に、安易に持たせる危険性についても理解が深まりました。 これからの日本を支える皆さんには、デジタル端末を有効活用して将来の可能性をどんどん切り拓いてほしいと思います。 講師の寺島さん、参加していただいた保護者の皆さん、ありがとうございました。 (副校長 藤本) |
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