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10月7日(木) 島根県郷土料理

今日のメニュー

すもじ、呉汁、出雲ぜんざい、牛乳


 すもじは島根県の特産、焼きサバを酢飯にほぐしたちらしすしの一種です。すもじが名物になっているのは、内陸部の雲南市木次・三刀屋地区で、この地区は、出雲地方と広島県を結ぶ交通の要衝として古くから栄えていました。日本海沖で水揚げしたサバが各地へ運ばれることも多かったのですが、明治以前までは保存技術や輸送手段が確立されておらず、より遠くの地域まで運べるように、サバを焼いて輸送したことが焼きサバのはじまりだといわれています。傷むのが早いサバを「生き腐れ」というように、比較的保存のきく焼きサバは大衆文化から生まれた生活の知恵であり、たんぱく質を補う貴重な食材として食され、この地域で広まったと考えられます。

 出雲ぜんざいは、甘さをひかえめに煮た小豆に餅を入れた雑煮のことで、一般的に10月は神無月と呼ばれ、神様が出かけてしまう時期だとされています。ところが出雲地方では旧暦10月にその神様が全国から集まる神在月(かみありづき)と呼ばれ、この時期に催される神事「神在祭(かみありさい)」では、「神在(じんざい)餅」として、「小豆雑煮」が振る舞われました。これがのちに「ぜんざい」の語源になったとされています。



 すもじを始めて食べました。レンコン、ニンジン、たまごなど五目ずしの中に焼きサバがほぐして入っていて、骨なども気にならず、おいしくいただけました。個人的には焼きサバよりもシメサバかコハダが入っている方がうれしいのですが、学校給食ではそうもいきません。日本海からはるばる山を越えてサバを運んだ古の人たちの苦労を味わいながらいただきました。呉汁もみそ汁より中身が濃く豆の味がとても風味があり、こちらもおいしくいただきました。デザートのぜんざいは食事の良いアクセントになっていました。甘さ控えめで、白玉も滑らか。ツルっと流し込んでしまいました。和食を食べると日本人で良かったなと最近感じています。



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