「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月5日(水) その1

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 今日は、様々な学級の授業観察がありました。
 1校時は、5年3組の授業観察を行いました。理科室で「もののとけ方」の授業を見ました。溶けきれなくなった飽和状態のホウ酸水をろ紙でこし、出てきた水溶液にホウ酸が溶けているのかを調べる実験を行いました。
 実験は、2通りあります。一つは、蒸発皿に数滴とって熱することで、ホウ酸が出てくるかどうかを調べます。火を使う実験なので、安全面の指導をしっかり行ってから始まりました。ガスコンロを点火すると、すぐに水分が蒸発し始め、白い粉が出てきました。蒸発皿にホウ酸が残ったことから、ろ過した液にホウ酸が含まれていたことが分かりました。(写真上)
 もう一つの実験は、ろ過した液を冷やす方法です。ホウ酸は、水温が高いとたくさん溶け、水温が低くなるほど溶けにくい性質があります。そのため、水温を下げることで結晶を取り出すことができます。氷水に食塩を混ぜることで、ろ液をかなり低くして様子を見ました。しかし・・・低温ではあまり飽和状態に差がないため、なかなかはっきりとした結果が得られませんでした。あるいは、子ども達が作ったホウ酸水が、十分飽和状態になっていなかったということも考えられます。(理科では、こういうこともあります。)
 ところで、5年生の教科書に「資料」として、塩づくりの方法が紹介されています。日本の伝統的な塩づくりの方法として、海水から塩を取り出す石川県珠洲市の塩田の写真が載っています。だいぶ昔のことですが、旅行でこの場所を訪れたことがあります。海水を砂の上にまいて塩の結晶をつくり、徐々に濃い食塩水にして煮詰めていく様子を見た記憶があります。
 3校時は、けやきルームの個別指導の様子を見に行きました。教育アドバイザーの先生が来て、新規採用教員の指導を行う授業にもなっていました。
 授業では、いくつかのプログラムを組み、指導する子どもの実態に即した内容が考えられていました。その一つとして、節分の時期に合わせた指導が行われていました。5色の鬼を提示し、自分の心の中の鬼はどれかを考えさせる内容です。(写真下)
 欲深い鬼、怒りっぽい鬼、だらだら怠け者の鬼、疑い深い鬼、過去にとらわれて進めない鬼が、赤・青・緑・黒・黄色の5色の鬼に相当するそうです。自分だったら何色かなと考えさせられてしまいました。

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