1月27日(木) ◆茨城県・埼玉県の郷土料理◆
今日のメニュー
かてめし(茨城県)、ゼリーフライ(埼玉県)、サツマイモの豆乳みそ汁、牛乳 かて飯は、米の消費を抑える目的で、雑穀や野菜など他の廉価な食品を炊きこんで増量した飯です。米に加える食品を「かて」と呼び、農業技術や輸送、貨幣経済が未発達時代だった近世以前は、全国的に広く食されていました。かて飯は白米飯よりも食味が劣り、腹持ちが悪いため各家庭の主婦は、仕事に出る男性や学校に通う子供の弁当として、釜の底の白米の多い部分の飯を詰めて持たせ、残りのかての多い飯は、家に残る女衆で消費したそうです。また、かて飯は腐りやすいため、農村でも盛夏に限っては白米飯を食べる地域もありました。 ゼリーフライは、埼玉県行田市で作られている食品の商品名で、おからと茹でたジャガイモをベースに、ニンジンやネギなどの野菜を加え、コロッケのようにまとめて素揚げして作るいわゆる「おからコロッケ」の一種で、軽食としてソースをつけて食べます。ご当地グルメとして、行田市内各所においてスタンドやカウンター形式で販売され、夏祭りなど地域のイベントに出店しています。ゼリーフライのゼリーは、形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、「ゼリーフライ」に変化したと言われています。 かてめしは貧しい時代の食べ物でしたが、給食のかてめしはとてもおいしくアッという間に食べてしまいました。ごはんにゴボウ、ニンジン、高野豆腐、油揚げなどが細く切って入っています。一緒に炊いているので、一粒一粒のお米に味がしみ込んでとてもおいしいです。ゼリーフライも正しく素揚げコロッケ。ニンジンやネギが刻んで入っていて、揚げた上にソースが塗ってあります。もうたまりません。豆乳入りのみそ汁も豆乳とサツマイモの甘味がベストマッチ、こちらもvery very goodでした。今日はいつも以上に美味しかったです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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