「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月16日(木)

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 1校時に、国語と音楽の授業観察がありました。
 まず、4年1組の国語の授業を参観しました。早めに教室に入ったら、朝の会の最中でした。ちょうど1分間スピーチが始まるところでした。「先生への提案」というテーマで、自分の意見をしっかりと話していてとても立派でした。毎朝、クラスの子が順番にスピーチをしているのでしょう。年間を通じて何度かこういう経験をさせていくことは、子どもの話す力を育てます。
 国語の学習は、「詩を書こう」という単元で、自分の書いた詩を紹介し合う授業でした。教科書の直前の単元「詩を楽しもう」では、工藤 直子さんの書いた「のはらうた」の詩を読み味わってきました。「のはらうた」は、野原の動物や植物、自然の事物などになりきって書かれた詩で、教科書に載っている詩以外にもたくさんの作品があります。4年生の廊下には、「のはらうた」の本が何冊か置いてありました。
 子ども達は、動物や植物などになった視点で書いた詩をすでにいくつか作ってありました。今日は、その詩に紹介文をつけて、友達と交流するという学習でした。先生が書き方を示した後、一斉にノートに自分の詩を紹介する文章を書き始めました。
 どの学習もそうですが、先生が「さあ、書いてみましょう。」と言って、すぐに書き始める子もいれば、なかなか鉛筆が進まない子もいます。担任の先生は教室中を回り、そんな子どもの様子を探りながら声をかけていきます。これは、「机間指導」という教員にとって大切な指導技術の一つです。いわゆる「個別の支援・指導」の場であり、誰にどの程度支援をしてあげたらよいかは、担任の先生が一番よく把握しています。(写真上)
 1校時の後半は音楽室に行き、5年3組の授業を参観しました。5年生の音楽は、卒業関係の行事に向けた合奏や歌の練習を中心に学習しています。まず、「威風堂々」のリコーダー合奏を練習していました。この曲は、来月末の「6年生を送る会」で、6年生が退場する時の音楽として演奏します。また、3月の卒業式でも、6年生が退場する時に演奏することになっています。ということは、5年生全員がしっかりリコーダー演奏をマスターしておかなければなりません。(写真中)
 次に、パッヘルベルの「カノン」のリコーダー練習にも取り組みました。卒業式で、6年生が入場する時に演奏する予定です。「カノン」は、同じ旋律をずらして開始していく「旋律の追いかけっこ」が魅力的な曲です。きれいなリコーダーアンサンブルになるように練習していきます。
 有名な曲なので、子ども達はCDを聴いてすぐに反応していました。中には、「お風呂が沸いた時の曲だ」と言っている子がいましたが、それくらい様々なところで使われている曲です。
 4校時に、2年1組でカッターを使った図工の授業がありました。2年生は、図工の時間に「カッターナイフタワー」という作品に取り組んでいきます。今日は、その前段階として、カッターの使い方についての学習をしました。(写真下)
 カッターナイフを使うのは、小学校では2年生が最初です。家庭でも持たせていないところが多いでしょうから、どの子も初めての経験だったと思います。まず、カッターの仕組みや安全面の指導をしっかり行っていました。そして、カッターで紙を切る時は、「ねかせて」「チクッ」「ひじでスー」の3段階で教えていました。
 カッターでうまく紙を切ることができない子の多くは、鉛筆のようにカッターを立ててしまうところが原因です。まずは、カッターの刃が紙に当たる角度を小さくすることが大切です。次の「チクッ」は、紙にしっかりカッターの刃を入れることを表現しています。色画用紙を切るので、しっかり力を入れてカッターの刃が入るようにします。最後の「ひじでスー」は、カッターの刃の角度を変えずに手前側に引いて切り込みを入れることを言っています。チクッとか、スーという「オノマトペ」を使った指導は、子どもにとても伝わりやすいものです。
 今日はカッターナイフの練習でしたが、次回の図工の時間からは作品づくりになります。カッターならではの、きれいな切り口を生かした作品になるように指導していきます。

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