2月5日(水) その2子ども達は、日常的にやかんなどで、「お湯が沸く」ということはよく目にしています。しかし、そのやかんの中のお湯が、どのような変化を遂げて「沸く(沸騰する)」状態になるのかということまでは分かっていません。そこで、ビーカーを使い、水が温まっていく様子や沸騰に至るまでの様子をじっくりと観察させる実験を行いました。(写真上) 実験が始まりコンロの火をつけると、「小さな泡が出てきた」とか、「湯気が出てきた」というように、刻々とビーカー内のお湯の変化に気がつきます。子ども達は、ビーカーの中の変化を逃すまいと、目を大きく開けて見続けていました。 温められたお湯から出てくる白い湯気(水蒸気と湯気は違います)の正体は何だろう? ビーカーの底から出てくる泡の正体は何だろう? ・・・いろいろな気づきが生じます。4年生の理科では、そんな水の状態変化から、科学的な見方・考え方を深めていきます。 5校時は、2か所の授業を半分ずつ授業観察に行きました。前半は、6年1組の国語の授業を見ました。漢字の学習単元で、「カンジー博士の山登り」という教材でした。光村図書の国語の教科書には、どの学年もこの「カンジー博士」が出てきます。(漢字博士=カンジー博士という、単純明快な命名ではありますが…)漢字の読み方や使い方、送り仮名についての問題が載っていて、漢字辞典を使って調べながら学習していました。(写真中) 「務める・勤める・努める」や、「収める・納める・修める」の使い分けを考える問題がありました。使われる文章全体の意味を考えて、正しい漢字を選ばなければなりません。同音異義語は、日本語ならではの難しい部分です。 後半は、けやきルームの個別指導の部屋に行きました。先生と児童とが1対1で授業が行われていました。本の読み聞かせをした後、読むトレーニング(まぎらわしい言葉の並びを正しく読む)や、視知覚トレーニング(迷路を鉛筆でたどり、通過した番号を書き出す)などに取り組んでいました。(写真下) けやきルームでは、一人一人の課題に合ったプログラムを考えるとともに、与える教材も個々の実態に即したものが選ばれています。 |
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