1月28日(火) その2「やぶれ障子」という言葉が出てきますが、今は家に障子がないところが多く、知らない子がほとんどなのではないでしょうか。やぶれた穴からたぬきの目がのぞいているだけでなく、月明かりで障子にその影が映っているというところも、障子紙がどういうものかを知らないと分からないものです。 授業では、子ども達に場面の様子が伝わりやすいように、先生手作りの糸車と障子(やぶれた穴ありのもの)を用意して学習していました。たぬき役の子が障子の穴から糸車を回すおかみさんを見つめます。おかみさん役は、糸車を回して糸をつむぎながら、たぬきが見ていることに気づき、吹き出しそうに笑いをこらえます。(写真上) こういう動作化は、1年生にとってとても分かりやすく、また興味を引く展開になります。 5校時は、4年3組の授業観察に行きました。道徳の「ちょっと待ってよ」という「公正・公平」について考える授業でした。(写真下) ・・・長なわ大会に向けて、クラスで練習をしていました。男の子の一人がなわに引っかかると、「ドンマイ」と声がかかりました。しかし、女の子が足になわをひっかけると、「なんだよ。しっかりしろよ。」という声が聞こえました。・・・普段の学校生活で、よく見かける光景です。 資料の後段には、別の場面があります。・・・グループで調べ学習の発表資料を作っている時のことでした。人差し指をつき指して包帯を巻いている子が、「のり付けならできるから手伝うよ。」と言ったところ、「その指だときれいに貼れないから見ていてくれたらいいよ。」と友達に言われました。他の子も「作業が遅れるといけないし、見ていてね。」と言いました。・・・こういうこともよくありそうです。一見、包帯を巻いているからという思いやりの気持ちで…ともとれそうですが、相手の思いをくみ取っていないということが教科書の文面からうかがえます。言われた側の気持ちを考えて行動することが大切であり、それが公正・公平な立場につながります。 明日から5年生の下田移動教室が始まります。先週から毎日、何度も天気予報をチェックしてきました。最近になって予報が好転し、気持ちよく移動教室に行けそうです。 |
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