メタ認知が高まった場面終業式の日に、その子は嬉しそうに図画工作の先生と校長室を訪れました。先生にお聞きすると、その子は誰の手も借りずに全て自分でやり通したそうです。「学びに向かう力」で言えば「粘り強い姿勢」「見通す力」です。遠近感のある下絵をかいた時に、先生が視点の素晴らしさを大いにほめて、技能との価値づけをされていました。「どんな作品になるか楽しみですね」と声をかけたことをよく覚えていました。「これからの作品づくりや算数の図形の勉強にも役立ちますね」「この才能は将来の仕事にも生かされるかもしれませんね」その子のメタ認知が大いに高まったことがわかる場面でした。 先生のカリキュラムマネジメントの見せ所下絵のデザインは、遠近感があります。こういった作品に対して、子供たちの技能や視点などの価値づけをすることも「メタ認知」を高める効果があります。 慎重に丁寧に集中してどうです、この真剣な姿、きちんと写されているかを何度も確認しながら細心の注意を払って作業を進めます。 慎重に丁寧に集中してどうです、この真剣な姿、きちんと写されているかを何度も確認しながら細心の注意を払って作業を進めます。 生命線は、最初の10分の指導黒板に矢印が貼られています。この時間に全員がめざすゴールです。作業が始まるとそれぞれの目標に向かって作品作りに没頭する様子が至る所に見られました。 「学びに向かう力を育てる」ための環境づくりがいかに大切であるかが実感されます。 学びに向かう力を育てるための基本やるべきことをきちんとやるからこそ「楽しい授業」になる。学びに向かう力を育てるための基本です。 「今の気分は〇〇もよう(一版連結版画)」 6年生6年生ともなると、このようなレベルの高い版画にも挑戦します。写真は完成の見本です。 絵の具島 2年生「わたしは、おかしのしまをつくりました。かわいくデコッて、キャンディーもつくりました。」「ぼうにんげんがすむしまです。サッカーをして遊んでいます」「いろんな色で、よつばじまをつくりました。いろんな色でつくったらきれいになると思ったからです」 どのコメントがどの絵かわかりますか? |
|