「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月10日(金)

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 6年生の国語の教科書を見たことがありますか? 6年生の保護者の方は、ぜひ一度お子さんのランドセルから教科書を取り出し、目を通してみてください。どんな教材があり、どんな学習をしているのかを知ったら、きっと「こんなに難しいことを学習しているんだ…」と感じるはずです。自分が小学校6年生だった頃の国語の学習内容については、全く記憶がありません。多分、物語の読み取りや漢字の学習がほとんどだったように思います。学習指導要領が約10年ごとに改訂され、今の国語の指導内容は、はるか昔に指導されていたものとはずいぶん異なってきています。
 3学期に入り、6年生は「ものの見方を広げよう 『鳥獣戯画』を読む」という学習をしています。『鳥獣戯画』のそれぞれの絵に対する筆者の見たことや考えたことが、本文にどのように書かれているのかをまず学習しました。次に、学んだことを生かして、「この絵、私はこう見る」という学習を行っています。実際にいろいろな絵を見て、その絵から得た情報を基に、自分が感じたことや考えたことを書く学習です。
 教科書では、フランスの画家 アンリ・ルソーの「猿のいる熱帯の森」の絵が提示されています。授業では、他に先生が用意した3枚の絵を含めて、4種類の絵の中から1つを選んで学習していました。まずは、絵からどんなものが描かれているかを付箋に書き出していきます。次に、その事実から自分はどんなことを考えたかを文章にするとともに、作文全体の構成をまとめていきます。芸術家が描いたすてきな絵を選んだものの、そこから何を感じ取り、どう表現していくか・・・大人でも筆が進まない学習ではないでしょうか。(写真上)
 12月に、世界の15歳を対象に3年ごとに行っている学習到達度調査(PISA)で、日本の「読解力」の平均点が大きく下がったという報道がありました。PISAの求める読解力とは、単に正確に文章を読み取るだけでなく、「自分の考えを根拠を示しながら説明する自由記述」も含まれています。毎年6年生が4月に行っている全国学力学習状況調査でも、自分の考えをまとめて書く問題が出題されています。来年度から、外国語やプログラミング教育が小学校で本格実施となります。しかし、本当に今一番子ども達に身につけさせたい力は、自分の考えを書いたり話したりする力ではないでしょうか。
 4年生は、理科の時間に「星の動き」の学習をしています。時間が経つと、星座の位置や星の並び方がどのようになるのかを調べていきます。当然、星は夜しか見ることができないので、家庭での協力をお願いすることになります。冬の代表的な星座として「オリオン座」に注目させるため、家の近くで南側の空が見渡せる場所を観察場所にしてください。今の時期だと、7〜8時頃に南東の空に見えるはずです。1〜2時間後に同じ場所に出て、オリオン座の見える位置と星の並び方がどうなったか(変わったか、変わらなかったか)を調べます。
 今日の授業では、透明シートにオリオン座の星の並びを修正液の白を使って書き写していました。これを観察用のシートとして使って調べてくることになります。(写真中)
 12月の星空観察会(PTAおやじの会主催)では、校庭からたくさんの星が見えました。外に出てすぐには見えません。しばらく空を見上げて目を慣らしていくと見えてきます。冬は空気が澄んでいるので、比較的観察しやすいと思います。(その代わり寒いです。)
 元旦〜2日にかけて、今年も伊豆の下田に行ってきました。真っ暗な空には、無数の星が見えてとてもきれいでした。東京の空も、一斉に電気を消してもらったら、どんなにきれいな星がたくさん見えることでしょう。
 明日は、卒業記念もちつき大会があります。地域やPTAの方々のご協力で、もちつきを見学(6年生は体験)し、お汁粉を味わいます。(参加するのは、4年生以上です。)
 毎年5年生は、前日にもち米を洗う係になっています。すでに先日、田植え体験と稲刈り体験でお世話になった川島町の島村農園さんから、もち米が30kg届きました。クラスで10kgずつ担当し、研いだもち米は一晩水につけておきました。
 米研ぎは、冷たい水で行わなければなりません。中には、とてもいい手つきで米研ぎをしている子がいました。聞いてみると、家でもよくお手伝いをしてお米を研いでいるそうです。(写真下)

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